通常、アウトが下がればスタートを上げるのが一般的だが、ゲージが完成していないために、命釘を開いても回らないことがある。
「スタートには下限と上限のスタート帯がある。これ以上回しすぎても稼働アップにつながらないスタートとこれ以上スタートを落とすと客が離れるスタートで、体感スタートがよければ、低いスタートでもお客さんは違和感がない。低いスタートでも使えるとそこに利益が生まれてくる」
釘で利益を出すにはいかに低いスタート帯でお客をつけるかがポイントになる。そんなことは頭では分かっているが、実際に出来ているホールは少ない。
「渡りの角度も3度4度と変えていかなければ細かい調整はできない。スタートを5.6回から6回に開けるのは効果があるが、5.6回を5.7回に上げるのは無駄な開け方。投資するなら6回。ただ、6回をずっと使っていたら、お客さんの感覚は5.6回になってしまう。スタートの上げ下げは常にやらないと効果はない」
釘コンサルから見ると、ホール営業の根幹となるスタートをシビアに考えているホールは圧倒的に少ない。利益を取るのは下限スタートのチャレンジである。その時は自分がカネを使いたくなるスタートかどうかを念頭に挑戦することはいうまでもない。
低いスタート帯で客を育てることがホール営業の肝である。
「実は一番ごまかしができるのはスタート。つまり体感スタートを上げること。よく回っているように錯覚する台の作り方がある。ここにこだわりを持つこと。命は小さいほどスタートが安定する。T1YもBAもしかり。釘幅が広いと色々なところに落ちる。スタート回数と釘幅はお客さんの期待を残しつつ…半端な釘の技術ではできないが、釘を叩くことは難しいことではない。上下左右のズレを直す。それができたら営業のアドバンテージが取れる」
客の立場になれば、スタートの安心感と期待感があれば、もう500円、もう500円、と使って稼働が上がっていく。ただし、下限スタートを把握していないとすべてが帳消しになる。
閉めれば確実にスタートが落ちるゲージになっていれば利益が取れる。
「スロットの設定のように1台ずつスタートを設定して、次の日にどう変えるかを考える。これがポイント。コンピュータから出る集計データではなく、瞬間データを把握することがお客さんに近づくポイント。そこまでやれば強い会社になる」
釘で利益を上げる方法はある。頭では分かっていてもそれが実行できていないのが現実である。
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