異業種交流会の忘年会が開かれた。小売業や土木、飲食、サービス業の人たちの中に、パチンコ業界関係者は全体の10%余り。
どの業界も暗い話題ばかりの忘年会だった。
デパートのバイヤーの鈴木さん(仮名)は、早期退職制度に応じた。
退職金は通常より1400万円アップなので応じたらしい。
昔のデパート業界は、何をやっても売れた、という。催事企画の時代も終焉を迎え、デパートそのもののあり方が変った、と嘆く。
鈴木さんは50代。今の業界の変革に頭がついていかない、という。
飲食業界も美味しい食事の提供だけでは生き残れない。料理の素材にこだわらなければいけない。
アパレル業界ではバーゲンでも売れないブランドが増えた。その分、イトーヨーカドーのPBブランドやユニクロに流れているらしい。
忘年会とは言いながら、勉強会の延長になったのは、昨今の経済の厳しさからだろう。
この忘年会で出たパチンコ関係の話を書く。
①パチンコをする人もしない人も、ホールが機械価格高騰に悩んでいることは知らない。
②パチンコ台が1台35万円~40万円に一同驚く。
③パチンコ業界は全て景気が良いと思っている人が多数。
④そんなにパチンコ台が高いのなら、ホールが買わなければいいだろう!と思う人も多い。
⑤パチンコ台の高騰が苦しいといいながら、なぜホール組合が放置していたのか?との疑問。
⑥糞台が増えたと嘆くパチンコ業界人に「買わなければいいだけ!」と一刀両断する小売業界人。
⑦その糞台を開発した人を非難したら「俺らの業界(家電販売)では笑われるよ」と話す量販店マネージャー。
⑧生活物資を販売する業界でさえ苦境に立たされているのだから「パチンコ業界はこれからが勝負」と話す小売関係者。
この話を元に後日寄稿する。
他業界からは、メーカーが発売した台を「糞台」と言うパチンコ業界人が不思議に映るらしい。
なぜホール業界が、機械代金の高騰を容認したのか?と質問をしてくる者も多い。
業界の常識が世間の非常識であることを改めて感じさせられたパチンコ関係者たちだった。
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