両替所のオヤジを「宣伝媒体にしちゃおう!」と考えた小生。
悪く言えば放送局のオヤジを利用してしまおう、と思い立った。
手始めに暇があれば、オヤジと世間話をする様にした。
その会話にこんな話を混ぜる。
「いや~来月は本部の許可をとったから、1カ月はバンバン出しますよ!交換所が忙しくなるけれどヨロシクね!」
てな具合である。
その他にも「『フィーバー◯△◇』を来週からテコ入れする様に本部から言われたんだ」(もちろん作り話)。
そう言ったら本当に出した!
フィーバーパワフルは、1カ月に亘り15.2割(40玉交換だから16割が損益分岐)。
パワフルは20台あったのだが、常に満席。夕方や土日は順番待ちができる。
こうやっても店全体では、1カ月の通しては13.8割営業。
理由は無駄出しをしない。
各機種を3日スパンで計画的に出した。
パワフル以外はズルズル出さない。あくまでも計画的に。
何故パワフルを1カ月高割にしたのか?
それはお客様が望んでいたから。
少々話が逸れるが一番効果的なイベントは、お客様の望む機種を出すことだと思う。
だからイベントが下手なホールを見るとこの点が一番目につく。
お客様が望ん出ない機種の釘を開けても、稼働がないホールがあるように。
話を戻す。
お客様の動向を見ながら、両替所のオヤジにこちらから情報を流す。
すると、オヤジは常連客に「店長が来週は◯△◇を出すって話していたよ」と放送してくれる。
それを繰り返せば、客足も増える。
しかも、戦略的に情報を流す。
地域下位店舗が、土日は地域1番店になるのに、半年もかからなかった。
客足が増えれば、自然に特殊景品交換のお客様も増える。
割数を規定割りに落ち着かせても、お客様が増えているから、両替所のオヤジはホールが出していると勘違いする。
この時に、口コミや噂話の恐ろしさと有効性を痛感した(この口コミについては後日、関連の寄稿を予定)。
このかけ引きを繰り返し、情報操作をすれば、自然と出す店とお客様も思ってくれる。
結果、半年が経過した後の半年間は、入れ替えゼロで売上・稼働を落とすことはなかった。
もちろんその間は、様々な方策を施した。
その話は別のシリーズでお知らする。
さて、このシリーズ③で書いた特殊景品交換所での接客内容の改善の件は、ホール店長として、越権行為だといわれている。
このシリーズは毎回全ての内容が絡み合い、最終的には業界へ大きな提言としたい。
つづく
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今まで書けないでいた提案その④
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