パチンコ日報

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マクドナルド最終報告・・・負けるが勝ちと言う法則

該当店舗の店長さんからケータイに電話が入り、マクドナルド本社の意向を聞いた。



その内容は前編でお伝えした速報である。



簡単な話の流れは次の通り。



マクドナルドのお客様サービス室のフリーダイヤルへ電話をかけて、その対応に疑問をもった。



友人知人のアドバイスもあり、早速該当店舗へ直ぐに戻り、管理職Aさん(店長の下)に事情を話した。



Aさんはなかなかの好青年。受け答えの姿勢や言葉遣いは100点満点。笑顔も姿勢も非の打ち所がない。



ここでAさんの詳しい対応は、Aさんに迷惑がかかるといけないので公表は控える。



お客様サービス室の対応についての、本社の見解を求めることにした。Aさんは後ほど連絡しますと約束。



1時間後にAさんから電話が入る。



「通話記録が本社にない!」と回答してきた。



直後店舗でAさんと会うことに。



Aさんも通話記録がないと返答した本社の対応に、私と一緒に疑問を抱いてくれた。



その場で私は、なぜ通話記録がないのか、また他の点について、文章で回答を求めた。



Aさんはそれを本社へ伝えることを約束。



その後、中4日間=足掛け5日、なんの連絡のない。



そこで該当店舗へ電話してみた。対応に出てくれたのは、店長さん。



店長さんはAさんから事情を聞いていたのだが、もう一度説明をする。



その店長さんもとても親切な電話対応。



店長さんも、本社に確認すると約束してくれ、その後電話が入る。



録音記録はみつかったと報告された。



その経緯とお客様サービス室の対応について、見解を求めると「文章では出せない」という。



またこちらから電話で問い合わせた。



1~2時間で返答してきたのだが、何故、中4日間も音信普通であったか、それも聞いて見た。



店長さんからは明快な返答を得られず。



またしても該当店舗へ出向く私。電話では埒が明かない。



店長から「お客様の知りたいことをお聞きになりたいのなら、本社へ電話して欲しい」。



これが本社からの見解だとハッキリ言われる。



私は「それはおかしいでしょう。通話記録がないと返答してきて、その経緯を聞きたいと希望したら、お客に電話して来い!ではスジが違うでしょう。通話記録をよく探さないで、通話記録がないと返事してきた本社の姿勢が問題ではないのですか? それが今度はありましたとの返事に変った。私に非はありますか? 非のないお客様に電話して来いとはあきれます」



店長さん(申し訳なさそうに)「それが本社からの伝言で、お客様に直接連絡をしない方針とのことで・・・誠に申し訳ありません」。



この事情を、友人のマクドナルドのある管理者へ話すと「驚愕!」しました。



またある知人は、マクドナルドの社長が知り合いだから「面通しするよ」と言ってくれました。



友人知人は、「お前の話は正しい」から社長さんにこの問題を話せ!と言われ、ここ数日考えました。



その結論。



これで終わりにします。



この先、この問題を表面化させても、私がマクドナルドに行かなければいいだけのことです。



実際、あれからマクドナルドに行ってませんし、食べたいとも思わなくなりました。



表面化させて向こうの担当者の反感をかった場合、先方は私の電話番号を知っている。ないとは思うけれど、無言電話攻撃をされたら叶わない。



それと、今、私が使っている電話は、ある企業との取引用の番号なので後でやっかいになっても困る。



(私は昔は携帯電話をもっていたのですが、今は基本的にもっていないのです)



負けるが勝ちと言うことばがあります。



何も得るものがない場合、これが一番だと思います。



私がマクドナルドへ行かなくなっても、マクドナルドには何の影響もありません。



マクドナルドへ通い始めて約40年。



銀座1号店の開店にも行きました。父の勤務先があの大手広告代理店。1号店の近くに会社がありました。その関係で何回も通いました。



また、日本のマクドナルドの創業者「藤田田(ふじたでん)さん」とも2回ほどお会いしたこともありました。



現在は資本が変ってますが、藤田社長が所有していた「藤田田商店」がマクドナルドの親会社だったんですよ。



あの時にお話した藤田さんが今回のことをあの世で見ていたらどうおもうのか。藤田さんが亡くなってから5年くらい経つかな…



パチンコ日報でこの件を報告した理由。



それは皆さんのホールから去ったお客様の気持ちをもう一度考えてみて欲しいからです。



お客様が離れる時ひとつの例、現実を私は実体験したのでした。









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AMラジオとパチンコ

普段の昼間はAMラジオ(ABC)を聴いている。



その番宣で知ったのが11月15日に万博公園で開かれたABCラジオまつりだ。家からも近いので出かけてみた。



このイベントではいつも聴いているだけのパーソナリティーに直接会えるだけでなく、多彩なイベントが開かれているABCの定番イベント。



普段は公園へ入場するのに250円必要だが、この日は無料開放。



主催者側の発表によるとこの日は4万1000人の来場者があった、という。



で、びっくりしたのが会場に詰め掛けた人の年代層。AMラジオのリスナーが主体になるのだが、中心世代は団塊世代オーバー。



10代、20代の姿はほとんどいない。



ABCラジオには大遊協が遊パチキャンペーンのコマーシャルを流しているのだが、このラジオまつりにも協賛していて、遊パチを体験できるブースを出していた。

青年部のメンバーが遊べるパチンコをアピールしていた。



ふと、AMラジオとパチンコの中心的客層の年代がかぶることに気づいた。若者が聴くならAMラジオよりもFMラジオだろう。FMで育った若者が年を取ってAMラジオを聴いたりするんだろうか?



若者が育たない産業に未来はないのと一緒で、還暦オーバー世代に支えられていることの脆弱性に一抹の不安を覚えた。



1円パチンコは昔パチンコをやったことのある人に、手軽に安く遊べるようになったパチンコをもう一度体験してもらう狙いがあったが、止めた人をもう一度振り向かせても先細るばかり。



若者がパチンコをしないことには、パチンコはゲートボール(老後の暇つぶし)になってしまうのも時間の問題。



若者を取り込むことを考えることが業界の最優先課題だろう。パチンコに勝つことを必死に研究もしない年寄りに支えられていることに甘んじていては業界の未来はない。



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褒めることがビジネスに

人を育てることが遅れているパチンコ業界で参考になりそうな番組をNHKで放送していた。



いま、会社で「褒めること」がブームになっている、という。



その背景にはアメリカ型の成果主義が行き詰ったことなどが挙げられる。そもそも終身雇用制が崩壊し、アメリカ型のトップダウン経営を導入して日本はおかしくなった。



トップダウン型ではノルマが達成できたかどうかだけが評価対象になり、できなければ叱られる。仕事はやらされるものとなり、仕事することが楽しくなくなる。



終身雇用制時代の日本の企業は、ボトムアップ型で、サラリーマンは仕事に遣り甲斐を持って働いていた。



これだけ世の中が不況で閉塞感が漂うと、ちょっとした褒め言葉が励みになり、ポジティブになれる。



こういうご時世で生まれたのが褒めることを専門にする会社だ。



どういうことかというと、これは覆面調査会社なのだが、たとえば、依頼された飲食店に覆面調査にでかける。もちろん、店員はその客が覆面調査員であることは知らない。



調査員が店員に「この刺身は何切れあるの?」と聞いたところ店員は即座に答えられなかった。普通ならこれは減点対象となるが、店員はすぐさま調理場へ走り、聞いてきた。



この調査会社はすぐに聞きに行ったことを逆に褒める。



店員のダメなところをあら捜しするのではなく、笑顔がよかったとか、あいさつが元気だったとか褒めるところを見つけて報告書を作成する。



A4で22ページの報告書の最後に「料理が出るスピードが遅い」と欠点を指摘した。



店員は褒められる報告書を読んでいるので、気持ちがいいから、料理が遅いことに対するアイデアをスタッフ同士で練ることができた。



その結果、生まれたのがスピードメニューの開発である。



褒められるとやる気が出て、頑張れる、ということで、褒める覆面調査の結果、売り上げが2割アップした、という。



褒められる効果をMRIで科学的にも立証している。



褒められると脳の中心部で線条体が活発化することが分かった。これは金銭をもらうときと一緒の反応で、金銭と褒められることは他者から認められることであり、集団でしか生きられない人間には重要なことなのだ。



あるクレジット会社では褒めあいカードを作って、同僚を褒めている。



見たことを褒めてカードに書くわけだ。



なぜ、そんなことをはじめたのか?



この会社は社員、契約社員、アルバイトと立場がバラバラで職場に一体感がなく、見てみない振りをしたり、一人一人が孤立して離職率も高かったため、定着率をよくするために褒めあいカードを導入した。



褒めるためには、褒める材料を探さなければいけないので、互いが理解するようになる。その結果、一体感が生まれ、助け合うことが当たり前になりその帰結として離職率も下がった。



褒めるためには相手をしっかり見ていないといけない。



褒めることは「認められること」でこれが一番重要なポイントである。



ただ、褒めるばかりではダメで5つ褒めて1つ叱る5対1理論が必要になる。



人間は認められて、褒められて、報酬がもらえると潜在的能力も含めて最大限の力を発揮する。



お金だけではない、ということだ。



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パチンコ業界雑感シリーズNo6 「今まで書けないでいた提案①」

シリーズNo.3~No.5で書いた内容の続編である。



実はこれから書く内容の一部をある所で話したら、大変な目に遭ったことがある。



今回はそれをある程度、丸く書こうと思う。



その内容に迫る前に、私の経験談を書きたいのでご高覧願いたい。



私が某県N市で店長をしていたころに起きたことだ。



40玉交換店。土日の目標割は13.3割(平日は13.8割)。



当時の機械は、釘調整でそれなりの割が調整出来ていたのだが、どうしても出ない時もあれば、出ちゃったこともあった。



ある日、衝撃的な(大袈裟かなこの言い方)事実が判明した。



両替所のオヤジが、今日のホールの出玉の情報を漏らしていたのだ。情報は当たっている時もあれば、ハズレている時もあった。



両替所のオヤジは、その日の両替金額で出玉率を予測して、常連客の一部にその情報を流していたのだ。



駅前店舗だったので、夕方からお客様は増える。



あるお客様は店舗に入る前に、今日の出具合を両替所のオヤジに聞くのだ。



オヤジの予測は「当たる」と評判になっていた。



この事実が判明したのは、私がN店に赴任してから1カ月目。



私は転勤の際、直後に様々な調査をして店舗を把握するから判明した次第だ。



こんな事があれば、機械基盤の波が全体的に悪い日は、それに輪をかけて来客数が減る。



前任の店長はチェーン店で5本の指に入るベテランだったのに、店舗の成績は地域7番目。



駐車場は駅前(徒歩5分)なのに150台もあった。



お客様の動向を駐車場から観察していた際に、不思議な光景を何度か目撃した。



お客様が店舗に入る前に両替所に顔を出している。



また一部のお客様は、両替所のオヤジに端玉で獲得したお菓子やタバコを差し出している。



そんな動向観察から情報漏えいの事実が判明した。



このときに痛感したのは、お客様の「口コミ」の有効性と恐ろしさである。



次回からその話とNo.3~No.5に関連した話をしていこうと思う。



続編は後日掲載。しばらくお待ちください。



つづく



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パチンコ業界雑感シリーズNo.5

Q 1日に1万円使ってくれるお客様を1日につき1人づつ増やすと、1年後の年商はいくら増加していますか?



パチンコ店で1日に1万円を使うお客様を1日に1人ずつ増やすと、365日目は365万円の売りがアップしている訳になります。



計算式は以下のようになります。

1+2+3・・・・+y-1+y=(1+y)×y÷2=答え・・・yはこの場合は日数(365日)



(365+1)×365÷2=66795



答えは6億6795万円



商売とはこうやって地道にお客様を一人、一人また一人と増やす方法が堅実です。しかし、大型店舗展開で小売業もパチンコもその手法を忘れています。



それを理解していないコンサルが、新台の地域最速大量導入を勧め、新台入れ替えばかりに力を注ぐようになったのです。



その甘言に感化されたオーナーの中には、金を生んでくれるのは機械とばかりに、機械には金を惜しまず、従業員を疎かにするようになったのです。



この計算式が適用できる店舗は限られるでしょう。1年後には日売り365万円のアップになるのですが、1日1500万円や3000万円を売り上げる店舗なら可能な数字でしょう。



しかし、500万円以下の店舗では難しい。



店舗の環境(地域人口や競合店舗)などによって大きく変るため、この見極めをコンサルが出来るか出来ないかです。



デキの悪いコンサルは、業績回復見込みのある店舗だけを請け負います。見込み薄の店舗は請け負わないか、請け負っても業績が上がらない場合の予防線を張って責任を回避します。



だからコンサルを見極めるには、ホール側の上記の様なお客様を増やす感覚が必要だと感じます。



その感覚が自店の方針に合うかどうかです。



東京のチェーン管理職と私の会話。



私が「地方のホールオーナーの一部には、ホール経営に熱が入らなくなり、廃業か身売りを検討している」というと、



管理職は「そんなことでは駄目ですよ。せいいっぱい死に物狂いでやらないと。そこまでやれば何とかなりますよ」と切り返してきました。



管理職の発言は、東京だから通用するのです。



地方ではそこまでやっても土砂降りの雨の様に、どうにもならないケースがあるものです。



そんな地域のホールは、藁にもすがる思いでコンサルに頼るのですが、中にはコンサルにも頼る金が無いホールもあります。



これからのホール経営は、今まで以上に二極化され、地道にお客様を増やす手法をとるホールが増えるでしょう。



つづく





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