通常、盤面の傾斜角度は4分5厘です。
等価営業ではスタートのヘソ釘がどうしても小さくなります。従って締めシロがないために、傾斜を3分5厘に起こす方法があります。
それによって玉がベニヤ面を走らず、ガラス面側を走って早く玉が落ちることにより、釘へ玉の絡みが少なくなり、ヘソ釘を開けられる、という考え方があります。
PKCグループでは、傾斜角度は基本的には4分5厘と定め、傾斜を起こすことはしません。
玉はなるべくベニヤ面を通るように、玉の落下スピードを緩め、盤面上の玉の滞留時間を長くする工夫によって、より多くの玉が盤面で踊っているように見せる釘調整が基本だと考えています。
釘の角度については、PKCグループは釘の角度についてはあまり意識していません。
技術を磨き、訓練を重ねることで、自然と目で判断できるようになってきます。1本1本の釘の角度を測っていたらとてつもない時間を浪費してしまいます。
現在、角度ゲージを使って釘調整をしている人が多い関係上、伝達手段として角度ゲージを使うのであれば相手に伝えやすいということです。
でも、どうしても角度にこだわりたいのであれば、風車上釘の内側釘の角度やスタート誘導釘の左上釘の角度などのポイント釘の角度を取ればいいのであって、全体的にはあまり必要ではありません。
抽象的な表現ですが、全体的な釘の流れを見られる技術があれば、はるかに素晴らしい釘ができるものです。
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等価営業における傾斜角度とは
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