取引先の経営悪化で不渡り手形を掴みそうな会社がある。その額は6000万円。この土日は連鎖倒産を防ぐために奔走していた。
そしたら、神様はいた! いやキリスト様はいた!
とあるホールオーナー(キリスト教信者)が、救済を約束してくれたのだ。
守秘義務があるので詳細は書けないが、多角化を目指すホールの傘下へこの会社が入る可能性が高くなった。
もちろん、無条件ではない。役員が経営責任を取る他、損金発生時の相応の負担だ。
先日のエントリーで、リゾートホテル開業の紹介があった。そのホテルはホール企業の関連会社だという。
業績がいいホール企業は、この不況でも金があると言うことだ。
救済を約束してくれたホールオーナーも「内部留保が10億単位であるから、当社はこの不況でも大丈夫」と胸を張る。
この20年間のパチンコ景気で、無駄遣いをしないで、金や資産を貯めてきた、とう。スロットのストック機全盛時やMAX機全盛時にも、相当な利益を上げていたようだ。
無理な拡大路線を取らず、地道にやってきた結果でもある。
ホールオーナーによれば、金を持っているホール企業は、まだまだあるそうだ。
金融機関の融資が止まっているパチンコ業界だが、潜在能力があるホールは角を隠しているのだろう。
そのオーナーから質問を受けた。
パチンコ日報に書いている「特殊景品交換所」と「換金合法化」の問題だ。
それについては、今後の寄稿にヒントがあるのだが、オーナーに話した一部を先に紹介したいと思う。
交換所問題のコメントを拝読すると、ボンペイ吉田さんと元店長を敵対視させたい読者が一部いる、と感じている。
私が「特殊景品交換所」の問題を提起したのは、もちろん、ボンペイ吉田さんの個人的理由ではない。この件で、ボンペイ吉田さんが不愉快な思いをしたのなら、この場を借りて私からお詫び申し上げたい。
これから始まる新シリーズは、10日前には営業1号さんの元に送信済である。
原稿送信は亀井静香内閣府特命担当大臣の「沖縄カジノ特別区構想」発言の前である。
新シリーズでは、パチンコ換金合法化とカジノ法案通過について触れている。あまりにも亀井発言のタイミングがドンピシャで少々驚いている。
あらかじめ断っておく。
新シリーズはフィクションであり、情報ソースは亀井大臣とは一切関係ない。
しかし、亀井大臣の発言は驚いた。
私は亀井大臣の支持者ではないが、この人なら何かやりそうな手ごたえを感じる。
郵便会社の株売却中止やモラトリアム法案成立でも、その存在感は鳩山総理以上にデカイ。
亀井大臣ならすぐにでも沖縄にカジノを作ってしまいそうな勢いだ。
実際、沖縄県が制作したカジノリゾートのPRパンフレットを見たことがある。立派な作りで、いつ構想が動き出して対応できる感じだ。
準備は整っている。
国内にカジノ誕生を望む業界も多い。
観光業界、航空業界、建設業界などがそれ。
日本を代表するホテルオークラが来年、マカオの大型カジノリゾート施設内にホテルオークラマカオを開業する。
情報筋によるとパチンコ換金合法化法案やカジノ合法化法案の国会提出は、まだ先の先、という声も聞こえる。
しかし、日本の経済状況は100年に1度の危機に見舞われ、今後の成長も見込めない。こういう時の打開策として税収を上げるのが、今までの世界の流れになっている。
3年ほど前にもマスコミが一斉にカジノの合法化問題を取り上げ、業界にも激震が走った。
そして、再び政財界の裏では、カジノ合法化へ向けた動きも出てきている。
その流れに乗り遅れると、パチンコ業界に換金合法化が訪れるチャンスはないかも知れない。
ある関係者の間では、幾つものケースを想定して法案と未来業界構想の青写真ができている。
亀井大臣が本気を見せたら、その動きは水を切る様に動くかも知れない。
報道各社が土日に実施した世論調査では、鳩山内閣の支持率は急落し、朝日新聞の調査ではついに50%を切った。
これは優柔不断な総理へ対する国民の不満の声だ。
私もこれほどまでに、鳩山総理がリーダーの資質を欠いた政治家だとは思わなかった。将来、亀井大臣が首相になる可能性も捨てきれない。
先日、元大物政治家の私設秘書と話す機会があった。
彼は政治家の落選で失業し、現在はあるレジャー産業の会社で事務方の仕事に就いている。
「政治は流動的な面が大きく作用するので断定はできない」と前置きした後、彼は「今後の4年が勝負」と読む。
小沢幹事長は今回の内閣の働きを見て「力不足」を感じている。これも彼の予測だが、国民新党が民主党に完全合流してくる可能性が高い、とも。
総理=小沢
幹事長=亀井
この日のために、いまから合法化法の準備が必要かも知れない。
(次回のシリーズへつづく)
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まだ潜在能力があるパチンコ業界
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