パチンコ日報

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パチンコ業界は本当に​斜陽産業なのか?

朝10時の開店に合わせて、去年新規オープンした1,000台規模の最新設備を備えたホールに5分前に到着するのが日課になっている。まだオープン前だというのに、連日長蛇の列が出来ている。



大半が2スロや5スロ、1パチに向かい、オープンと同時に2スロはほぼ満席となり、5スロや1パチも賑わっている。



確かに、4円パチンコや20スロを打つ人は少ないが、低貸は日に日に増えているように感じる。



2スロには若者が多く、カップルや友人同士で楽しそうに打っている。



1パチには定年退職を迎えたようなお年寄りの方などがパチンコを楽しんでいるように見受けられる。



5スロは出率97%だとしても、約半日の10,000枚稼働で1,500円の遊びである。2スロはこの半分以下なので、半日遊んで700円以下の遊びになる。



半日遊んで700円以下の遊びなんて、他にはなかなかありません。



こうした低貸ニーズや豪華絢爛な新規大型店の出店をみると、パチンコ業界が斜陽産業にはとても見えません。



パチンコ店舗は設備などの償却を基本的には10年以内で終わらせます。10年が経つと、支払いと言えば機械代と新しく変更した設備の支払いくらいしかなくなります。



10年経つと、よほど無謀な出店や投資がなければ、基本的には店舗は無借金経営になり、出店を止めたホール企業は支払いに追われることなく、無理に粗利を多く取る必要がなくなります。



もし、土地ごと購入しての出店なら、10年経ったら、家賃などの支払いもなく、無借金で運営できます。



自社物件で無借金経営なら粗利8%でも黒字で運営できる店舗もありますし、台粗利が一日500円あれば成り立つ店舗もあります。



5号機問題を乗り越えたホールの大半は財務内容自体決して悪くはないと思います。



実際、無借金経営の個店が低貸だけでローコスト運営して、続けられている店舗が今はたくさん存在しています。今後、ホール自体が負債がなくなり、より健全な営業に向かうと思うので、パチンコ業界の未来は明るいのではないかと思っています。







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凋落激しいK-POP

韓国の女性アイドルグループ「KARA」が日本でデビューしたのは今から4年前の2010年8月だった。第1弾シングル「ミスター」は軽快で特徴的なヒップダンスと共に、一躍アイドルスターへの階段を駆け抜け上がって行った。



同時期には少女時代、T-ARAなど韓国女性アイドルグループが相次いでデビュー。外貨を稼ぐために国策で送り込まれた彼女たちは、歌やダンスだけではなく、日本語も猛特訓して日本人ファンを獲得していった。翌年の2011年には、紅白歌合戦にも出場も果たした。



男性グループも含め韓国人アイドルグループは、K-POPとしてジャンルを確立した。国策はズバリ当たった。嗚呼それなのに、それなのに。それを自らの手でぶち壊したのが、李明博前大統領だった。



2007年に大統領に就任した当時は、大阪・平野区出身ということでパチンコ業界も大いに期待した。規制緩和を求めて就任したばかりの大統領に直談判したが、結果的には何も緩和されないままで終わった。



それどころか、任期満了を控えた2012年8月に現職大統領として、初めて竹島へ上陸したことをきっかけに、日韓関係が急速に冷え込んだのは周知の通り。



三洋がT-ARAとのコラボレーションでCRAデラックス海物語withT-ARAを発売したのは2013年2月だった。


2011年の紅白にはKARA、少女時代、東方神起の3組が紅白に出場したが、2012年はこの一件もあってか、K-POP枠はあっという間にゼロになり、2013年も枠は復活していないどころか、メディアへの露出そのものが激減している。



K-POPの凋落ぶりを垣間見るのがこの写真だ。













これはとあるスーパーでKARAの缶バッジやクリアファイルなどのグッズが2点よりどりの半額セールで50円で販売されているのだが、デッドストックは所詮、デッドストック。投げ売りしようにも誰も振り向いてもらえない状態だ。



日韓関係さえ冷え込んでいなかったらK-POPのパチンコが本格的に開発された可能性だってあったはずだが、今の状況では企画はことごとく没になっていることは、想像に難くない。



K-POPが再び日の目を見るのは、朴大統領にかかっている。





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5月病からの脱却

今年も5月病のシーズンが始まった。これは新入社員が新しい環境に馴染めず、ゴールデンウィークが終わったころから発症するもので、会社へ行きたくない、あるいは会社を辞めたくなって、うつ病になっていくケースもある。



現実と理想のギャップは必ずあるもので、新入社員は避けて通れないが、これを乗り越えないことには一人前の社会人にはなれない。



五月病にかかった息子を心配している親御さんがいる。父親はメガバンクの支店長だが、息子を甘やかせて育てたため、大学の成績はたいしたことはなく、就活で80社に蹴られ、たどり着いたのがパチンコ業界だった。



大手ホールに就職することはできたが、入社式で社長の訓示を聞いた時から、しらけきっていた。日増しに「夢も希望も持てなくなった」と辞めたがっている、という。



父親は「せっかく大学まで出したのに、ナゼ、パチンコ業界なのか」と息子を責めたが、学業を疎かにした結果でもあり、現実を認めるしかなかった。



「せっかく大学まで出したのに、パチンコ業界に入るとは…」

これは、業界が25年以上前に新卒採用を始めた当初からいわれてきたことで、25年経っても親御さんの心境は全く変わっていない。業界が右肩上がりの時代ならいざ知らず、斜陽産業とまでいわれる昨今、世間からパチンコ業界が認められ、就職先として憧れる業界にはほど遠いという現実である。



息子がパチンコ業界で働いていることは隠しているぐらいだから、こんな悩みを支店長という立場もあり、行内に相談する相手などいない。そこで人伝えに業界事情通のところへ相談の電話が入った。



25年前と今では、随分パチンコ業界は変わった。遊技機メーカーは相次いで上場を果たし、念願だったホールの上場もダイナムが香港市場で果たした。



ホールの建物も立派になり、接客サービスも随分向上して「業界は変わった」と思っているのは業界人だけで、世間の見る目は何ら進歩していない。



そこに立ちはだかる大きな壁が業界の収益構造だ。「負ける人で成り立つ」という構図は未来永劫変わらない。パチンコ業界に入って、まず、壁にぶち当たるところはこの辺りか。



自分たちが頑張ってお客さんを増やしていく、来店頻度を高めるということが、果たしてお客さんのためになっているか、という葛藤である。



日報でアンチから批判が多い、パチンコ依存症を増やすことにつながっている、としたら仕事にプライドは持てなくなる。



業界が新卒採用を始めた25年以上前から現在に至るまで、ここに蓋をしてきたから、世間がパチンコ業界を見る目が変わらないのではないだろうか。



で、父親の相談は「どうすれば、業界で胸を張って働けるようになるか」という内容だった。



この回答は業界関係者からコメントいただければ幸いだ。





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P業界はセブンイレブンの100円コーヒーに学べ

メーカーが相手にしているのは、新台を買ってもらえるホールであって、中古しか買えないホールは、販社を含めて歯牙にもかけないような一面があることも事実だった。新台を買ってもらえないのだから、営業マンもそんなホールに足を向けることはなかった。



ところが、パチンコメーカーの中にはそんな考えを改めるところも出始めてきた。メーカー、販社からすれば、新台を買ってもらえなくても弱小ホールが生き残れないようでは、将来の市場規模がますます縮小することは避けられないからだ。



「スロットメーカーは1台からでも導入できるメーカーもあります。パチンコも台数縛りを撤廃しなければメーカーも生き残れない」(大手メーカー関係者)



パチンコメーカーでも下位メーカーともなると、台数縛りを設けるところもないが、大手になると上場している関係で、どうしても利益優先になる。手っ取り早く売り上げを作るためには、台数縛りが一番簡単な方法であった。



そんなビジネスモデルも崩壊しつつある。



今から4年ほど前、こんなことがあった。鉄板といわれたビッグタイトルのエヴァンゲリオンとギンパラが相次いで大コケしたことがあった。地下ホール280台を全台エヴァで埋めたぐらい期待が高かったが、ものの見事に裏切られた。それまでにも、ビッグタイトルがコケまくっていたが、転売なども含め、ホール側にはまだ多少の余裕があったが、それも今は昔。



機械代を3割削減する大手もあり、機械選びがシビアになった。その結果、必要な機種を必要な台数しか買わなくなった。付き合いで不要なものは買わなくなった。



新台の購入台数が減れば、中古市場に流れる機械も減る、ということだ。1パチは中古機、というモデルが成り立たなくなる。大手は1番店に新台を入れ、それを2番店、3番店、と使いまわして行く。そうなると弱小ホールは、中古機ですら入れ替えができなくなる。



弱小ホールが生き残れることを考えなければいけないが、かといって販売台数は確実に減っていくので、メーカーが機械代を値上げすることはあっても、機械代の値下げに踏み切ることはまず、考えられない。



メーカーの営業会議で「弱小ホールが生き残れるようにしましょう」という正論は、少数派の意見であり、そんな声を上げようものなら、たちどころに出世に響いてしまう。しかし、そんなことを言ってはいられない状況に来ている。



メーカーはいい機械さえ出れば、下位メーカーでも一発逆転が打てるが、ホールにはそんな飛び道具はない。地道にコツコツ集客するしかない。



セブンイレブンが昨年1月から導入を開始した挽き立てドリップコーヒーが、1杯100円という低価格が受けて、ことし3月で累計4億5000万杯もの売り上げを達成した。1店舗平均1日100杯も売り上げる、超ベストセラー商品となった。



売上高はコーヒーだけで450億円だ。



売り上げから原価を引いていかなければ、粗利は出ない。豆の仕入れが8掛けとすれば、90億円、7掛けなら135億円、6掛けなら180億円、5掛けなら225億円の利益となる。



グループ会社のイトーヨーカ堂の2014年度の売上高は1兆3243億円、営業利益168億円の見通しだ。



目標とする営業利益168億円は、コーヒー豆が6掛けの場合でもイトーヨーカ堂全体の利益にを上回る。



食料品は別として、衣料品や雑貨が足を引っ張るビジネスモデルと成り下がっているのが総合スーパーの実態である。



これをパチンコ業界に置き換えると、4パチが総合スーパーで、1パチがセブンのコーヒーだ。1杯100円のコーヒーでも数を売れば、総合スーパーを凌駕するぐらいの利益を出せる。



この考え方をホールがどう取り入れるかで今後の生き残りにかかっている、ともいえる。





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真剣に新台入れ替えを考える

前回の寄稿で話題機である緑ドンVIVA2の導入を見送った店舗の後輩から、マクロスフロンティア2の導入についての相談を何度も受けました。



このお店は今年から話題機を1台ずつ導入するようになり、稼働を上げていっていて、話題機である緑ドンVIVA2を見送ったことを後悔していて、5月の話題機であるマクロスフロンティア2をなんとかして入れたいと思っている様子でした。



マクロスフロンティア2は1台だと2週遅れになるので、4台をトップ導入して、6月の蒼天の拳の時に3台を売却するのはどうかと聞かれましたが、リスクが高いので止めました。



すると、2週遅れの1台で導入しようかと相談されたのですが、新台を2週遅れで導入したら、新台としての価値が半減してしまうという持論があるので、それも止めたほうが良いと伝えました。



マクロスフロンティア2を見送ってしまうと、5月のパチスロの入れ替えは全くなくなってしまいます。



このお店で新台入れ替えを全くしなかったことが今までなかったので、不安で仕方ないということでした。1ヶ月に1台でも新台を買っていると安心するということでした。



結局、5月はマクロスフロンティア2を含めた入れ替えをしないことになりましたが、入れ替える機械がない時は入れ替えなしでいいと思います。

絶対に新台入れ替えをしなければならないというルールは存在しません。



このように強迫観念により、新台入れ替えをしているケースがあります。



新台入れ替えを減らすのは、固定概念を取り払い、勇気を持って決断するだけです。



私と出会うまでは、かなり新台頼りの営業をしていたということなのですが、話題機の新台を1台ずつだけ購入するようになり、1台40万円の重みを再確認して、真剣になぜこの台が必要なのかについて深く考えるようになり、試打や導入後の機械も真剣に打つようになったと言っています。



私はこう思うのです。



マクロスフロンティア2を1台購入するかどうかを、これだけ真剣に考えている店舗はそうはないと思います。



これだけお店のことを考えるようになった後輩のお店は、これからいろんなことが改善され、良いお店になり、繁盛するのではないかと…

いや、繁盛してほしいと願いたい。





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