パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

たかが2枚、されど2​枚

普段、新台初日に打ちにいく店舗にマクロスフロンティア2が導入されなかったので、打ったことがないお店でマクロスフロンティア2の空き台を探した。



30分くらい待ったころに、マクロスフロンティア2が空き、打ち始めた。



最初の1000円目は感じなかったが、次の2000円目に何か違和感を覚えた。



次の3000円目にコインの無くなるスピードが早いことに気づき、サンドを見てみると、1000円48枚と表示されていた。

4月から消費税が5%から8%に3%上がり、店舗側の対応も様々です。



最近のAT・ART機は暴発したりして割数が取りづらくなっていることもあり、今回の消費税アップのタイミングで、完全等価交換のお店が貸コイン1000円50枚のところを48枚に変更したお店があります。



たったの2枚ですが、1000円あたり40円になります。日売り100万円の店舗だと、1日4万円、月間30日だと120万円になります。



金額もですが、コインの枚数も1日2000枚、月間6万枚になり、総じて客滞も下がります。



この貸コイン48枚にした店舗をみると、最初は稼働は変わらなかったのですが、日にちが経つにつれ、徐々に稼働を落としいきました。お客様は最初は2枚をそれほど感じてなかったものが、意外と大きかったことに気がついたんだと思います。



たった2枚ですが、されど2枚になります。



意外にこの2枚は大きいものです。



このレート変更以外にも、1000円47枚の1枚21.27円で貸して、47枚で1000円に交換するお店もありますが、そもそも、1枚のコインが20円でも高いと思っているのに、これ以上単価を上げるのは業界として、どうなんでしょうか?



お店側が自ら単価を上げるということは、大衆娯楽という枠組みから自ら外れようとしているのでしょうか?



1000円で50枚、1枚20円がシンプルでわかりやすく、一番良いと思っています。





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ホールの休憩所の変な使われ方に要注意

ホールには至る所に監視カメラが設置されている。そのため、近隣で事件があるとホールには捜査協力依頼が来る。それを裏付けるようにホール関係者はこう話す。



「最近、警察に防犯カメラの情報提供を求められることが多いです。近辺の強盗事件(未遂も入れて)で今年に入って3件目の捜査です。きょうも日付が変わったころにました。こちらは早く終礼を終えて帰りたいのに。警察の制服を見るのが嫌になります」



このケースでは事件が起こってその犯人の足取りを捜査しているのが分かるが、別のホール関係者の場合は、事情がちょっと違う。



「いつもの所轄の生安の担当者ではなく、違う部署の刑事が来て、監視カメラの映像はどれぐらい残しているかと聞かれました。昔はビデオテープに残していましたが、今はハードディスクなので1週間から10日分までは残していますが、思わず、どうしてですか?と聞き返したぐらいです」



刑事は捜査の理由を明かすことはなかったが、後日、顔見知りの生安の担当官にことの次第を話した。すると、意外なことが明らかになってきた。



それは覚せい剤の売買がホールで行われている、という驚愕の事実だった。



都内では覚せい剤の売買が見つからないようにコインロッカーを使うケースがあった。コインロッカーに大麻や覚せい剤を入れて、現金と引き換えにカギを渡す、という手法だった。



その方法は警察犬を摘発に使うことで、使えなくなっている、という。それで新たな受け渡し場所として使われているのが、ホールの休憩室だという。



パチンコ業界でもホール企業の社長が覚せい剤で逮捕されたことは、記憶に新しいが、さらにショッキングな事件が、先般起こった。あろうことか、福岡県春日市の小学校の現役校長が覚せい剤で逮捕された。子供の手本にならなければならない教職者のトップである校長にまで覚せい剤が忍び寄っていることに、蔓延ぶりが想像できる。



話を戻すと、コインロッカーは警察犬が摘発するので、使えなくなり、新たな取引場所として売人が目を付けたのが、不特定多数が行き来するホールの休憩室だった。



最近のホールは漫画や雑誌が多数用意され、休憩室も独立した形で設けられている。警察犬の捜査も及ばないので、格好の場所になっている可能性がある。



売人も休憩室にカメラが取り付けられているかどうかの事前調査は行っていると思われるが、カメラのない独立した休憩所は要注意、ということになる。



パチンコもしないで休憩室ばかりに出入りする客にも気を配らなければならない。





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面白い機械が出ない理由は人材難にあり?

オジサンたちは「妖怪ウォッチ」なるゲームのことをどれぐらい知っているだろうか。かくいう筆者自身全く知らなかった。



これはレベルファイブから発売されているニンテンドーの3DS対応のゲームソフトで、昨年7月の販売以来累計で100万本も売り上げている。



早くも今年最大のヒットゲームになるともいわれている。その戦略は万全でコミックやテレビとのメディア連動をさせているだけでなく、バンダイから発売されている妖怪メダル(QRコード対応)とも連動している。小さい子供がいる家庭のお父さんは、1枚180円の品薄メダルを買い求めて、おもちゃ屋に並んだりしている。



嗅覚が鋭いパチンコメーカーの中には、発売されて1年も経っていない妖怪ウォッチの版権を早くも狙っている、という。



妖怪ウォッチで育った子供たちが、将来パチンコができる年齢になってのことを見込んでのことのようだが、すごい青田買いだ。妖怪コインは大人も巻き込んでいるので、将来のパチンコ予備分だけでなく、大人も巻き込めると踏んでいるようだ。



メーカーは新作アニメやゲームなどに絶えずアンテナを張っているわけだが、版権に頼るようになった背景を現役プログラマーは、こう解説する。



「かつては、パチンコメーカーは開発を丸投げしてくれるので、とてもおいしい業界でした。例えば、3億の予算をもらい、その範囲内でコストをかけないで面白いものを作れば、浮いた分が開発メーカーの儲けにもなったので、みんな頑張って開発しました。ところが、最近は予算も削られ、うま味はなくなりました」と愚痴をこぼした後でさらにこう続ける。



「プログラマーになる人は、世界を自分の手で変えたい、という夢を持っています。従って、優秀な人材はパチンコ業界を志したりはしません。パチンコのいい台が出ないのは、いい人材がいないからです。本来はプログラムでパチンコを楽しませなければいけないのですが、優秀な人材がいないから、ギミックの小手先や液晶の綺麗さに走るわけです。優秀な人材がいないから、版権ものに走るのです」と一気にまくし立てる。



これを読んだメーカーの開発からは反論も来そうだが、最近話題の映画「テルマエ・ロマン」を狙っているメーカーもあるようだ。



面白い機械が出てこない理由は人材にあるわけだ。一発ヒットすれば、その版権を焼直して、売れなくなるまで何回も使い倒すのはいい例だろう。



パチンコ・パチスロのメイン基板のCPUが8ビットのZ80を使っていることが、業界のプログラマーの高齢化を招いている。これでは優秀な人材も集まらない。





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本部の新任人事担当者の悩み

会社というのは、営利団体であって慈善団体ではない。従って、どうしても利益優先主義になる傾向は否めない。



不採算事業の打ち切りや再編は日常茶飯事だし、儲からない事業から撤退したり、赤字の店舗を閉めたりすることは当然のことと言える。



また一方、戦略的に、将来が見込める既存の赤字事業の再建に優秀な人材を投入することもあるだろうし、反対に儲かる事業に優れた人材をシフトさせ一層強化するのも営利団体としては当たり前の行為と言える。



そして、P産業でも同様のことが行われてきたと推察される。



企業経営に関して、真のリーダーが誰かと問われれば代表取締役社長であり経営者と言える。そして、ホール経営企業にとって、その下にいる現場リーダーが誰かと問われれば店長ということになる。



その店長、現場リーダーとしての資質で最優先するのは一言でいえば“営業センス”になるのかも知れない。



ところで、リーダーの資質要件として幾つかあるが、その一つに「人を見る目」ということが挙げられる。人を見る目とは「こいつはどういう風に働かせたら、最大の生産性を出せるか」をしっかりと見抜く力を持っているということだ。



そして、その眼力を生かす為に必要なリーダーの能力として「統率力」が挙げられるだろう。どんなに個々人に優れた能力があっても協調性を欠いたり、組織の方針やルールに反した行動をとられては組織全体としての力は低下することになり兼ねない。



しかし、その統率力、特に現場リーダーの統率力には悩ましい問題が潜んでいるケースもあるようだ。



遊技者であれば行きつけのホールで役職者が代わったり、店長や幹部がいつの間にか退社した話を耳にすることはある。



複数のホールを経営する企業であれば、転勤はあるし、人によっては心機一転で転職の可能性も十分にある。



しかし近年、社会問題化しているセクハラ、パラハラが原因で・・・と云う噂を耳にする機会が増したように思う。



例えば、ある新任の人事担当者からこんな悩みを聞いたことがある。



グループ内の複数の店舗を渡り歩き、業績の振るわない店舗に赴任してはその店舗の業績を上げてきた自他ともに認める敏腕店長がいる。



営業センスは抜群。申し分ない実績を出しているにもかかわらず、その店長はなかなか出世できないでいた。

そして、どうもその理由がセクハラ、パワハラに起因するらしいのだ。



赴任した先のホールで特定の女性アルバイトスタッフを頻繁に飲みに誘ったり、自分の意のままにならない男性社員に対して暴力を振るったことも何回かあったようだ。



だから、会社側もそんな問題を起こす社員ゆえに店長以上のポストへは上げられないでいた。しかし、現実として降格処分や解雇をすることもなかった。



意外な感じもするが、そこにはこんな理由があるという。営業力も然ることながら、スタッフから“怖がられるヒト”

だから・・・。



世の中を騒がせている悪ふざけの延長のバイトテロ。最近ついに、企業が倒産に追い込まれる事態が発生したという話もネット上に載っていた。



またP業界、過去と比較して草食系のスタッフが増えたとは言え、ちょっとヤンチャな気の荒いスタッフも少なくない。そんなスタッフを会社の方針に従わせる際に、その店長のように“怖がられる”要素を持っていることも必要という見解があるらしい。



加えて、少数ではあるがスタッフのこんな本音も耳に届く。



「自分は会社のために働く気はない。会社内での昇進なんて人生の成功とは余り関係ない。だから会社からいい評価を得ようとして努力するつもりも無い」



「自分は人生を捉える時、会社を定年退職した後の人生も視野に入れている。会社にいるのは、とりあえず働けばお金をくれるから・・」



産業の構造的な問題や社会の変化に伴う業界の衰退、そして今に起きたことではないが道徳観を含む価値観の変化。



こんな現実を踏まえつつ、現場リーダーとしての“こんな人物”の統率力をどう捉え、総合的な能力評価をどうすべきなのか?



ホールチェーンを展開し、肥大化した組織。そこに所属するさまざまな考え方や資質の従業員そして管理職者。



今と昔、世の中や業界事情が多少違うとはいえ、本部の新任人事担当者の悩みは尽きないようである。







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30年後、地方のホールは存在していない?

NHK・クローズアップ現代で5月1日に放送された「極点社会~地方消滅の危機」を観た東北のホール関係者は、大きく肩の力を落とすと共に、「30年後地方のホールはなくなる」と腹をくくった。地方は高齢化社会といわれて久しいが、その高齢者ですらいなくなる現実を突きつけられた思いがしたからだ。



筆者の実家も年々過疎化が加速している地方の島嶼部だ。地場産業も少なく、高校を卒業すると進学や就職で故郷を離れ、地元には役場や消防署へ就職した者が留まる程度だ。筆者が卒業した高校は、当時は5クラスあったが、今や1クラスにまで減少している。町は70~80代の高齢者で占められているのだが、その人たちも次々に鬼籍へ入り、お年寄りもいなくなってきている。



クローズアップ現代では、2040年には地方の衰退だけではなく、日本自体が縮小して危機的状況を迎える極点社会=日本全体の人口減少がさらに加速化⇒人口のブラックホール現象の実情に切り込んだ。



地方は高齢者の「年金」で経済が成り立っている一面もあるが、その地方で異変が起きている、という。地方の主要産業である介護や医療の現場では、高齢者が減ってきているため、採算が合わず、地方の社会福祉法人が、次々と東京で介護施設の建設を進めており、そこで働く若年女性も地方から東京へと移動しはじめているのだ。



ますます、都心部への人口が集中することで、地方の町の中にはいずれ誰もいなくなるブラックホール化が懸念されている。そうなるとあらゆる商売が地方では成り立たなくなる。



30年後の地方の衰退と共に、パチンコも衰退しないためにはどうすればいいのか?



答えは一つ。今いる顧客からこれ以上搾り取らないことだ。



ある地方ホールでの話。60過ぎの常連客は1円で打つことはプライドが許さなかった。ところが、あまりにも4円が回らないので、ついに限界に達した。



プライドを捨てて1円へ走った。



実際、遊べるので1円に嵌りかけたが、そのうち1円ではプラスになることが少ないことに気づく。何千円も使うと1円では取り戻せないことから、再び4円に戻ってきた。この常連さんは遊べることよりも勝つことに拘ったからだ。



ところが、暫くして姿が見えなくなった。競馬のインターネット投票を覚えて、そちらに嵌っていたのだ。



「競馬は100円から楽しめて、大穴もあるので、ハラハラドキドキする。今のパチンコにはこのハラハラドキドキ感がない。4円パチンコで4~5万勝つことを目標にしていたが、競馬は同じ感覚で遊べる」



パチンコを支えてくれている中高年層が、こうして違う楽しみを見つけてしまうと、戻って来なくなる可能性だって孕んでいる。



30年後の極点社会が訪れる前にパチンコ業界は手を打たないと、今を支えてくれている層からも見放されてしまうというものだ。





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