パチンコ日報

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遊技であることを諦めた業界に未来はあるのか

ハンドルネーム「たわし」氏が、一般ユーザーがいなくなっている現状に危機感を募らせる。

以下本文

スペック・演出面において、パチンコ業界には大きなターニングポイントになったと思われる2022年。本来なら、時間消費型の娯楽としての道だけは外してはならなかったはずである。

しかしながら、近年のにぎやかすぎる演出、にぎやかなだけで当たらない演出。それに対するアンチテーゼのように生まれたのが、リゼロを発端とした「先バレ」演出である。

保留がにぎやかになり、先読みゾーンに入り、それでも当たらない、そんな演出に対して、入賞時に強弱がはっきりする先バレが打ち手に受け入れられるのは言わずもがな。

そんななか、レバブルなど、占有率に特化した先読み演出のカスタムが増えてくるのである。

考えてほしい、選択したカスタムの演出が絡まない保留は、当たることへの期待のある保留なのだろうか?

そこに、赤保留や金保留が演出として適度に絡むことはあるのだろうか?

それは、否。

先バレが人権を得ることで何が起きたのか。総じて、各保留の当たりへの期待感が極端に下がってしまったのだ。

先読みなどほとんどでなかったあの昔。毎保留、ステージ固有のチャンスアップを探していたのではないだろうか。

たかだか、20-30%ほどの期待度のある演出が保留消化時に絡むことで、その後は尻上がりに熱い演出が出てくる、強演出が、1つ絡むことで当たりまで押し切ることができる

そんな意外性と、各保留への期待感、それがパチンコの神髄ではなかろうか。

しかし、先バレや極端なカスタムのせいでパチンコの良さが全て台無しになっている。

カスタムをしないことで、当たりまで押し切れる演出が存在しないことも事実ではあるが・・・・

そんなこんなで、演出面で、パチンコは立派なギャンブルとしての地位を確立しているのが、現在のパチンコである。

そんななかでスペックは…確かに甘い、ボーダーだけを見れば甘い。

ただ、一般ユーザーで、その甘さがある程度収束するだけ稼働できる人はいるのだろうか? ヘソ電チュー共通で80%継続だった場合、初当たりを撮れた人の40%は継続率の恩恵を受けて満足するかもしれない。

だか、最近の機種はどうだろう?

ヘソで50%程度の確率を突破し、そのあと、80%継続である。そんな中で、継続率の恩恵を受けているのは、25%ほどかもしれない。

時短がないため、初当たりで1500発とれようが、100回転回らないわけだ。

一般ユーザーが追うだろうか?

昔に比べたら1回転当たりの期待感もない、当たっても出る気がしない、そんな台にお金を貢くらいなら、

マッチングアプリで女の子を捕まえることに専念するかもしれない。

そして、消されたルパン2022である。近年、まれにみる一般ユーザー向けの台であった。

私が打つホールでも甘めに調整されていた気がする。だが、稼働はどうだっただろうか。

マックス時代に比べたら出玉も物足りないかもしれないが、ヘソ電チュー共通の継続率に比べ時短がつくやさしさ。

なのに稼働はしてない。

これから導き出される答えは一つ。「一般ユーザーがそれだけ減っている」ということである。

ツイッターを見てみよう、新台が出る度に演出が、版権がと楽しみにしている人、それを目的に遊戯している人がどれだけいるだろうか。結局は、ボーダーうんうん、甘い辛いしか言わない輩しか残ってないのではないだろうか。

もう、これは業界から一般ユーザーが消えていること、メーカーもホールも、一般ユーザーうんぬんではなく、半専業、甘い辛いという人にどれだけ負けてもらうかしか考えてないのではなかろうか。

遊技場としての初心を思い出してほしい。



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