パチンコ日報

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ホール店舗内のライブ配信、みんなでやればどうなる?

ホールの契約社員のAさんは2日間の連休が取れると趣味の世界に没頭する。趣味を最優先するために正社員になることも断り続けている。

で、Aさんの趣味とは心霊スポットや廃屋からのライブ配信だ。幽霊を求めて人が行きたがらないところへわざわざ出かける。時には白骨化した死体に出くわすこともある。書いているだけでもゾッとする。何ともマニアックな趣味だ。

元々は登山が趣味だった。本格的な山に登るので危険度も増す。登山には遭難や滑落などは隣り合わせで、遭難死した遺体を見ることには多少は慣れていた。そんな背景もあり、心霊スポットのライブ配信を始めるようになった。視聴者はだいたい500~600人。この数字が多いか少ないかはともかく、視聴者に支えられていることが、Aさんの行動力の源になっている。

従って、誰も見ていなかったら、そんな怖い場所へ行くこともない。視聴者に背中を押される形でライブ配信を続けている。

全国各地を巡るには最低でも連休が必要になる。休日は趣味に没頭するためには契約社員のままでなければならない。趣味のためにホールで働いているようなものだが、ホール現場での働きぶりはすこぶる優秀なために、正社員の声が掛かるわけだ。

ホールの営業会議で集客に関する議題が挙がった時に、Aさんのライブ配信のことを知っていた店長は、閃いた。それは店内のライブ配信だった。定点カメラで店内を映し出すだけ。

こうしたライブ配信は全国各地にある。有名なものでは渋谷のスクランブル交差点がある。ただ、雑踏の中の人の往来が映し出されているだけだが、常時200~300人が観ている。

これをホールが1店舗でやっても大きなうねりにはならない。それこそ、特設サイトを作って全国各地のホールの店内が観られるようになれば、パチンコに多少なりとも興味を持ってもらえる入口になる可能性もある。

ポイントはどこを映し出すかだ。ただ店内だけでなく、パチンコ、スロット台のアップでもいい。興味を持ってくれそうな個所はホールで考えてもらおう。

そんな些細なことの積み重ねが必要なのだが、業界はどうしても即効性のある集客に目が行きがちである。

業界の課題は20代の新規客の開拓である。彼らはネット世代でもあるわけだから、前出の心霊スポット配信ではないが、それに匹敵するようなパチンコ店で観たくなる場所をライブ配信してみてはいかが?



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