パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

パチンコのイメージアップには有名人がもっとパチンコを打つこと

大手出版社で副編集長を経験したAさんは、定年退職後は古巣で校閲のアルバイトをやっている。ここで現役の編集者とパチンコのイメージの話になった。90年代はゴールデンタイムでパチンコのドキュメント番組が放送されていた。2001年から始まった和田アキ子と黒柳徹子のパチンコ対決は正月の風物詩でもあった。これは17年間も続いた。

Aさんは「有名人がパチンコをやらないとダメ。有名人がパチンコから遠ざかってからパチンコのイメージが悪くなった」と分析する。

シドニーオリンピックの女子マラソンで金メダルを獲得した高橋尚子が、週刊「女性自身」でパチンコ依存症になっていると報じられたのは2016年8月のことだった。自宅近くのホールで、11時間ぶっ通しで打っている姿を目撃されている。この間、食事も摂らずトイレと飲み物を買いに行った以外は、一切休憩を取らなかった。これを受けて依存症の疑いがあるのではないか、とネガティブ報道だった。

こんな報道をされればイメージを大事にするタレントなどの有名人はホールへも行けなくなる。クズを売りにするお笑い芸人がパチンコの話をしても、パチンコで借金まみれになったような過去を持ち、おカネにだらしないイメージしかない。そんな彼らがクズパチを売りにした実戦番組がTOKYO MXというローカル局で深夜に放送されているようだが…。

「等価の前にはサラ金で借りてパチンコを打つ層がいたが、等価交換が主流になってからパチンコのイメージが悪化した。すぐにおカネがなくなるし、負ける金額も大きくなった」(Aさん)

そんな話を2人でしている時に、Aさんが突然、知り合いのホールオーナーに「パチンコのイメージを変えることはできるか」と電話を掛けた。

オーナーの答えはこうだった。

「パチンコ業界は犯罪者のレッテルを貼られているようなもの。一度そんなレッテルを貼られるとイメージがよくなるわけがない。業界人はイメージを変えようなんてこれっぽっちも考えていない。そんなことは無理に決まっているからだ。無理なことをやれば周囲からはアホにみられるだけ」とさじを投げている。

日工組の柴咲コウを起用したテレビCMについても否定的だった。

「業界人であのCMを見てイメージアップにつながるとか、喜んでいる奴は1人もいない。CMでイメージを変えるという考えが甘い。メインがあってパチンコがあるぐらいがちょうどいい。ユニクロの中にパチンコがあるとか」と手厳しい。

この出版社では芸能人とパチンコの記事をデータベース化している。過去は結構の数で記事になっているのだが、ここ数年の日付では関連記事が一切出てこない。

ここからはAさんの提案だ。

「お笑い芸人にパチンコネタをやってもらうために、まず台本作家に業界がおカネを払ってパチンコの面白さを伝える内容のものを書いてもらう。それでパチンコ・スロットにまつわるネタをやってもらうことで、まずパチンコを話題にすることからスタートすること」

クズ芸人ならすぐにでもやりそうではあるが…。



人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える


※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。