パチンコ日報

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パチンコ店の仕事が「カッコいい」と思わせるには

夏休みになると小・中学生に将来なりたい職業について街頭インタビューをしている会社がある。時代を敏感に反映した答えが、「なりたくない職業」としてジャニーズタレントという意見が多かった。元々、なりたい職業でも歌手やタレントは、べスト10にはランクインされていないが、なりたくない職業でいきなりの急上昇だ。

今の子供はジャニーズ問題の本質についてもすぐにネットで検索する。ジャニー喜多川という年寄りが青少年の股間に顔を埋め…親御さんからすれば性教育にも悪影響を与えてしまったのがジャニーズ問題だった。

AKBファンの中には、彼女らも枕営業していたのではないかと余計な心配をさせるなど、波紋が広がっている。

子供の頃はなりたい職業でバスや電車の運転士はあったが、タクシー運転手というのはない。バスや電車は直接自分が乗って体験しているからだが、タクシーは乗る機会がないので、なりたい職業の候補にも挙がってこない。給与面ではバスよりタクシー運転手の方が断然稼げる(都市部)が、そんなことを知る由もない。つまり身近に感じていないとなりたい職業の候補にはならない。

この調査会社によると、過去20年間でパチンコ店の店長になりたいという意見はゼロだった、というが、ホールは18歳以上でなければ入れないので、子供が関心を持つはずもない。

で、これからの時代は少子高齢化社会の加速で、全業種が人手不足の対象となる中で、特にパチンコ業界はさらに求人が困難になるだろうと指摘する。そんなことを第三者から指摘されるまでもなく、業界人が一番分かっていることだ。

パチンコ業界の景気がいい頃は、他業種よりも頭が二つも三つも出だ時給で求人難をカバーしてきたが、今はそのアドバンテージもない。

では、どうすればいいのか? 

「10年後、20年後の採用のためにも今の仕事をSNSで見せなければいけないのだが、ホールがやっているSNSを見ると自虐的動画ばかりで、マイナスイメージにつながるケースが多い。もっとホールの仕事はカッコいいイメージを植え付けなければならない。回転寿司の従業員になりたいという子供はいません。それは全部機械が握ってネタを乗せるだけだから。ちっともカッコ良くないから」とアドバイスする。

ひと昔前なら、パチンコ店の仕事の花形は釘師だった。それを題材にした漫画が「釘師サブやん」だった。パチプロとサブやんが釘の技術で対決する物語だ。実際にこの漫画を子供の頃に読んで釘師を目指してホールへ就職した人を取材したことがある。自宅にはパチンコ台があって中学生の頃から釘を叩いていた、というから、夢を叶えることができた。

釘調整が禁止では釘師にクローズアップすることもできない。

では、パチンコ店の仕事がカッコよく見えることとは何か。

各台計数機を止めて重たい玉箱を何段も重ねて軽々と運んで見せるか。

これこそが自虐的発想だった。



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