パチンコ日報

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ホールスタッフからバスの運転手へ転職

Aさんはコロナ禍まではホールに勤務していた。コロナ禍はパチンコ業界にも多大な影響を残した。元々将来のことを考えると転職時と考えていたが、コロナ禍が背中を押した。

ホールを退職後、資格を持っていれば就職に有利と考えたAさんは、人手不足で引く手あまたが予想される業種に絞り、大型二種免許を取得した。自動車学校へ通い免許取得に40万円もかかった。大型二種があればトラックはもちろんバスまで運転できる。

で、大型二種をめでたく取得したAさんが再就職先として選んだのが都内のバス会社だった。路線バスを1路線持っていた。1路線ということは大手ではないことが分かる。所有しているバスは全部で10台。観光バスも所有している。

入社して分かったことは、バス会社の社長がパチンコ大好き人間だった、ということ。休憩室には打てるパチンコ台が1台設置されているのだが、定期的に台の入れ替えがある。

パチンコ大好き社長が、バス会社の社長になったこともパチンコつながりだった。バス会社の社長になる前から、行きつけのホールがあり、そのホールのオーナーとも仲良くなっていた。

ある日オーナーから「廃業を考えているバス会社がある。私がその会社を買い取るから社長にならないか」との打診があった。その話に乗った結果、バス会社の社長となったわけだ。

そのオーナーのホールは既に廃業しているが、オーナーはバス会社の役員となっている。

先般、大阪の金剛バスが12月一杯で廃業することを発表している。15路線も持っており地元の高齢者は“足”を奪われることになる。廃業する理由は高騰する燃料費と運転手不足。何よりも利用者が年々減り続け、過去3年は赤字に陥っていたことが大きい。地方ではなく、大阪近郊だけに衝撃は小さくない。

実際、路線バスは儲からない。

Aさんの会社の路線では1人の運転手が稼ぐ1日の売り上げは2~3万円だという。都内のタクシードライバーの1日の水揚げが6万6000円に達しているデータもあるように、路線バスの苦しい台所事情が分かる。

今後はインバウンド需要の回復もあり、観光バスに力を入れていく構えだ。そのために社内では英語・中国語・韓国語の勉強会も開かれている。

Aさんは給与面では前職よりも下がったが、「将来展望が明るい」と話す。ホール時代の同僚にも「ウチに来い」と声を掛けている。

いっそ、体力のあるホール企業が観光バス会社を買収する手もある。


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