パチンコ日報

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ホール版メルカリをやりたい

オーナーがヒントにしたのは以前視察した函館の「パチンコ富士」の物々交換市だった。地元の人が持ち寄った不要になった品々の交換会の場を提供していた。市の目的は人、物、心の交流の場、出店者と来場者の交流の場を提供することだったのだが…。

視察当時はまだメルカリも誕生していなかったが、最近、ホール版のメルカリを考えるようになった。メルカリはネット上でのやりとりなので、ホールに置き換えるなら、リサイクルショップで急成長を遂げているセカンドストリートの方が近い。

そのオーナーのホールは昼間のカウンターが暇なので、そんなことを考えたようだ。古物商の免許も取らなければならないが、やる気はあるようだ。お客さんが不要になったものを買い取って販売する。

で、どのぐらいのスケールを考えているのか詳細は分からないが、カウンター周りを考えているようだ。

それをやることによって来店動機になる。加えて、バッタ屋から安く仕入れた衣料品を混ぜておけばそれも売れる、とソロバンを弾く。

セカンドストリートフリークとしては、カウンター周りにちょこっと置いているぐらいでは、来店動機にもならないことは断言できる。やるならホール丸ごと。そのくらいの規模感がないと商品アイテムも不十分だし、お宝探しのワクワク感もない。やる前から失敗することは火を見るより明らか。

パチンコ富士に関する過去記事で、こんな指摘があったことをこのオーナーに贈りたい。

以下本文

業界人がよく視察する「富士」は、新台を頻繁に入れ替えることなく、設備も古いながら集客に成功しているホールとして、視察詣でが続くのだが、業界経験の浅い従業員が視察するとある弊害が出てきたそうだ。

成功した今の姿を視察することによって、そのやり方がすべて肯定されて、そのやり方を妄信するあまり、視察した従業員から独創的な意見が出てこない傾向がある、という。

例えば、手書きのポップ一つとっても、それが全て成功の秘訣だと単純に思い込んでしまう傾向があるそうだ。

業界歴が浅い従業員に成功したホールを単純に視察させると言う事は、幅広い思考や視野がないために、全て目に映った光景に感化され、妄信するあまりに他の思考回路が働かなくなる、ということだ。

視察する上で重要なことは、今の成功した上っ面だけを見るのではなく、並みのホールがどうやって成功したのか、その過程を学ぶことが教育だと思う。

あるコンサル会社がパチンコ富士のストアコンパリゾンを実施していたが、内容は現状の視察だけで、過去からの成長過程の説明を加えることはない。

以上引用終わり

ということ。上っ面だけを見て真似ても成果はない。



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