パチンコ日報

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パチンコを止めて20年間で1350万円貯めるも定年を機に再びパチンコの道へ

9月末で定年退職を迎えるAさんは、その後は再雇用で週3日の勤務に替わる。30年前に購入した一戸建ては、12月にローンも払い終える。第二の人生が始める予感の中で、Aさんは自宅をリースバックに出した。2900万円で売却できた。今後は月8万円の家賃を払って自宅に住み続ける。

Aさんは高校生の時からパチンコに嵌った世代でもあったが、大好きなパチンコを20年前に止めていた。それまではパチンコ代は月に5万円も使うような遊び方をしていた。Aさんはパチンコを止めてから、ヘソクリが増えていくのが楽しくなってきた。何とこの20年間で貯めたおカネは1350万円に達していた。

そのヘソクリがあるので、老後の生活のために投資セミナーにも参加したことがある。手始めに100万円を元手に株を始めた。1年間で元金は80万円に減った。大損はしなかった。ま、20万円は授業料といったところだろう。株式投資は止めた。

たまたまTikTokを観ていたら、ボートレースの必勝法をやっていた。競艇場の癖で特にインコースが強いケースがあり、70万円勝った、という内容だった。それに触発されて向かった先が多摩川競艇だった。必勝法を実践した結果、1日で200万円も勝ってしまった。

元々ギャンブル好きだったAさんの闘争心に火が付いた。次に向かった先がギャンブルの投資セミナーだった。

講師曰く「カジノは胴元が勝つようになっている。宝くじは控除率が高すぎる。その中で勝率100%のギャンブルがある。それがパチンコ。1000円スタートの期待値がある台を見つけて打てばいい。パチンコで勝つための教室がある。新聞や雑誌では一切広告は出していない」と怪しげな展開になってきた。

パチンコ素人ならともかく、パチンコ経験者のAさんが、こんな怪しげな教室へ行くわけがないと思ったら、何と入会金10万円を払ってしまった。月謝は最初の月はタダ。2カ月目からが2万5000円だ。

教室に通い始めて教えられたことは、まず、総回転数の高い台を選ぶ。スランプグラフを見て、前日に吹いている台は選ばない。毎日、全台の釘調整をやっている店はないので、調整をしていない台を見極める。20台に1台はボーダー以上の機種がある。稼働の低い店には行かない。行く店は前日夜にデータをチェックする。人気機種は抽選で取れないことがあるので、それ以外の機種を選ぶ…。

「200万円あるから余裕で行ける」とAさん。

パチンコを止めて貯めたヘソクリが、再びパチンコを始めたことでスッカラカンにならないことを祈るばかりだ。2~3カ月経ってどんな状況になっているか。それは続報で。



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