パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

東京ミッドタウン築地にパチンコ店出店?

三井不動産はミッドタウンブランドを展開している。1号となったのは2007年に港区・六本木の「東京ミッドタウン」だ。ウィキペディアによる概要は以下の通り。

オフィスや高級ホテル、さまざまなショップおよびレストラン、美術館、レジデンス、医療機関、公園・緑地など、多様な施設から構成されている。施設の中核をなす超高層ビル「ミッドタウン・タワー」は、地下5階・地上54階・高さ248.1 mであり、それまでの東京都庁舎第一庁舎に代わり、東京都内で最高層のビルとなった。

三井不動産のホームページでは、ミッドタウンのコンセプトを次のように説明している。

「働くこと。住まうこと。遊ぶこと。憩うこと。東京ミッドタウンは、そのすべてが一体となった複合都市です。オフィス、住宅、ホテル、美術館といった施設は、それぞれが高い機能性を備えているのはもちろん、この多彩な機能の掛け算により、新しい価値を創造します」

六本木以降、2018年には「東京ミッドタウン日比谷」、2023年には「東京ミッドタウン八重洲」などを次々と開業している。

三井不動産が4番目のミッドタウンとして狙いを定めているのが築地市場の跡地だ。読売グループとタッグを組み、建て替え時期が迫っている東京ドームの移転先候補地として、東京ミッドタウン築地構想を描いている。

東京・水道橋で東京ドームが1988年に開業以来、巨人は35年にわたって本拠地球場としてきた。ところが、老朽化に加え、エアーで天井を支える方式は電気代もバカにならない。建て替え時期が迫る中、出てきたのが築地市場の跡地だった。

三井不動産と読売グループの思惑が合致し、新東京ドームとミッドタウンを複合した再開発計画が進んでいる。

ここまでは、パチンコ業界と何の関係があるのか、と思われるが、ミッドタウン築地にパチンコ店の出店を目論んでいるホール企業があるや、なしやという未確認情報が入った。

ミッドタウンのコンセプトの中には「遊ぶ」が含まれている様に、これまでのホールの概念を覆し、ミッドタウンにふさわしいパチンコ店を考えているようだ。そのためには、パチンコの名前も独自のネーミングに変更して「パチンコのイメージを築地から変える!」との意気込みもあるようだ。

これが実現することを祈るばかりだ。



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千日前界隈のホールでインバウンド客発見!

夏休みに関東から大阪へ旅行に来た業界人は、ナンバ界隈は日本人よりインバウンド客の方が多いことに驚いた。これだけインバウンド客がいれば、さぞかしホールもその恩恵を受けているのかと思って、各店を回ってみたが、それらしき姿はなかった。せっかくのチャンスをホールは取り逃がしている、と感じた。

コロナ前のインバウンド景気の時、千日前界隈のホールの中には、それこそインバウンド客を取り込もうと店頭に英語・中国語・韓国語で書かれたポスターを貼り出しているホールもあったが、今は積極的に取り込もうとするホールはない。

そんな状況で先日、千日前の「楽園」でこんな光景を見かけた。

アジア系外国人がスマホの翻訳アプリを使いながら女性スタッフとやりとりしている光景を目撃した。スタッフは盤面を指さしながら懸命に遊技方法を説明している様子が見て取れた。

ファーストパチンコであることは、手元にあったガイドブックでも分かった。

インバウンド客もようやくパチンコに興味を持ってくれたのも束の間、5分もしないうちに離席して店を後にした。1000円、2000円打ったぐらいでは、パチンコの面白さは少しも伝わらないのがセブン機とも言える。

セブン機一辺倒では受け入れ態勢が不十分だといえるが、それは置いといて、チャットGPT先生にインバウンド客を取り込むために必要なことを聞いてみた。

以下回答

多言語対応
外国人からの訪問客に対して、英語や他の主要な言語でのサービスを提供することが重要です。案内やルール説明などの情報を多言語で提供し、外国人客の柔軟性を高めることができます。

文化体験の提供
日本に興味を持つ外国人に、日本の伝統的なパチンコ遊びを体験させるプログラムを提供することができます。これにより、ギャンブル以外の要素でも魅力を持つことができます。

専用のプロモーション
インバウンド客向けの特別なプロモーションや割引キャンペーンを行うことで、外国人客を引き入れることができます。日本での限定的な体験特典を提供することで、興味を引くことが可能です。

観光地への軽快性
観光地や主要な交通拠点に近い場所にパチンコ店を設置することで、観光客にアクセスしやすくなります。お客様が気軽にお越し頂けます。

外国人のスタッフトレーニング
パチンコ店のスタッフに、外国人お客様への適切な接客やコミュニケーションスキルを身につけさせることが大切です。

情報のオンライン発信
インバウンド客向けに、ウェブサイトやSNSを活用して情報を提供することが効果的です。パチンコのルールや遊び方の解説、訪問ガイドなどのコンテンツを提供することで、外国人客の関心を考慮することができます。

地域との連携
地域の観光協会やホテルなどと連携して、パッケージツアーや協力イベントをする企画で、インバウンド客へのアプローチを強化できます。

これらの方法を組み合わせて、インバウンド客を引き込むための独自の戦略を構築することが重要です。

以上

ついでに日本人の若者を取り込むためには次のようにアドバイスする。

技術革新とデジタル化
若者はテクノロジーに興味を持っており、デジタル体験を好む傾向があります。パチンコ台のデジタル化やVR技術の導入など、新しい技術を活用して遊び方を工夫することで、若者の興味を引きつけることができます。

スキル要素の強化
現代の若者は競争や成長の機会を求めることが多いです。スキルや戦略が勝利に影響を考えるパチンコ台の導入や、トーナメント形式の大会の開催など、子供向けゲームに対する熱意を喚起することができます。

低コスト遊技の提供
若者は経済的な観点を感じることが多いため、低コストで楽しめる遊技環境を提供することが重要です。少額の投資で参加できるコースや、時間の料金制度の導入などが考えられます。

社会的要素の強調
若者はソーシャルメディアやコミュニティ活動に熱心です。パチンコ場での交流を促進するために、友達とのチームプレイやランキングシステムの導入など、コミュニケーション要素を強化することが魅力的です。

遊び方の多様性
パチンコ以外の注目要素を組み込むことで、若者の興味を引くことができます。

環境への配慮と社会的貢献
若者は環境保護や社会貢献に対する意識が高い傾向があります。環境への配慮を示す努力や、一部を慈善活動に寄付するなど、社会的な側面にアピールすることができます。

情報の透明性と教育
若者がパチンコに興味を持つためには、ギャンブル依存症や適切な遊技の仕方についての情報提供が重要です。業界内での教育キャンペーンや、リスク管理に関する情報の提供、安全な遊び方をサポートすることができます。

以上

少しは参考になっただろうか?


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年末のスマパチが不発に終われば、スマート化は後退か?

スマパチが期待通りの結果になっていない中、北関東でスマパチを比較的大量導入しているホールのツアーを開いた業界関係者のグループがいる。総勢15人で、1泊2日の旅程で強豪ホールを回った。

結論から先に述べると、「参考になるホールはなかった」ということだ。いかに地元で強いホールと言えどもスマパチで客をつけているケースは見当たらなかった。

視察を終えて、反省会の席では「争って入れる必要はない」、「設備投資する意欲がない」などと一様にスマパチについては静観する構えだった。導入前までは15人中、13人はスマパチがコケるわけがないと思っていた。大いに予想が外れてしまったわけだが、「メーカーに夢だけ見さされて、はしごを外された」という想いで一杯だ。

ま、わざわざツアーを組むまでもなく、大抵のホールのスマパチコーナーは今や通路と化している。

スマパチの改善点があるとすれば、お客さんからの声で多いのが、玉が切れそうになった時の玉貸しボタンを押すタイミングが数字では分かりにくい、ということ。デジタル数字の表示が小さすぎるので、もっと大きくして欲しい、という意見もある。

さらには上皿部分に液晶を付けて、残玉をアニメーションで表現して欲しい、という声もある。スロットは元々デジタル数字でコイン残高を表示して、それに慣れっこになっているが、パチンコユーザーは残玉数を数字で表示されることに慣れていない表れでもある。

違和感は慣れの問題なのか? こんなユーザーの声を無視するか、貴重な意見として開発の参考にするか…。

これを無視するようではメーカーに明日はない。

ユーザーからのフィードバックを積極的に収集し、その内容を分析する。どの部分が不満を抱いているのか、具体的な問題点は何かを理解することが重要であることはいうまでもない。

で、視察メンバーは「年末のスマパチには予算はかけない」で一致した。

年末と言えば、今やパチンコの救世主ともいえるエヴァのスマパチ(P機という情報も)が登場する。ただ、人気機種をわざわざスマパチにする必要があるのか、という疑問もある。スマパチのエヴァが不発に終わるようなことがあれば、このままスマパチは静かに幕を下ろすかもしれない。

設定付きパチンコが普及しなかったように。


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いよいよメーカーも再編時代へ

パチンコ筐体の大型化はいつになったら収束するのか? それはメーカー次第ということになる。大型化の先鞭を切るのが2014年にリリースされたサンセイの「CR牙狼 金色になれ」だ。当たり演出は「ホールにいる仲間と共に大当たりの喜びを共有」をコンセプトに、台の上部に収納されていた”牙狼”の顔がせり出してくるという演出で、誰よりも腰を抜かしたのが同業遊技機メーカーだった。

「畳んでいたものが飛び出すわけですから、やられた!というのが率直な感想でした。牙狼を起点に筐体の大型化が始まりました」(メーカー関係者)というように、筐体の大型化は既に9年も続いている。10年ひと昔、そろそろ筐体の大型化に終止符を打つ頃ではないだろうか。

ホールもユーザーも望んでいない筐体の大型化をここまで続けるのはメーカーのエゴでしかない。そもそも取り付けるのに、重たすぎて1人では無理。2人ないし3人がかりとなるとそれだけ、人件費も嵩むというものだ。

筐体の大型化がエスカレートするあまり、ついには、ホールがせっかく取り付けた大型液晶のデータ表示器をすっぽり隠してしまった。ユーザーの利便性をぶち壊しても、我関せず。やっていることが本末転倒だ。

メーカーが不評の大型化を止めないのは、大型化しているので値段が高くなっても仕方ない、というホール側の心理を巧妙に操るためのものでもある。ここが一番の理由だろう。

遊技機の大型化がいいのなら、スロットだってそうなるところだが、今のところは静観を決めている。

パチンコが筐体の大型化を続けるのは、それだけパチンコの新台の販売台数が右肩下がりになっているからだ。ホール軒数がどんどん減っているわけだから、当然のことなのだが、販売台数が減っても売り上げを確保するには1台当たりの値段を上げるしかない。値上げしてもホールから文句が出ないようにするには付加価値をつけるしかない。それがおもちゃギミックの数々だ。

2012年には新台が240万台も売れていたのに、2022年度は101万台にまで落ち込んでいる。この10年で半減以上だ。

遊技人口が増えなければ、ホール軒数も回復しない。遊技人口が増える努力を業界がやる気配もないとなると、次にメーカーを待ち受けているのは、メーカーの再編しかない。

オワコンと言われて久しい百貨店業界は、地方の百貨店の閉店ラッシュに始まり、生き残った大手同士が手を組み業界再編を果たしている。パチンコ業界はそもそもメーカーの数が多過ぎる。生き残りをかけて、メーカーの再編時期に入っている。グループ化することのメリットは、無駄な競争を止めることで共倒れになることを阻止できる。グループ間での機歴販売なども可能になる。


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親の背中を見て遊技機メーカー就職を希望したが…

理工学部に在籍するA君は、就職活動する中で遊技機メーカーを考えている。

サミー、平和が大規模なリストラを敢行。老舗の西陣が廃業するなど、パチンコ業界のメーカーも厳しい状況に置かれていることは、当然知っていての選択である。理由は後述する。

ゼミの教授はA君の進路希望先には反対派だ。理由は単純明快。将来性がないからだ。大きな設備投資や開発費が出せない業界になっていることも勧められない理由だ。

A君が狙っているメーカーは、直近の売り上げを2021年度で公表している。なぜ、2022年度ではないのかというと、前年比で半減しているので見栄えも悪いからと思われる。

右肩上がりの時代のパチンコ業界なら兎も角、右肩下がりでも遊技機メーカーを目指すのは父親の影響が強い。大手ホールの役員をしているので、パチンコに対して悪いイメージも持っていない。大学に入ってパチンコも打つようになった。自分が開発した遊技機で業界を改革する夢もある。業績がたった1年で半減するということは、その逆もある。ヒット機が出れば一発逆転するダイナミックさがパチンコ業界の面白味でもある。

パチンコ業界への就職を断念させたい教授は、日本のお家芸で世界一だった白物家電業界を引き合いに出した。日本の高い技術力が海外へ流出して行ったことで中国・韓国・台湾メーカーが台頭してかつての勢いはない。かつての栄光を日本の白物家電メーカーはもはや取り戻すことはできない。パチンコ業界のメーカーも白物家電メーカーと同様だと諭した。

パチンコ業界に一発逆転があるとすれば、イノベーションを起こせるかどうか。そのイノベーションとはパチンコ業界におけるiPhoneのような革新的な遊技機が登場するかどうかにかかっている。

ガラケー時代にiPhoneが登場して、世の中は急速に変わった。インターネットで世界とつながり、人間の生活を根本から変えたと言ってもいい。

優秀なA君だが「パチンコ業界のiPhoneを作ってやる!」という気構えまではさすがになかった。

さしずめ、iPhoneのような遊技機とは、誰もが打ちたくなるような遊技機だろう。それによって遊技人口が爆発的に回復するのだから。

A君の父親としては遊技機メーカーへ就職して欲しかったようだが、今は海外へ留学して世界企業で働くことに方向転換を図ろうとしている。

やはり業界を変えるには優秀な人材が必要になる。パチンコ業界の知り合いの子息で東大へ行った人が何人もいる。親の背中を見て育ったA君は貴重な存在だったのに、残念な結果だ。


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