パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

スペックの誤表示に気をつけて!

今から8年以上前にパチンコ日報に掲載された記事がこれだ。

この記事を思い出した業界人が、「元店長はマルハンが嫌いか?」と話題になったことが私の耳に入ってきた。

嫌いか?と話題になった理由は、北海道地震関連の寄稿もマルハンさんの批判記事だと思っているから、との事。

いやいや、ここにマルハンさんの名前は一切書いていませんよ(笑)

実はネタにしないだけで、業界で特にホール関係のことで気が付いたことは、直接ホールへ教えて上げていることが多い。

2カ月くらい前に、業界上位のチェーン店で遊技機のスペック表示が大量に間違いがあり、指摘をしたケースがあった。

同じホールの出来事。

新台の大当たり確率の表示が大きく違っていた。新台導入2日目にホールスタッフへ指摘した。その2日後、間違いは訂正されていなかった。

親切心で指摘するために、正社員を呼んでもらい、最終的には副店長が出てきた。

私は対応した副店長に、入れたばかりの新台のスペックを質問した。

副店長は、答えられないばかりか、遊パチかライトスペックかライトミドルかさえ頭に入っていなかったのだ。

副店長が新台導入4日目なのに、新台のスペックさえ頭に入っていないなんて呆れたのである。

副店長がスペックも知らないのだから、新台表示の間違いに気づくわけがないな、と思った。

前回の指摘から数カ月しか経ってないのに、また同じ表示の間違いを犯すホール。

業界上位のチェーンで、そのホールは超繁盛店。店舗の体制のちょっとした乱れは、そのうち大きくなりますぞ!

先日、北関東のホールが所轄から厳重注意を受けた話を聞いた。ライトスペックの台の表示に、甘デジの表示をしていたそうだ。幸い口頭注意で済んだようだが。

その台を甘デジと信じて遊技していた男性が、実はライトスペックだと途中で気が付いた時は既に1万円を使っていた。

男性は何も言わず店を去り、翌日所轄へ。

「これは詐欺だ!甘デジでない機種を当たりやすい甘デジだと思わせて金を逆に使わせる詐欺だ!」と苦情を申し出た。

年に何回か見かける誤表示。

ホール責任者の注意散漫は、責任者として恥ずかしいですぞ! 今一度確認を。

表示だけでなく、安全確認もお忘れなく。



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胸が目立ちすぎるね発言で降格になった店長

110番は事件や事故などの緊急を要するときにかけるものだが、警察庁がまとめた110番通報で、緊急性を必要としない「相談」が208万2239件で過去最多だった。

20年前に比べて1.5倍に増加していて、特に「上階の住人の歩く音がうるさい」「落書きがある」などの相談が急増している。110番が本来とは違う使われ方をしていて、警察としては「警察相談専用電話」の利用を促している。

原因は地域の絆が衰退しているため、と分析している。

話は代わって、下の文章はある著名人のツイッターだ。

「報道ステーション富川アナの発言大丈夫でしょうか? 暑さの表現で女性アナに対し、ノースリーブだがこれ以上暑くなったらどうなっちゃうんだろうという発言。セクハラにはならないでしょうか? 不快に感じる女性もいると思いますが」

ちょっとしたことでも110番したり、すぐにセクハラだ、セクハラだと騒ぐ。ツイッター発言は富川アナだから騒がれるが、梅沢富美男なら受け流すことだろう。

インターネットやSNSの普及で、安全な場所から誰かを糾弾して喜びたい人たちが急増したことが、息苦しい世の中の背景にある。

ホール現場でも店長の発言がセクハラ認定され降格になった事案がある。周辺からは「かわいそう」と同情の声が広がっている。

セクハラ降格は大手ホールで起こった。

胸の大きいホールスタッフがいた。その大きさはお客の間でも話題になるほど。店長も客からのそういう声を聴いていた。

制服が替わった時に、より胸の大きさが強調されるようになり、制服の着方を工夫しなければならないと店長は考えたが、「胸が目立ちすぎるね」と彼女に言ったことが、彼女の心を傷つけてしまった。

女性スタッフは店長からの発言を本社へ「セクハラ」と訴えた。

会社側はこれを「セクハラ」と認定して、店長は降格させられてしまった。降格された今となっては遅いが、その反省から、女性社員から制服の着こなしのことを伝えてもらえば、同性から胸が大きいと言われてもそれはセクハラには感じなかったことだろう、ということだ。

同僚からは「この程度で…」と同情しきりだが、時代は刻々と変化して行っているのだ。

世界遺産「薬師寺」の管主が銀座のホステスと不倫して、それを週刊誌に売り飛ばされる時代である。銀座のクラブは高い。しかし銀座のホステスは口が堅いからと安心して、著名人は通うわけだが、その信頼も崩れようとしている。


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業界人ならなおさら他店遊技はマナーをわきまえて

旅館の仲居さんが宴席での業種別ウオッチングをしている。個人的見解だが普段一般人以上に規律が求められる職業の人たちは、一気に解放感に解き放たれ、日ごろの鬱憤を晴らす。

■警察官
・だいたい脱ぐ
・半裸ではなく、全裸になりたがる
・そして見せたがる

■教師
・教師の団体は、ほぼ時間を守らない
・集まりが悪く、開始も遅れ、終了も遅れる
・5分前行動とはなんだったのか

■僧侶
・お坊さんの団体が実は一番タチが悪い
・多少の下ネタには慣れてるけど、お坊さんのは引くレベル
・仲居さんをコンパニオンだと勘違いしてる

ここまでは前置きだが、これからが本題だ。

ホールで遊技中にタバコの灰を灰皿ではなく床に落とす客がいた。一度や二度ではない。床を道路のように灰皿と思い込んでいるかのような確信犯だった。

それは周りの客が見ていても気分が悪くなる行為だった。ある時、客の一人がどこかで見たことのある顔であることに気づいた。

そして、店長にこう知らせた。

「あの灰を床に落とす客は、〇〇〇〇の店長だよ」

今どき、こんなにマナーが悪い客が同業者でしかも店長ということに驚いた。ホールは隣の県にあった。車で1時間ほど離れていた。

件のホールが所属する単組には知り合いの店長がいた。店長職なら組合会議にも出席しているものと思われた。後日、知り合いの店長に来店してもらって、監視カメラの画像で確認してもらったところ、やはり当該店の店長だった。

確証を掴んだところでその日がやってきた。

店長と思われるその客は、いつものようにタバコの灰を床に落としているのを確認して、店長が「申し訳ございません、タバコの灰はこちらの灰皿へお願いします」と1回目の注意をやんわりとした。

タバコの灰は床に落とすのが常態化しているのか、嫌がらせなのか、店長が立ち去ると忠告を無視するかのように同じことを繰り返した。

再度、店長が男に注意した。

「分かった、もうやらないよ」

と言ったにも関わらず、しばらくすると、タバコの灰を床に落とすことは止めなかった。

そこで店長が最後の手段に出た。

「お客様は〇〇〇〇の〇〇店長さんですね」と具体的にホール名と本人の名前を告げた。

一瞬、顔色が変わったのを店長は見逃さなかったが、すっとボケた。

「お客様は二度とやらないといったにも関わらず、またやったので入店お断りいたします」と最後通牒を突きつけると、無言で店を出て行った。

常連客によるとタバコのポイ捨てだけでなく、スロットのセレクターにコーヒーを流しているのを見かけたこともあった。

他店での再発防止のために、当該店舗の本社には事の顛末を伝えた。すると、春の人事異動で降格させるので、勘弁して欲しいとの詫びが入った。

普段、どんなストレスを抱えているのかは分からないが、それを同業他社のホールへ行って鬱憤を晴らすのは言語道断だ。

他店で遊ぶときは、負けて腹が立っても、業界人として恥ずかしくないマナーで。

今回の事例で、負けても腹が立たないホール環境を提供することが繁盛店のヒントにもなる。



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今後は1円専用機のアナログ機が必須?

ホール店舗数が減少しようとも、新台を買ってくれるホールがお得意様とばかりに機械代の引き上げで利益を確保して、一見強気に見えるメーカーだが、本当は一番危機感を覚えている。

その象徴的な出来事が2016年3月、サミーとユニバーサルが部材の共同購入会社「ジーク」2立ち上げたことである。販売台数が減少する中で利益を確保しようと思えば、機械代の値上げではなく、部材の大量購入などによって製造原価を抑えることが本筋でもあろう。スロットでは一番売れている会社同士がくっ付くのだから、購買力も他社を圧倒する。

部材を安く調達したら次のステップは、そろそろ1円専用機の登場だろう。

パチンコの新台が40万円、50万円する元凶は液晶搭載機だからである。キャラクターの版権料を支払った上に映像制作だけではなく、巨大なギミック開発も加わる。ここに莫大な開発コストがかかっている。

メーカーが新台価格を抑えられる方法は、まず、この開発コストがかかる液晶を搭載しないことだ。液晶非搭載でアナログ役物だけだと、機種によっては12~13万円程度で作ることも可能になる。液晶非搭載でも新台は40~50万円かかると思い込まれているので、倍以上乗せて30万円台で売っても安い、と感じる。

4円コーナーからのお下がりで1パチは成り立っているが、今後4円からのお下がりの絶対数が減れば、1円専用機が必要になってくる。液晶非搭載なら可能だ。

こうして、各社からアナログ役物機が市場に投入されて来ているが、では、客付はどうなのか?

長年液晶に慣れ親しんでいる客からすると、見栄えが悪いのか、地味すぎるのか、クソ台呼ばわりされながらも客付では液晶機に軍配が上がる。

アナログ役物機が受けない理由は一発機系の機種が多いことも挙げられる。元々一発機系はコアなユーザーに支えられていた機種で万人受けはしない。もっと、チューリップを活かしてゲーム性を上げるような一般電役機が望まれる。

昭和50年代初頭、チューリップ電役機でも射幸性が高いからと言って自主撤去したことがあった。特定の穴に入ると5個ぐらいのチューリップが何秒間か開いたり、閉じたりする。これが結構面白かった。当時は高いと言われた射幸性だが、今の時代にすれば可愛いものである。そんな感じのチューリップ電役機で夢中になれる機械の復活が望まれる。

また、インバウンド客の障壁になっているのが、液晶パチンコでもあろう。単純なアナログ機で玉が入ればチューリップが開くというシンプルな構造で、それに適度な射幸性が加われば、初めてパチンコを打つ人でもパチンコの楽しさが理解できる。セブン機では大当たりするまでそれが味わえないので、パチンコはつまらん、と烙印を押される。

何やかやと言われてもメーカーが液晶機を切り捨てることはできない。今後、液晶機は4円、アナログ機は1円とカテゴリー分けされていくかも。

アナログ役物や7セグでコストのかからないヒット機を出すことが各メーカーの大命題である。それが今後の低貸し営業のカギを握る。



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台風考(番外編)

「台風21号、24号でJR西日本が計画運休を実施したのを参考にした」という話がJR東日本に勤務する友人から聞けました。

首都圏の鉄道は風の影響を非常に受けやすい。特に京葉線や外房線など風の影響をよく受けて、運休しています。

地下鉄だからと言って安心は出来ません。あれは確か1978年でした。親戚が地下鉄東西線の南砂町駅近くに住んでおり、親戚宅に行った帰り、東西線が止まりました。当時はネット社会ではなく、後にニュースで運休した理由が分かりました。

地下鉄と言っても地上に出るケースがあるのですね。丸ノ内線は四谷で地上に顔を出します。東西線は、中野から三鷹まで地上を走り、荒川を渡る時に一時的に地上に顔を出して、長い陸橋を走ります。

その陸橋は確か1キロ以上あると思うのですが、その陸橋で東西線の車両が横転したのです。

トラックではなく、電車が脱線&横転事故を起こすなんて、当時は大ニュースでした。

横転理由は、竜巻でした。

記憶が確かならば、当時の東西線の車両の大半はステンレス製だったこともあり、通常の車両よりも軽かったのが横転理由だと報道されました。

このケースから分かるように、関空へ通じる海上陸橋の関西国際空港連絡橋は、全長が橋長3,750メートルもあるそうですから、ここを走る道路や鉄道は風による弱点があり、通行止めになります。ちなみに関西空港連絡橋は、国有不動産です。だから関西空港連絡橋の道路は国道481号。

話を戻します。

JR東日本は、様々なリスクを考慮予測の結果、計画運休を決めたようです。

そのリスクの一つが、台風の影響で乗客が駅から出られなくなった場合です。強風豪雨で駅構外へ出られなくなった場合、多数の乗客が駅構内に残ることになります。

駅によっては、乗客が溢れたり、ホームも大変な混雑になり危険です。また、駅構内から出られる状況を判断しても、お客様が帰宅出来ない場合、人道上の対応に迫られます。

東日本大震災の時に、首都圏の鉄道が運休。JR東日本では、各駅の構内からお客様を全員出したそうです。

全てのお客様を駅構内から《追い出した》のですね。

この対応は後に大パッシングになりました。追い出され、路上に溢れた人々は翌朝まで道に溢れたのです。

確か当時の石原都知事も批判していましたね。

次回同じような災害が発生した時は、各駅からお客様を追い出すことはないといいます。
ホームなどの安全性を確保してお客様を保護するのです。

つまり、東日本大震災を教訓にしています。

駅もホールも同じと考えてはどうでしょうか。

インフラの拠点として考慮した場合、ホールは駅よりもハンデがあります。

つまりホール企業に非常時、お客様を長時間安全を保証する覚悟があるかどうかです。

ホールが営業していて、閉店間際にお客様を追い出せない状況を考えてみて下さい。JR東日本は、一度は追い出しました。そして批判されましたから、今回は計画運休と言う方策をとりました。

突然運休したら、車内や駅に大勢のお客様が残ることになります。車内にはトイレもない。水や食料もない。

全域でこんなことになったら、ほとんど対応出来ません。お客様の安全確保が出来ないわけです。

駅だってごった返しになり、警備員の手配も出来ません。

それならば、早めに運休を決定して予告することが最善策になったのですね。

実際には、「20時に全線がストップしたわけではない」と友人は話しておりました。

各線に残っている乗客を予測しながら、各電車の乗り継ぎに配慮して22時くらいまで運行していた路線があったり、1本だけ車両ホテルにしたそうです。

なんども書きますが、今回はホールの営業時間外に台風のピークが来たので混乱はさけられましたが、閉店間際に強風が吹き荒れたらどうします?

強風が収まるまでホール内に留まりたいお客様が一人でもいたら、深夜までホール内で待機して頂く覚悟がホールにありますか?

留まりたいお客様を追い出して、万が一そのお客様が強風で怪我をしたらどうします。

亡くなったらどうしますか?
きっとワイドショーネタになりますよね。

覚悟がなければ、適切な閉店時間を決めて、早めに閉店した方がよいと思います。

東日本大震災の時に、こんなことがありました。

横浜でキャッツの公演がありました。

劇場ではJRが止まっていることをアナウンス。多くの観劇者は、劇場に留まりました。

鉄道は翌朝でも運休。

劇団四季は劇場をホテル代わりに解放しました。

そして、劇場スタッフだけでなく、俳優全員でお客様のお世話をしたのです。

水や食料の確保に、トップ俳優までコマねずみのように動いた。

これは、当たり前の人道上の対応です。
賞賛されるものではありません。

さて、皆様のホール企業は、どこまで覚悟を決めていますか?




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