パチンコ日報

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元店長の2017年業界雑感その②


各地のホールを見ていると、「もう4円復活は完全に無理だな~」と思うホールが増えていますね。

昔、ベテラン釘師からこう教わりました。

3日で飛ばしたお客さんは、7日は戻らない。
7日で飛ばしたお客さんは、1カ月は戻らない。

でも今は、7日で飛ばしたお客さんは、ずっと戻らない!

だから、4円のお客さんが戻るか戻らないかは、重要な瀬戸際にあります。その瀬戸際を誤ると、そのホールの4円、20円は死にます。

その瀬戸際を見誤る原因は何か?
それは1パチ、5スロの低玉貸営業の出現でした。

1パチが出現した時、業界内では、1円に反対する人が多くいたのを覚えていますか?

小生も1円は諸刃の剣と警告していました。
1円にお客様を移動させてしまうと、4円に戻らないと確信していました。

いざ1円がスタートして、軌道に乗り始めた当初は、4円、20円は問題なく推移しているホールが大半でしたから、1パチ論争は鳴りを潜めました。

ここで考えて見ましょう。
ナゼ、1円が出現したのか?

それは、4円について来られないお客様が出始めたから。これ以外の理由はありません。
これ以外の理由があると言う人がいれば、それは取って付けた誤ったものです。

私が高校生でパチンコを始めた頃は、大半が4円になっておりましたが、東京の郊外の秋川市にあるPと言うホールはまだ3円。つまり3円と4円の過度期でした。

今より物価が安いあの時代、せっかく4円になったのに、なんで時代逆行する1円を業界内で必要としたのか?
それを真剣に考える業界人は誰もいなかったのでしょうね。

1980年代、高校生がパチンコ遊技をしていても大丈夫だった牧歌的な時代。アルバイトで稼いだおカネで、高校生も大学生もパチンコやスロットで遊べていた時代なんですよね。

スタート穴の戻しは7個戻しで、1回の大当たりで2500個も出ました。今は、スタートは3個戻し、大当たりしても500個で終わりなんてことも珍しくありません。
あの頃、なんで大学生がパチンコ遊びを毎日出来たのか?

話を戻すと、1円があるからこそ、今の業界を支えている反面、1円があるから、ホール運営を安易な運営にしてしまった。

もしも、あの瀬戸際の時、風営法で1円が禁止されたとしたら、今の業界は、どうなっていたか考えたことがある業界人はいますか?

いたとしたら、今の4円、20円は、もっと栄えていたと思います。
もっと辛辣にいえば、業界全体で、目先の利益と稼働を追ったツケなんです。
1円があったから、業界はそこへ逃げたんですね。楽だから。

本来は、4円から1円の間に、ワンステップかツーステップあったのに、それを飛ばしてしまったわけです。楽だから。

前回話した1000台クラスのホールの現状は、4円、20円は壊滅的で1円専門店と言っても過言ではありません。実質低玉専門店です。

ここまで落ちぶれた理由は何か?

それまでは、多くのお客様同士のコミュニティが存在したホールだったが、そのコミュニティが全部壊してしまった。

4円、20円の稼働が落ち込み始めた頃、全然出さない。思い切り出せない。

近くにある系列店が新規開店したから、お客様はそっちにも流れた。系列なら、と諦めたんです。

逃げたお客様は、新規開店の系列店と、競合店に散らばりました。
そのお客様のお蔭で競合店の稼働は大幅にアップして、1円5円なんか必要ないくらいになりました。

ある超大手ホールでも同様のケースがあります。瀬戸際の時に、楽な1円に走って、失敗したケースは、山ほどあります。

グランドオープン時から1円を採用するホールがあります。
こんなケースがありました。

東京のベッドタウンの駅前に、全国大手チェーンと関東近郊の有力チェーンが、同時期にグランドオープンしました。

全国大手は1円が採用され、有力チェーンは1円を採用しませんでした。

つまり全国大手は、最初から積極的に営業を打たなかったのですね。

最初から1円を採用しなかった有力チェーンは、約600台で未だに低貸玉を導入することなく、4円20円のみで営業しています。

全国大手だからと言っても、全てが優秀ではないのです。テコ入れしても稼働は上がらず、2年余りで撤退しました。

つづく



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