パチンコ日報

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学歴よりもパチンコ好き社員が業界を支える


人材確保がますます難しくなっているパチンコ業界にはちょっとショッキングなニュースが流れた。

就職情報大手のリクルートによれば、内定をもらった学生のうち6割以上が辞退している、という。調査は10月2日から6日にかけて、2018年春に卒業予定の大学生1529人を対象に実施。内定をもらった学生のうち、1社でも内定を辞退した割合を示す「内定辞退率」を調べたところ、64.6%で、同社が集計した過去6年間で最も高かった。

内定辞退率は、不況で採用が減ると下がる。一方で、景気が回復すると求人が増えるため、上昇する傾向がある。学生の売り手市場で就職先の選択肢が広がる一方で、中小企業などは新卒確保が厳しくなっている模様だ。

このまま景気が上向けば、ホール企業の新卒採用に影響が出るのも必至だ。かつては業界の市場規模の大きさ、仕事のダイナミックさ、店長の裁量権の大きさ、キャリアアップを前面に押し出してきたが、それも過去のものとなっている。

かつては新卒者もパチンコ好きが業界に入ってきていたが、今の大学生はほとんどパチンコをしなくなったように、7割以上がパチンコ未経験のままに業界に入ってきている。

「パチンコを好きでもない人を好きにするのは難しい。それよりもパチンコ好きを重視した方がいい。学歴や能力よりも、パチンコが好きで、それを仕事にしてみよう、という人の方が最終的には『自分にはパチンコ業界しかない』と腹をくくって踏ん張りが効く傾向があります」と話すのは新卒、中途採用支援、転職支援などを業務とするパック・エックスの松林孝征CEOだ。

人を採用する上でパチンコ好きかどうかが重要なファクターな時代に突入してきた。実際大手ホール企業も「数は少なくてもいいから、パチンコ好きを集めて欲しい」と要望も変わってきた。

「アパレル業界で洋服に興味のない人が成功しますか? レストラン業で毎日牛丼ばかりを食べている人が大成しますか?ということです。学歴や職歴は問わないので、パチンコユーザーのフリーター層や第二新卒あたりは、大手法人を中心に奪い合いになっています。学歴よりも本人の志向とパチンコの親和性が重要で、大手を中心にこの傾向へ変わっています」(同)

一方、市場規模の縮小と共に斜陽産業と言われ、業界の将来に不安を抱え異業種に転職を希望するホール社員が今年の春ごろから増えてきた、という。特に遊技機の規則改正が発表された7月以降は急増して前年対比で60%増となっている。

大手の中途採用サイトで「パチンコ」で求人検索しても本当のホール企業の求人は数社で、その中には全く異業種の会社がずらりと出てくる。つまり、パチンコ業界からドロップアウトしてくる人たちを「未経験者大歓迎」という甘い罠で人手不足の他業界が狙っている。

かつては、ホール企業を辞めても違うホール企業に転職するケースが多かった。その会社の将来性を不安視したが、今は業界そのものを不安視している。パチンコ業そのものがそれほど好きでない人からあっさりと業界を去る。必然と言えば必然なことだ。

パック・エックスが使命としているのがパチンコ好きを業界に供給することだ。そのため、同社の正社員求人サイト「パチンコの求人」では【パチンコ好きが活きる!】と大きく謳っている。パチンコ属性の高い若者を集めるようにしている。結局、それが、一番効率が良いというシンプルな考えだ。

「就活を含め社会リテラシーは少々低いかもしれませんが、そこは手取り足取り教えて行きます。パチンコ業界で正社員になるんだという意思を持って応募ボタンを押してくれる若者たちは業界の宝です。なるべく、そういう人たちを離さないようにしています」(同)

好きなことだから頑張れる。パチンコ好きは業界を抜けない——長年の採用活動の結果から見えたことで、パチンコが好きということを採用基準に見直す動きも活発化している。

「これまで20年以上色々な会社を見てきましたが、生え抜きから幹部に上り詰めた人、親族でもないのに役員になられている人、『この人凄いよね』と言われる人の多くは、そもそもパチンコが好きな人です」(同)

同社ではもっとパチンコ好きを集めて、就職先としてパチンコホールを選んでもらえる仕組み作りにも着手する構えだ。





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