パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

メーカーの共同出資で東京にパチンコのアンテナショップを

シドニーオリンピック女子マラソンで我が国初の金メダルを獲得した高橋尚子。女子スポーツ選手として初の国民栄誉賞も受賞。現役を引退後もスポーツキャスターとして活躍している。

高橋尚子とパチンコのイメージは全然なかったが、女性自身が11時間も一心不乱にパチンコに興じ、近所からは依存症を心配する声も挙がっている、と報じた。

どちらかといえば、週刊誌は高橋尚子がパチンコに興じることをネガティブに報道しているが、本人は至ってあっけらかんとしていて、「月何回息抜きでやっている」と答えている。

世界の盗塁王、福本豊は国民栄誉賞を打診された時、「立ちションベンもできなくなるから」と断った逸話がある。当時は酔っ払うと立ちションベンをする習慣があったので、これでは国民の手本にならない、と考えたからだ。

高橋尚子の話に戻すと、さすがに、国民栄誉賞を受賞したものがパチンコをしてはいけない、という論調には至っていないが、高橋尚子=粘って、粘って金メダル=パチンコも粘る=依存症という文脈で記事は構成されている。

パチンコ業界としては高橋尚子がパチンコファンだったことは非常に喜ばしいのだが、MAX機で55回も大当たりを引いていたようだ。

パチンコのイメージを悪くしているのは依存症問題だろう。依存症といえば、いずれ自分が自由に使えるおカネがなくなり、闇金や犯罪に手を染め、最後は家庭崩壊、という一連の流れを連想させる。

「パチンコ業界が本当に新規ユーザーを獲得したいのなら、メーカーがおカネを出しあって、射幸性が低い機種ばかりを取り揃え、パチンコは楽しいもので、害になるものではない、ということを実証するアンテナショップを東京のど真ん中に出店することも必要」(市井の人)

初心者の不安はどれだけおカネが吸い込まれていくか、ということ。そういう不安も解消できるように、1000円前後で十分遊べるような機械ばかりを取り揃えて欲しい。

それを単独ホールでやるのは難しい。ここはメーカーが身銭を切ってアンテナショップを出店する必要がある。

今はまだパチンコ業界といわれているが、この先30年後にパチンコが生き残っているか、ということだ。その頃にはパチンコとスロットの比率が逆転して、スロット業界といわれているかも知れない。パチンコ市場がじり貧になることを座して待つのではなく、アンテナショップという形で行動を起こしてはどうか。


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千円で40回回るパチンコ

日電協の佐野理事長がスロットのAT機の自主規制を打ちだしたのは、6月の通常総会だった。今後の新基準で登場するスロットを5.9号機と呼び、AT機は1500ゲーム単位、時間にして約2時間以上は、一連の指示機能が続かないようにする規制を射幸性の抑制策として実施していくことを明らかにした。

パチンコのMAX機も同様に自主規制した。パチンコは1/320のミドルへとシフトして行くが、その過程で新たに発覚したのがメーカーが関与していたベース問題だった。いわゆる検定機と性能が異なる可能性のある遊技機である。

「ATははっきりいえば規則違反だった。佐野理事長は1500ゲームの自主規制を設けることでATを意味のないものにした。同じルールの下で規則通りに遊技機の開発競争をしようというのが佐野理事長の考え方だと思う。中には『余計なことをしやがって』と苦々しく思っている人もいるが、佐野理事長のやっていることは正しい。だからパチンコのベース不正も許せないと思う。AT機にしてもMAX機にしても反則技でメーカーはメシを食っていたようなもの。それは翻って見れば自分で自分の首を絞める行為だった。佐野理事長は業界を正常化に戻そうとしているだけ」(スロット関係者)

AT機規制の影響を受けないのは、Aタイプ主体に開発・販売し続けてきた北電子とパイオニアぐらいか。

射幸性の高い機械は一時的にはいいが、お客さんの方が持たない。もう一度、庶民が遊べるレベルに戻らなければ、業界はじり貧になっていくばかりだ。

そこで、前出のスロット関係者が提言するのが「確変のないパチンコ機」だ。

パチンコメーカーからすると確変しない機械など絶対に売れないと考えるだろうが、今のパチンコをつまらなくしている原因は案外確変にあるかも知れない。確変させるために、ベースの不正が行われ、確変で連チャンするのが怖いから、店は釘を閉める? スタートが回らないからつまらない。そんなことになっていないだろうか? ただし、全部のデジタル抽選機から確変をなくすという意味ではない。スロットのAタイプのような機械だ。

「パチンコのお客さんは昔は1回の出玉を5000円で計算していました。だから、1回大当たりすると5000円分相当の出玉です。2.5円交換なら1回の出玉は2500発。大当たり確率は1/200。千円スタートはボーダーラインが40回ぐらいぶん回せるスペックににする。お客さんも他入賞でベースを上げるよりも、スタートが回ってベースが上がることの方を喜びます。その代り確変機ではない。これこそがちょいパチだと思います」(同)

デジタル抽選機のバリエーションとして確変なしのパチンコ機も作ってみる?


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おカネを使うパチンコ客を狙うスマホゲーム業界

日本は世界一のiPhone大国といわれ、シェア率は実に7割にも及んでいる。世界全体で見るとAndroidが7~8割を占める傾向がある中、日本だけが逆転している。アップル本社があるアメリカでさえもシェア率は43%だから、いかに日本にiPhone信者が多いかが分かる。

その背景には、日本ではAndroidスマホの立ち上がりが遅れたことに加え、操作性に優れていたiPhoneを選ぶ人が多い。周りがみんなiPhoneを持っていたら、それに流されやすいのが日本人だ。それをカッコイイiPhoneのCMがダメ押しする。日本人にとってiPhoneを持つことがカッコイイのだ。

世界でAndroid市場が圧倒的なのは、やはり安いからだ。一方のiPhoneは高いが、信者化しているので値段の多寡などは問題ではない。従ってiPhone信者は格安スマホには見向きもしないが、iPhoneの呪縛が解けたら、格安スマホ市場は一気に開花する。

その準備だけは着々と進んでいる。格安スマホ市場へ異業種からの参入が相次ぐ中、8月1日から日本郵便が東海地方の郵便局で格安スマホの販売を開始した。局のカウンターに専用のカタログを置いて、申し込むと郵パックで自宅に届く。

ガラケーを持っているお年寄りなどは、格安スマホの重要なターゲットとなる。

格安スマホをお年寄りが持つことを想定して動いているのが、スマホゲームの開発会社だ。

「パチンコ客を全部獲得する、という意気込みで開発中です。パチンコ客は元々おカネを使っているわけですから、課金することも期待できます。それとパチンコで暇を潰しているわけですから、ゲームで暇を潰すのも一緒。課金してもパチンコほどおカネがかからないとなれば、スマホゲームに移行できる」(スマホ業界情報筋)

ゲームの中身までは教えてくれる由もないが、暇つぶし目的で来店しているお客さんがスマホゲームに流れるようになったら、業界は再びインベーダーゲームショックを経験することになる。

ネット通販最大手のアマゾンは8月3日から、書籍や雑誌、コミックを含む国内の作品12万冊が月額980円で、電子書籍で読み放題になるサービスを開始した。電子書籍を読むにはKindleなどの専用端末が便利だから、Kindleが売れることになる。これも時間の余裕があるお年寄りには、もってこいのサービスだ。
おカネのかからない暇つぶしの道具が増える一方だ。業界的にはアゲンストの風が吹くばかりだが、パチンコが根強いのは遊んで勝ったらおカネになること。この優位性が揺らいだ時が、新たなパチンコ業界が胎動する時なのかも知れない。


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CR田中角栄で閉塞感をぶっ飛ばせ!

パチンコメーカーもヒット機を出さなければ、やがては倒産する時代になってしまった。それだけ、ホールの購買力も落ち、年間のパチンコ出荷数も確実に下がっているからだ。

2015年度のパチンコ販売台数は196万9186台と遂に200万台の大台を割ってしまった。ちなみに前年の2014年度は204万5000台、さらに2013年度は222万台だったことを見ても分かるように、かつては300万台以上が売れたパチンコの市場規模の変化が見て取れる。

あれだけ、ヒット機を量産していたメーカーが鳴かず飛ばずの状態に陥っている。

「連発していた時の発想力、企画力が落ちています。本来なら50周年の生誕祭にぶつけてこなければいけないのですが…どういうモチーフを採用したらお客さんが喜んでくれますかね?」と藁にもすがる思いでホール関係者にぶつけてみた。

新機種で新規顧客の開拓に成功した経験をパチンコ業界は体験している。冬ソナではパチンコをしたことのない奥さま層がパチンコに興味を持ってくれた。

奇想天外な発想力が必要になってくるが、この質問を受けてホール関係者が閃いた!

それがパチンコ「CR田中角栄」だった。

かつては金権政治の権化として叩かれた田中角栄が再評価されている。昨年から関連本が発行され「角栄本」は10数冊にも上り、軒並みヒットしている、という。

中でも若かりし頃は青嵐会を旗揚げし、角栄の政敵だった石原慎太郎が自著「天才」では、巨額のお金を裏で動かしたが、それは個人的な蓄財のためではなく、日本のために政治を動かす手段として、むしろ無私な動機の下に行い、角栄の失脚はアメリカの不興を買って、アメリカによって陥れられたものであった、と描かれている。

ズバ抜けた行動力とそのリーダーシップ、敵である官僚も味方にしてしまう人心掌握の巧みさは、閉塞感が蔓延する現代社会において、角栄待望論となっている。

「政治家をモチーフにしたパチンコ台はない。これこそが奇想天外な発想。田中角栄がパチンコになった、となればテレビや新聞も取り上げること間違いなし」(ホール関係者)

田中角栄ほどパチンコに向いている素材もない。「よっしゃ、よっしゃ」、「まぁその~」とか普段の口癖自体がリーチのモチーフにもなる。
ブルドーザーリーチで日本列島改造。

映像を開発するほうもワクワクしてくるのではないか?

最後のハードルは田中真紀子がGOサインを出すかどうか。

企画とは困難なものほど達成感がある。


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ファン感謝デーの抽選時間は告知すべき

写真は第2回全関東パチンコ・パチスロ夏のファン感謝デーのポスターである。

第2回となっているが、全関東でこうした催しをしていること自体を知らなかった。

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全関東と謳っているのに、埼玉県と茨城県が入っていなかったり、その一方で新潟県が入っている。

ま、それは置いといて、こうしたファン感謝デーを客目線で開催して欲しい、という声が届いたので、次回から取り入れてもらえば幸いだ。

以下はお客さんの不満の声だ。

「抽選時間を聞いても店は教えてくれない。お客のことを思うのなら抽選時間ぐらい教えて欲しい。この前も1~2時間打っていたが一向に始まらない。結局2~3万円負けて帰った」

常連客にはこっそり教えるケースもあるが、それでは不公平になる。

こういう不満に対して大抵の店の考え方は、こうだ。

時間を告知するとその時間しか来ない。できるだけ長い時間店に滞留して欲しい。その間パチンコを打つ=おカネを落として欲しい、とまあこんなところだろう。

芸能人などの来店イベントも然り。日にちは告知するが、来店時間は伏せている。

ファン感謝デーは大抵が3日連続で、金、土、日となっている。

ここからが提案だ。

例えば、土日に限っては、開店30分後に抽選を行うことをルールとして決めてしまえば、普段パチンコはできないサラリーマン客などが朝から並んでくれる可能性が出てくる。顧客目線で考えるなら、時間が分かった方がいいに決まっている。パチンコ業界が一番忘れてしまったのが、この顧客目線であろう。

そもそものお題目はファン感謝デーである。日頃の愛顧に感謝するなら、抽選時間も告知しないで、ただおカネを使わせるのでは筋が違っている、というものだ。

もう一つ。

お客さんが不信に思っていることに、本当に当たりくじは入っているのか、ということ。過去、一部のホールでは1等の当たりくじを最初から抜いていたこともある。

そうした不信感を払しょくするために当たりくじはホールに貼りだすことだ。


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