高橋尚子とパチンコのイメージは全然なかったが、女性自身が11時間も一心不乱にパチンコに興じ、近所からは依存症を心配する声も挙がっている、と報じた。
どちらかといえば、週刊誌は高橋尚子がパチンコに興じることをネガティブに報道しているが、本人は至ってあっけらかんとしていて、「月何回息抜きでやっている」と答えている。
世界の盗塁王、福本豊は国民栄誉賞を打診された時、「立ちションベンもできなくなるから」と断った逸話がある。当時は酔っ払うと立ちションベンをする習慣があったので、これでは国民の手本にならない、と考えたからだ。
高橋尚子の話に戻すと、さすがに、国民栄誉賞を受賞したものがパチンコをしてはいけない、という論調には至っていないが、高橋尚子=粘って、粘って金メダル=パチンコも粘る=依存症という文脈で記事は構成されている。
パチンコ業界としては高橋尚子がパチンコファンだったことは非常に喜ばしいのだが、MAX機で55回も大当たりを引いていたようだ。
パチンコのイメージを悪くしているのは依存症問題だろう。依存症といえば、いずれ自分が自由に使えるおカネがなくなり、闇金や犯罪に手を染め、最後は家庭崩壊、という一連の流れを連想させる。
「パチンコ業界が本当に新規ユーザーを獲得したいのなら、メーカーがおカネを出しあって、射幸性が低い機種ばかりを取り揃え、パチンコは楽しいもので、害になるものではない、ということを実証するアンテナショップを東京のど真ん中に出店することも必要」(市井の人)
初心者の不安はどれだけおカネが吸い込まれていくか、ということ。そういう不安も解消できるように、1000円前後で十分遊べるような機械ばかりを取り揃えて欲しい。
それを単独ホールでやるのは難しい。ここはメーカーが身銭を切ってアンテナショップを出店する必要がある。
今はまだパチンコ業界といわれているが、この先30年後にパチンコが生き残っているか、ということだ。その頃にはパチンコとスロットの比率が逆転して、スロット業界といわれているかも知れない。パチンコ市場がじり貧になることを座して待つのではなく、アンテナショップという形で行動を起こしてはどうか。

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