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また来たいと思う居心地のいい店づくりで高稼働ホールへ

第6回ぱちんこ情熱リーグより

埼玉県富士見市の「アリーナふじみ野店」は、東武東上線のふじみ野駅西口から徒歩3分ほどの場所にある。総台数は244台の低貸し小型店舗だ。「また来たい」と思う店づくりで平日でも高稼働を誇っている。

ちなみに1パチは37600発(全国平均24360発)、10スロ15800枚(全国平均7452枚)という稼働データからも高稼働ぶりが伺える。

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また来たくなる取り組みは、1人でも多くのお客様と接する機会を作り出し、声掛けのきっかけをたくさん用意し、居心地のいい空間を作りだすことだ。それが自分たちの居場所として捉えてもらうことにもつながっている。

「来たくなる」ためには次の3つを大切に取り組んでいる。
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①快適さ(遊技に集中できる環境を作りだす)
・駐輪場の自転車整理=出し入れしやすいように
・店内で気づかない些細な場所の改善

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②親切さ(お客様目線で気づき、機転を利かせる)
・ペットボトルを開けられないお客様にスタッフから声を掛けてペットボトルを開ける
・外国人から英語で聞かれ、焦ったがスマホの翻訳機能を使って対応
・機種説明担当スタッフが自分のいいと思ってことを機種説明に書いたところ、その機種が好きなお客様とかなり濃い話ができた

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③驚き(期待以上のサービス提供)
・タスポ利用を頼まれるお客様の行動を先読みして、自販機の前で待つ
・お客様の似顔絵を描いて、「大切に飾るね」と喜ばれる
・来店が遠ざかっているお客様に手書きの手紙を出したところ「手紙ありがとう」と声を掛けてもらった
・色紙でサンタクロースを作って店内に飾っていたところ、欲しいというお客様にプレゼントしたところ、後日手作りの爪楊枝入れをお返しに貰う

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こうした取り組み馴染めないスタッフも中にはいる。

そこで副店長が課した課題が会員募集だった。積極性がなく、自信のないスタッフだったが、まず目標を設定し、仲間が協力することで目標を達成することができた。そのスタッフは必要とされるためには「目標を立て、皆に知ってもらい、諦めずに最後までやり通すこと」を学んだ。

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自発的になるスタッフが増えることで、多くの顧客接点が増えて行った。それがまた来たいにつながって行った。

同ホールには「とりあえずやってみよう」という合言葉がある。やってもいないのに「出来ない」を認めたくないためである。

人間、褒められるとその気になる。期待されると燃えてくる。認められると目標が達成できるようになる。

「もっと褒められたい、もっと認められたい。そのためには時間も忘れて夢中になる。小さなことを積み重ね多くの失敗もあった。何もしなければ失敗はしないが、何も生み出さない。これからもチャレンジし続ける。また来たくなる居心地のいい店とは、お客様の期待に応えた時に生まれる」(スタッフ)

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お客様とのつながりを積極的に増やし、「また来たいと思える居心地のいい店」とは、小型店舗の生き残り策としても大いに手本となる。


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