パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

東南アジア市場を求めて

直近の国内自動車の売れ筋ランキングを見るとベスト10中、7車種が軽自動車だった。新車の販売台数の約4割を軽自動車が占めている。

軽がこれだけ売れるのは、何よりも税金が安いことに尽きる。

しかし、税金の安い軽自動車が増え続ければ、税収が減ることにもつながるので財政的には面白くない。それにまったを掛けたのが、ことし4月からの軽自動車税の増税だ。

理由は排気量こそ660ccだが、車体や性能、装備は上位クラスのリッターカーとの差が価格的にもほとんど差がなくなっているのが現状で、税の公平性を保つために税制の改正になったようだ。

「後、10年もすれば軽の優遇税制は撤廃されますよ」と話のは自動車メーカーの関係者。これはメーカー間の共通認識で、それに伴い任意保険料なども上がる。

そうなると、今度は軽を買うメリットがなくなる。そうなると、国内で軽が売れなくなってくるとメーカーは軽の輸出も考えなければならない。

「これまで衝突安全性の問題でヨーロッパには輸出できませんでしたが、基準がないアジア圏は需要があります。コンパクトサイズながら安全性のノウハウを確立しているスズキやダイハツは世界へ打って出る。特に東南アジアは急成長しているのでねらい目です」(同)

東南アジア諸国が成長しているのは、インドネシアやタイからの観光客が増えていることを見ても分かる。経済が成長して中間層が増えれば、海外旅行の需要も起る、というわけだ。

「経済成長の過程で次に東南アジアで求められるのは娯楽です。パチンコメーカーの中にはどうやって東南アジアに市場を作るか研究していますよ。国内がダメなら海外に打って出るのは軽自動車メーカーのように、メーカーとして当然の考えです」(経済アナリスト)

ダイナムに引き続きホール企業のニラクも香港市場に上場を果たした。

「恐らく、両社とも東南アジアでのホール展開は考えているんではないか、と推察できます。その場合、香港市場に上場している会社となれば信用も付きます」(同)

ダイナムはメーカーと提携してプライベートブランド機を開発している実績がある。

この先、東南アジア向けの機械を共同研究なんてこともあるのかも知れない。

換金なし。一般景品交換のみでホール経営ができるようになれば面白い。

人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える


※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。コメントがエントリーになる場合もあります。