パチンコ日報

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低射幸性、低貸し営業は依存症対策にはならない!

ハンドルネーム「ザッシュ」さんも、低射幸性、低貸し営業が依存症対策にはつながらず、むしろ、この施策は警察庁のミスリードだ、と指摘する。依存症は心の闇の問題で、換金がなくとも依存症に陥る人は陥る、という。

以下本文

2005年、ラスベガスでペニースロット(1¢から賭ける事ができるスロットマシン)が大ブームになった際、米国のメディアが「安価ゆえに誰もが気軽に参加できるペニースロットは、通常のスロットマシンより依存問題に発展する可能性が高い」と警鐘を鳴らしてます。

射幸性を抑える事が依存症対策として効果的などという学説はありません。低貸営業を推奨するのは警察庁のミスリードであり、全くのデタラメです。

それにしても、この件で多くの人が理解していないと思うのは、パチンコは依存対象物であって依存症の原因ではないという事です。

人が依存症の問題行動 = 「病的ギャンブリング」に陥る主な原因は金銭欲 / 名誉欲 / 現実逃避志向で、その人の心の中にあるものです。「ギャンブル依存症」とは、そうした心の闇と向き合いコントロールする事ができない人間が陥り、やがては脳の構造が変化してしまうという精神疾患なのです。

つまり、パチンコで遊技の結果得られる賞品を一般賞品のみとしても問題は解決しません。心の闇と向き合えない人間は、別の依存対象物を求めるだけというオチになるでしょう。

実際、精神医療の現場で取り上げ策を実践したところ、アルコール依存の患者が薬物依存になったなどの臨床例が報告されており、これを「クロス・アディクト」と言います。

ギャンブル依存でも徹底的な取り上げ策を実践した結果、失敗した国がありますよね? 法改正により換金可能な電子ゲーム = 「メダルチギ」を禁止し、国内17ヶ所のカジノは1軒を除き全て外国人専用としたにも関わらず、ギャンブル依存の有症率、成人人口の実に9.5%という有様になった韓国です。(日本は5.6%)

昨年、カジノ法案が国会に提出された際、「韓国では、たった1軒のカジノが265万人をギャンブル依存症にした」とする記事を讀賣新聞で読んだ覚えがありますが、首都ソウルから高速道路を車で3時間半ほど走った山の中にある施設にそれほどの影響力があるという結論は乱暴すぎると感じました。

ギャンブルとは何か? パチンコが、競輪・競馬が、宝くじがギャンブルなのか? ――答えは否。ギャンブルとは、勝敗のある競技やゲームに金銭や物品を賭ける「人の行為」を指す言葉です。だから、野球賭博があるし、相撲賭博もある。囲碁や将棋にだって金を賭けて打つ「真剣師」がいる。

依存症のキャリアから心の闇と向き合う術を伝えずに依存対象物を取り上げたら、やがて法や規則で整備されていない、より悪質な依存対象物にハマる可能性が高いでしょう。

自分としては、この業界が悪質な依存対象物に対する防波堤となる事を期待したいと思います。物事の功罪は、大概が相半ばするものです。この業界が自らの罪と正面から向き合うなら、必然的に功も浮かび上がって来るはず――。

依存症問題は業界の社会的立場を向上させる、よい機会だと思いますけどね。RSNポスターの掲示や資金援助などのお茶を濁すような施策ではなく、カジノの依存症対策プログラムを参考にすれば、もっと実効力の高い施策ができるのでは?


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