ヒット機を連発するとメーカーの信用度でホールも迷わず買ったが、ここ最近は出す機械、出す機械が期待を裏切っている。アイドルグループの大型版権モノも、2作目は初号機ほど稼働貢献することもなくなった。
メーカーは開発から市場に出るまでに1年半~2年はかかる。その間は経費は出て行くばかり。当たれば大きいが、売れなければ、利益率の高いメーカーといえども決して安泰ではないことは、マルホン、奥村という老舗パチンコメーカーの倒産で諮らずとも証明された。
メーカーもここに来て開発費の見直しを図っている、という。
「やはりムダな開発費を掛けすぎてきたのが奥村。抱き合わせができないメーカーは協力会社としっかりコスト管理していかなければならない」(同)
パチンコメーカーはノウハウがないスロットに関しては、開発会社に丸投げで開発費もザル状態だったようだ。
「雰囲気としては下請けに1億、2億で開発してくれ、というような感覚です。液晶、版権会社はとにかくメーカーから抜くことしか考えていなかった。だから版権詐欺にも会うわけです。丸投げでろくでもない機械が出てきていた。嫌が上でもコストを精査しなければなりません」(同)
メーカーがシビアになる一方で、ホール大手もこれまでのやり方の見直しが迫られている。ネームバリューだけで集客できる時代も終わった。稼働重視から粗利重視に変わって来ている。
「1円で成功しているライバル店のやり方を真似するのはプライドが許さないでしょうが、財務体質の強化は急務だと思います。売り上げでは勝っていても、利益で負けているのですから。4円で事業計画を立てる時代は終わっています。あれだけ4円等価が強かった八王子のナポレオンでも低貸しをどんどん増やしています。4円に拘りたい気持ちは捨てること」(業界ウォッチャー)
業界では2円パチンコがどうしても成功しない。2円より1円の方が遊びやすいためだが、4円を捨てる代わりに3円~2.5円のボリュームゾーンを4円客の受け皿として、新たに開拓することも必要になって来る。
その先鞭をつけるのが大手の役割かも知れない。
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