門外漢なので取材ルートはなく、ホール関係者を頼ってメーカールートをこじ開けて行ったが想像以上に口が堅く、玉砕状態だった。そんな中で、ようやく非公式ながら話を聞くことができた。
週刊誌記者の関心事は、メーカーは釘調整が不要なパチンコ機の開発を行っているのか、ということ。
「プラスチック釘であろうが、鋼鉄製の釘であろうが、現時点で釘が曲がらない機械を作ることは不可能」と前置きした後、持論を展開し始めた。
「釘調整が不要な機械を作った、とした場合、ホールで玉がかりが起こった場合、それはホールの責任ではなく、メーカーの製造者責任となる。そうなると玉がかりしないゲージ設計が必要となり、釘のピッチは今よりも広くなり玉の動きがつまらなくなる。そうなるとメンテナンスとして釘調整を認めてもらうことで、メーカー責任を逃れたい」
玉がかりで責任を取りたくない、という発想はいかにもメーカーらしい。
さらに新たな問題としてメーカーはベース問題も抱えている。
「釘調整がいらない、ということはメーカー出荷時でスタートやベースも固定化されてくる。となるとここで交換率の問題が発生する。例えば、スタートが5.5回で固定化されているとしたら、30~40玉までの交換率があった場合、当然30玉交換の店を選ぶことになる。あるいは、30玉交換用、40玉交換用の機械を最初から作る必要もある。そうなると資金力のある大手しか生き残れなくなる。そんなことを考えると全国で統一した交換率だってあり得る」
この記者は併せて警察関係者にも取材を試みた。現職の生安の管理職が応じた。
「警察は4号機の時に業界を見る目が変わった。100万円も出るような機械を作ったスロットメーカーの責任は重い。5号機になっても警察の裏を書く姿勢は変わっていなかった。ギャンブル性を強くしたから釘調整が違法といわれるようになったのも自業自得」
確変が認められてからは遊びの範疇を超えてはいたが、等価交換に舵を切った時からギャンブル化が加速して行った。
釘調整の要らないパチンコ機というと前出のパチンコメーカー関係者のように難しく考えているが、設定付きパチンコを復活すればいいだけのことではないか?
あるいは、ユニバーサルの特許を使えばいとも簡単にクリアできる。その特許を使いたくないから難しいのかも知れない。
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