パチンコ日報

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元海ファンの声を聞け

1月20日付のエントリー「脱ギャンブルに舵を切れ」に対して、ハンドルネーム元海の常連さんのコメントがぐさりと刺さった。



「1パチが流行り始めた当初なら同意しました。でも今のホールの客は爆裂機に魅入られた人ばかりでかつて海物語を打ってたような人は爆裂機の吸い込みに耐えられずに徐々に姿を消していき今は殆どパチンコを卒業されてますよね。いなくなった人に声を届かせる方法はないのですから今いる爆裂機好きの方にアピールする方向が現実的ではないでしょうか」



このコメントを読んで改めて考えさせられるのが、業界は何も学んでいない、ということだ。



1970年代後半、空前のインベーダーゲームブームでパチンコホールには閑古鳥が鳴いていた。この時業界を救ったのが平和のゼロタイガーであり、三共のフィーバーだった。



この2つの斬新な機種の登場で業界は息を吹き返した。



ところが、ホールとして儲かるのはハネモノよりもフィーバーだった。当初は組合の自主規制で過激な出玉のセブン機の設置台数は総台数の2割までとしていたが、いつしかその規制も取っ払われた。



この辺りから売り上げの上がらないハネモノがどんどんホールから消えて行った。それに伴ってハネモノをまったりと打ちたいお客さんがホールから淘汰されて行った。



ホールはそんなお客さんを見殺すかのように、セブン機一辺倒へとアクセルを踏み込んで行った。



すべては売り上げを重視した結果だ。



この時はそれでも業界は右肩上がりを続けていたので、ハネモノ客を見捨てようが、経営に大きな影響はなかった。



ハネモノが市場から消えようとしていた時代に、必ずオール10の普通機を設置していたチェーン店が鹿児島にあった。



理由はオール10ファンのお年寄りのお客さんを大事にするためだ。ニーズがある限り売り上げは上がらずとも、オール10を設置し続けた。



そして、今、業界を支えているのはMAX機を好むギャンブル志向の層で、前述のコメントにもあるように、まったりと海を打っていたいお客さんがどんどんホールから消えている、ということだ。



このまま業界が売り上げの上がるMAX機に頼るよう行為は、風船をパンパンに膨らましているようなもので、いつかは弾ける。



分かっていながら、それが出来ない。行き着くところまで行き着かないと業界は気づかないのかも知れない。







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