ここはポケモン好きの子供にとっては聖地ともいえる場所で、ポケモングッズを求めて、子供だけでなく大人同士の姿も多い。
クールジャパンの象徴ともいえるアニメや漫画は、外国人にも大人気で、ポケモンセンターにも外国人の姿がある。
20代のアメリカ人とベネズエラ人の2人組の女性が、「写真を撮って欲しい」と声を掛けてきた。それに応じたのが業界関係者だった。
ピカチュウのぬいぐるみを抱えている写真を撮影した。

このことがきっかけで片言の日本語と片言の英語で会話が始まった。
すると、彼女らの方から「パチンコがしたい」という話が出た。偶然とはいえ業界人は彼女らがパチンコに興味を持っていることが嬉しくなった。
「パチンコはどこへ行けばある?」
日本の滞在は10日あまり。時間はたっぷりある。
彼女らがパチンコに興味を持った理由は、アニメからの興味だった。一度、日本でパチンコをやったことのある友人から「楽しかった」という情報を聞いて、俄然やりたくなった。
パチンコはアニメ版権の機種で溢れかえっている。アニメ好きの彼女らからすれば、日本のパチンコはパラダイスに映る。
「ピカチュウのパチンコはないの?」
「ピカチュのパチンコはないけど、ちびまる子ちゃんのパチンコならあるよ」
「ちびまる子ちゃんは知らない」
ポケモンセンターにまで足を運んでいるということは、相当なピカチュウファンであることが伺える。
「リラックマはないの?」
「リラックマはスロットであったけど、今は置いているホールを探さなければいけない」
パチンコをすることも興味津々だが、中古パチンコも買って持って帰りたいようで、変圧器はどうしたらいいのか、という質問まで受けた。
そして、最後にパチンコには4円と1円のレートがあり、1円で遊ぶことを勧めた。
せっかく、パチンコに興味を持ってもらっているのに、一瞬で1000円が消える4円を勧めることはできない。初めてパチンコを体験する外国人にも、1000円で十分堪能できるぐらいでなければ、それ以上に広がりはない。
アニメ好きの外国人を取り込むビジネスチャンスはある。
アニメの世界観を楽しんで、運が良ければ、おカネにもなる。こうして、パチンコの面白さ、楽しさを体験してもらい、ネットの世界情報発信してもらえば、世界に伝わる。
そのためにも、おもてなしの釘調整が必要になる。

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