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強いホールはますます強くなる法則

首都圏にはあるランキングがある。



1位はいうまでもなく東京。2位は神奈川県。ここまでは自他共に認めるところだが、3位争いを千葉と埼玉が激しくつばぜり合いを展開。5位以下は茨城、栃木、群馬の3県が争う。



それまで3番手、4番手の首都圏でチェーンを展開していたホール企業が、念願の東京都下に出店したのは昨年4月のことだった。



そして、今度は首都圏では2位の神奈川県横浜市内の地下鉄駅前の新築商業ビル内に出店、近々グランドオープンする運びとなっている。



ここは横浜市の副都心と位置づけられており、駅の1日の乗降客は7万5000人、と年々増え続けている。人口減が心配される首都圏でも、今後も30年間は人口増加が見込める一等地とも目されている。



「やはり東京に出店したために、こういう一等地の情報も入ってくる。地元の方がどうしても情報が早い。地方にいたのではこうしたSクラスの物件情報は入って来ない。地方から東京へ出店して失敗するケースは、B、Cクラスの物件に手を出すから。駅前といっても競合店からは一番離れている場所にあったりする。となると駅に近い競合店よりも玉を出さなければ集客できない。やがては体力も奪われていく。よって強いホールにはいい物件が来て、ますます強くなる」(事情通)と解説する。



何がいいかというとこの駅前には初めてのパチンコホールということ。一つ先の駅前にはホールはあるが、同駅を利用人には、駅前初出店となるので、利便性が高い。



同じ駅前でも既存店が林立するような場所では、大手のような資金力がなければ、後発組は苦戦を強いられる。競争がない場所であれば、必要以上に無駄玉を出さなくてもいい。ただ、競争がないからといって胡坐をかいているようでは集客はできないだろうが、適正利益の範囲で営業すればまず問題もない。



これはいわゆるブルー・オーシャン戦略に近いものがある。



競争の激しい既存市場を「レッド・オーシャン」(赤い海、血で血を洗う競争の激しい領域)に対して、競争のない未開拓市場である「ブルー・オーシャン」(青い海、競合相手のいない領域)と定義づけられている。



競争相手のいない新市場を開拓することで一気にシェアを取る戦略ともいえる。立地産業ともいわれるパチンコ業界にあって競争相手のいない駅前立地などはそうそう出てくる案件ではない。



地方から首都圏に出店して成功するには、いかに優良物件を手に入れられるかにかかっているともいえる。





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