パチンコ日報

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パチンコが政治利用の標的にならないために

年末に安倍首相が靖国神社を参拝したことを受け、中・韓はいつも通りの批判を繰り返したが、第二次世界大戦で日本の占領統治を受けた東南アジア諸国は冷静な反応だったことを4日付の産経新聞が伝えている。



2日付のBLOGOSでは中・韓だけでなく朝日新聞の靖国参拝批判を受けて、日本の若者のナショナリズムが刺激されて「反中国・反韓国」の意識を高揚させている、とのコラムを紹介している。



政治に無関心と思われている20代の若者だが、朝日新聞の首相参拝のアンケート調査によると、20代は60%が賛成、15%が反対と答え、尖閣諸島や竹島を巡る中・韓の姿勢については、反発を覚えるが83%、反発を覚えないが12%、と回答。反中、反韓ぶりが鮮明になっている。



パチンコ業界は在日社会ともいわれるほど、韓国・朝鮮籍の経営者が多数を占めるが、今や経営陣は2世、3世世代に移行し、考え方は日本人に近い。



30代後半の経営幹部は在日3世。ある新年会の席でこんな不満を口にした。



「本当に祖国が嫌になった。ナゼ、あんなにバレる嘘を平気でつくのか!」と怒りを露にした。



それは、韓国軍が南スーダンでの国連平和維持活動で、自衛隊に銃弾1万発を借りた例の事件だ。



当初、韓国政府は自衛隊から借りたことをきっぱりと否定していた。



ところが、調べればすぐに分かることで、韓国国防省は、韓国軍の部隊長が韓国国防省へ報告する前に、緊急性から直接自衛隊派遣部隊に要請していたことを明らかにした。



当初の予備を確保するため一時的に借りた。国連を通じて要請した、として「緊急性」はなかったなどと主張していたことが、嘘だったことが分かった。



朝鮮籍の人は、金正日が日本人拉致を認めた時に、一気に祖国から心が離れたが、韓国国防省のウソはそれに匹敵するぐらいの衝撃だった。



日本で生まれ育っていると、どちらの主張が正しいかは冷静に判断できる。



「日本のマスコミはそんなには騒がなかったが、これが韓国だったらマスコミも大騒ぎしていた。改めて日本が成熟した国であると共に、韓国人の未熟さを思い知らさせる出来事だった。自分が日本人なのか、韓国人なのか、本当に分からなくなった」



在日韓国人でありながら、朴槿恵大統領=韓国政府には失望しているように、日本人の若者のナショナリズムが高揚していることは前述の通り。



ここに来て嫌パチ派が不穏な行動を起こそうとしている。



東京のホールから経営者の国籍をネットで公開する、という。海外で日本たたきを起こす場合、日本製品の不買運動が展開されることがあるが、それに近い運動だ。



電話で確認して、未回答の場合は韓国籍とみなす。韓国政府の対応はパチンコを潰すチャンス、と意気込む。



「トータル的に考えれば、仲良くやらなければいけないのに、日本人をバカにし過ぎている。北朝鮮から攻撃されたらアメリカや日本に助けてもらわなければいけないのに」



パチンコが反韓の政治利用されることは避けなければならないが、正月営業の渋釘では共感を呼ぶだけだ。







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新台を買わずに還元営業に挑戦

鶏が先か、卵が先か論争のように、パチンコ業界にはホールが悪いか、メーカーが悪いか論争がある。



ホールはメーカーの機歴販売のように必要のないもので買わされる売り方が悪いといえば、メーカーはホールの機械の使い方が悪いという。



個人的には欲しくもない機械を付き合いで買ってしまうから、すぐに回収に走ってしまうのではないかと思う。この付き合いもチリも積もれば山となるで、年間で不要な機械代は千万単位にもなる。



加えて、新台効果が出ていないことも問題だ。



「新台をどんどん入れ替えた方が、稼働も売り上げも上がる」とばかり、メーカーの手先かと思うほど新台導入を勧めるコンサルもいることも確かだ。



確かに、稼働や売り上げは新台を入れた方が上がるだろうが、結果的には、手元にいくらのキャッシュが残ったかだ。



稼働も、売り上げも上がったが、結果が機械代の支払いで赤字では新台を入れた意味がない。



業界を俯瞰した場合、新台を導入することが、結果的には客離れを引き起こしているとすれば、これは異常なことだ。



この現状に勇気を持って立ち上がったホールが登場した。



栃木県宇都宮市の「ジャンボ宇都宮店」がそのホール。



2014年は営業スタイルを一新する一環として、「1月は新台入れ替えを一切行ないませ」とピーワールド上で宣言。その理由を「本来のパチンコ、スロットの楽しみ方に回帰するための決断」としている。



締めくくりのこの一文に店長の覚悟が現れている。



「どうしても新台が打ちたい方は、残念ですが当店へのご来店はご遠慮ください。現在のパチンコ店への不満がある方のご来店をお待ちしています」



新台以外のことを全力で行なう、ということだ。



なぜ、こんな覚悟に至ったのか?



それは、新台を買い続けて利益を確保することに疑問を持ち始めたからだった。



広告宣伝規制から1年半が経過する中、ダイコク電機のSISの稼働データは下がる一方だ。



イベントができなくなって、新台を買い続けることで全国の稼働データが下がり続けることは、異常である。それだけ、回収が早まっている結果でもあろう。



それなら、新台を買わずに、その分をお客さんに還元したほうが喜ばれる、と考えるのは当然のことだ。



正月は「アケ」営業に徹した。



1月の決意をメーカーの営業マンに伝えると、意外な反応が返ってきた。



「一個人としてそういう店に遊びに行きたいので、どんどんやってください」



さらに、ここからメーカーの営業マンの本音が垣間見える。



今までは、この機械を入れたら間違いない的な営業トークだったのに、「こんなペースで新台を出してもいいんですかね」と愚痴も出るようになった。



営業マンは機械を売ることが仕事だが、会社のやりかたには不満を持っていることが見えてくる。



以下は同ホールのホームページより。

いずれも店長がフォトショップを駆使して制作した傑作だ。













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交換率で税制を変える

今年4月には消費税8%がスタート。来年10月には10%、と待ったなしで消費税は引き上げられる。



ここに来て、ようやくホール5団体の要望がまとまったようだが、それは現行方式を踏襲する内税方式。



100円で25個あった貸し玉を2~3個減らし、貸し玉の時に消費税分を徴収する外税方式が一番すっきりする。8%が10%に引き上げられてもソフト対応で簡単に貸し出し個数が変更できる。



ただし、貸し玉の時に課税する外税方式では、ユニット交換などに膨大な設備投資がかかる。中小、零細ホールではその資金がないことなどが、その理由だが、大手も台数が多いだけに相当な負担になる。



業界が現行方式の踏襲を考えている一方で、政治家グループはこんなアイデアを持っている。



「ヨーロッパでは食品には課税しないとか、食品でもぜいたく品には沢山課税する方式が取られているように、パチンコも等価交換営業と40個交換の税率を変える。等価交換はギャンブルなので、税金を高く、40個交換はレジャーなので税金を安くする」



すごい発想だ。



政治家でもパチンコ好きもいるのだが、これはパチンコ業界のためを思った考えでもある。



「国としては税収が上がればいいわけだ。等価交換営業がギャンブルとみなされて、税金が上がれば、自ずとホールは40個交換を選択するはず。等価交換が減って40個交換になれば、今よりは遊びやすくなって、お客さんが増えるはず。それは結果的に業界のためにもなる」



営業方法によって税率が変わる、というのは突拍子もないような話に思えるが、この議員も今の等価交換営業では遊びにくくなっていることを思っての親心でもある。



それでなくても4円は高価な遊びになってしまい、どんどん4円を打てる人口が減っているというのに、等価交換がさらに遊べない釘に拍車をかける。



等価交換で伸びたホールは、等価交換で滅びる。



本当は等価交換を止めたいが、そのきっかけがつかめないのなら、税率で差別化すれば、自然と40個へ流れるかも知れない。



ただ、今のお客さんの大半は高価交換営業に慣れ切っているので、40個では、当初は物足りなさを感じるだろう。



それでパチンコから足を洗う人も出てくるだろうが、遊びやすくしてパチンコ人口を増やすことが長い目で見れば、業界のためでもある。



先人が編み出した交換差益はやはりパチンコ営業の真髄だった。



それをみすみす捨てた業界は、目先の利益に走りすぎた。





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おじいちゃんのパチンコをやりたい気持ちが病気を克服

突然、常連のおじいちゃんが店に現れたのは30日の昼過ぎだった。



年は80過ぎ。



「お久しぶりですね」



思わず店長が声をかけた。ここ2年以上店に姿を見せていなかったからだ。



するとおじいちゃんは、この2年間病院へ入院していたことを話し始めた。



「内臓疾患で、もう、内臓はボロボロやった。入院中はとにかくパチンコがしたくて、したくてたまらんかった。退院したら真っ先にパチンコすることだけを考えていたよ」



どうやら、正月の仮退院のようだった。



店長をはじめ、主任や役職者は、毎日のように来ていたおじいちゃんの姿が見えなくなって、おじいちゃんの仲間にも聞いてみたが、「分からない」という返事しかなかった。



心配していただけに、おじいちゃんの姿を見たときは安堵した。



おじいちゃんはこの日のために小銭を貯めていた。



売店で買い物した時のお釣りを貯めていた。



「これを札に両替してくれんか」



大量の小銭は100円、50円、10円、5円、1円。500円玉はなかった。



集計するのに1時間ほどかかった。手の空いた者が交代で数えた。



全部で6万8245円あった。



おじいちゃんは、これを1日で使ってもいい気分になっていた。



「久しぶりに打つんでどの台がいいかの」



MAX機ではいくら6万円あってもすぐになくなる可能性がある。そんな台は勧められない。



店長は最も遊びやすい沖海3の甘デジを勧めた。



するとラッキーなことに500円目で大当たりした。



出玉は1万1000発あった。4円等価なので4万4000円也。



「これで軍資金は10万円になった。明日も、正月も来るぞ。パチンコはほんまに楽しい」とニコニコ顔でタクシーに乗って帰っていった。



店長はおじいちゃんが、退院したらいの一番にパチンコしに来たことと、500円で大当たりしたことが、うれしくて、うれしくて、感情がこみ上げてきた。人目を憚らず泣いた。



おじいちゃんを古くから知っている古参格の主任は、2年以上も来店していないことに、死んでいたのではないか、と思っていたぐらいだ。



おじいちゃんが、病気を克服したのは、「退院したらパチンコをやる」という強い気持ちがあったからではないだろうか。



パチンコが生きる希望になっていた、というのは言い過ぎだろうか?



買い物してお釣りを貯めることも、パチンコをするための楽しみであったに違いない。



パチンコもこうやって役立っているのだ。



追記



翌日朝7時に一人の男性がホールにやってきた。



掃除をしていたおばちゃんに「店長はいらっしゃいますか」と声をかけた。



男性はおじいちゃんの息子さんだった。



「きのうはどうもありがとうございました。おやじがとっても喜んで帰ってきました。あんな明るい顔を見たのは久しぶりです。ボタン一つで、ありがとうございました。これは自宅で採れたゆずです。皆さんで召し上がってください」



息子さんはお礼に来たのだが、おじいちゃんの話を聞いて、完全に誤解していた。



店長がおじいちゃんのために遠隔操作で大当たりさせたものと思い込んでいた。



「いやいや、それは誤解です。いまどき遠隔操作をしている店はありません。たまたま500円で当たっただけです。ですから、きょうも、正月もお見えになると思いますが、負けることもあります」と説明し、お礼の品は丁重にお返しした。



おじいちゃんは、今でもパチンコは遠隔操作をしているものと思い込んでいる。



この年代の人には、遠隔は都市伝説のように刷り込まれている。



この誤解を解くのも業界の仕事だ。





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高級みかんと元旦

手作りみかんで1箱三千円します。





元旦にお客様に振る舞います。



この高級みかんを元旦に食べたら、お客様は元旦にうちのお店で美味しいみかんを食べたという印象が残ります。



みかんが包まれた赤い紙袋をとり、みかんのへたをとるということをしたことのあるお客様はごく少数だと思います。



実際、私もこのみかんが初めてでした。



接客業はお客様にいくつ良い印象が残せるかで、繁盛店になるかどうかが決まります。



元旦の営業は最も印象に残りますので、一年で最も出玉を出す日にしています。



元旦はスロッターの夢である設定6をこれまでかというくらい投入し、赤字営業をします。



元旦に来店されるお客様はほとんどが常連のお客様です。しかも、元旦にパチスロを打つということなので、かなりのパチスロ好きです。



初打ちや験担ぎなど、元旦にはいろいろな要素があります。



その元旦に設定6をつかみ、勝ったら、かなり印象に残ります。



元旦は出さないというのが世間のイメージになっているので、逆に元旦に出玉を出したら、驚きがあるのではないかと思い、毎年、元旦に出玉を出すようにしています。



もともとは、こんな小さくて古いお店を支えてくれたお客様に感謝を込めて、元旦にみかんを振る舞うことがきっかけでした。



みかん以外にお客様は何がよころぶんだろうと考えた時に、元旦に感謝の意を込めて、出玉を出すことにしました。



どうせ出すのなら、スロッターの夢である設定6を元旦に投入するのは、どうかというふうな具合になり、恒例のように元旦に設定6を投入し続けるようになりました。



大晦日に設定を打つ時、支えくれたお客様に感謝します。無事に一年間が過ぎ、また次の一年間が無事に過ぎることを願います。



今年は消費税が上がり、パチンコ業界は厳しくなると思います。



来年も大晦日に良い設定を打てるように、この厳しい一年間を乗りきりたいと思います。





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