パチンコ日報

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コンビニエンスパチンコ

先日、流通大手のイオンとセブン&アイ・ホールディングスの2013年3~11月期連結決算が10日、出そろいました。



コンビニが最高益、大型スーパーが苦戦を強いられる結果となりました。



パチンコ業界は大型化が進んでいますが、遊技人口は毎年減少していっています。



今後は大型店よりもコンビニのように小さなパチンコ店が生き残るのではないかと思っています。



設置台数は200台前後と小さな店舗。



今後、客数が減少傾向にある中で、1000台の店舗で500人のお客様を集めるよりも、200台の店舗で100人のお客様を集めることのほうが現実的ではないかと思います。



コンビニのようなパチンコ店ならパチンコ・パチスロ併設のほうが間口が広いので、成り立ちやすい。



4円パチンコ30台、1円パチンコ40台、40銭パチンコ30台、20スロ40台、5スロ30台、2スロ30台の6レート。



小さいながらも、いろんなレートを楽しむことができます。



一般景品もいろんなものを取り揃え、地域密着型で営業します。



パチンコはパーソナルシステムにして、人件費を含めた経費を極力落とし、ローコストで運営します。



機械代は月間200万円以内に抑え、機械代を含めた月間経費を700万円以下にします。



1日の台粗利は1500円あれば成り立ちます。



換金率はパチンコ日報では言いづらいのですが、等価交換にします。日粗利が1500円以下であれば、等価交換でもパチンコは回すことも出来ますし、パチスロは設定も入れることが出来ます。



4円パチンコと20スロはシンプルな等価が面白いと思いますし、長時間遊技を望んでいるお客様は40銭パチンコと2円パチスロを打って頂ければと思っています。



半日打って1500円なので、月に20日来店されるお客様でも、月3万円あれば遊べます。



日本一のパチスロ専門店を作りたいという夢もありますが、こんな遊びやすく、アットホームで親しみやすいコンビニエンスのようなパチンコ店も作ってみたいと思っています。



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釘調整を必要としない機械の開発も進む

業界に一家言持つパチンコメーカー関係者は、日報を通じて業界人に伝えたいことがある。



それは「パチンコには未来があることを分かって欲しい」ということだ。未来があるということはどういうことなのか?



「封入式は市場が要求しているものではない。枠が統一される話もあるが、それも業界側からそれほど必要とされているものではない。封入式が進まない理由の一つに、特許の問題が絡んでいる。封入式に関する特許を一つのメーカーが大半を抑えている。封入式になるとそのメーカーには黙っていても、作るだけで特許料が入ってくる」



エコパチについては、何やら意味深な言い回しだ。



ホール5団体の一部の人は、昨年6月にエコパチの試作機を見ているが、手作り感の高い、実機とはほど遠いものだった。エコパチになって基本的に変わる操作部などを見てもらうのが狙いで、日工組は秋口にも本格的なものをお披露目する予定になっていたが、実行されていない。



このメーカー関係者がいいたいことは、警察庁からはすっかり違法の烙印を押された釘調整問題に絡んで、パチンコメーカーは釘調整を必要としない機械の開発を進めている、ということだ。



「現在の釘は真鍮でできているので、ハンマーやペンチで曲げることができますが、ハンマーやペンチでは曲がらない、鋼鉄製の釘なども考えています。最初にメーカーの方で平均何回回るかの釘にして出荷します。交換率の対応はメーカー出荷時に行います」



釘調整できない素材といえば、プラスチックも考えられている。鋼鉄製の釘以上にこっちの方こそ釘は叩けなくなる。



「プラスチックの場合、釘ではないが、迷路の中を玉が誘導されていいくイメージの盤面も考えられています」



先般、北海道の大手ホールが釘交換の無承認変更に絡んで営業停止を受けたホールも出てきた。



実際にホール側からは釘調整を必要としない機械の開発について、非公式な相談も寄せられている。



国内でホールが上場するには、換金問題の他、釘調整の問題もクリアする必要がある。



さて、ここからが重要なことだ。



パチンコ業界の不思議産業なところは、売り上げが落ちても、粗利だけは現状維持ができる。これがパチンコ業界の魅力である反面、客離れを起こしている元凶でもある。



釘調整で粗利を自在にコントロールできたが、釘調整ができなくなるとそれもできなくなる。



ホールの常套手段といえば、スタート回数は上げても、TYを削って帳尻あわせをしていたが、そんな手法も使えなくなる。



「TY削りで粗利を出す時代は終わります。釘があるから生き残れてきた中小ホールは大変だと思います。釘調整ができなくなった時のことを考え、今から固定客をつける努力をすることです」



イベントは禁止されているが、接客などで固定客をつける企業努力を怠るところは、いよいよ生き残れない時代になってくる。業界の玉石混交解消に弾みがつく。



そういう意味で未来は明るい。





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等価だけが悪いわけではない

「止血方法は等価を止めること」のエントリーは、低価交換に変更することで、スタートを回すという意味を込めている。



最初に等価交換に舵を切ったホールが成功したのは、30~36個交換が混在する中で、25個交換でも30~36個交換並か、それ以上に回したから、客は当然のごとく等価のホールを支持した。



当初は等価交換が差別化戦略として成功したが、競合店が追従すれば、それは差別化ではなくなる。



その結果が、回らない釘になってしまった。



このエントリーに対して、ホール関係者と打ち手の側から興味深いコメントが寄せられた。等価でも流行っているホールはあるし、30個交換でも等価以上に流行っているホールはある、ということだ。



まずは、ハンドルネーム「TY部長」さんから。



今回の記事は半分納得出来ますが、タイトルが商売の本質をついていないような気がします。



等価が悪い訳でも千円Sが15回以下が悪い訳でも4円が悪い訳でもないです。



その営業を行う事にあたる傾向(心理)が悪いんです。



等価でも繁盛店は作れる。千円Sが15回でも何等問題はありません。



例えば玉単価(コイン単価)。高価になるとこれが上がる傾向になり、低価になると下がる傾向にあります。



それは持ち玉遊技をするかしないかが大きな要因だからですが、等価のお店の単価とは現金売上から持ち玉遊技数で計算する数値ですが、等価のお店のお客様は実質的には最初から最後まで4円遊技です。



持ち玉遊技率は遊び率(通常還元率)がありますので、実際は3.6円程度で落ち着くでしょう。



これは低下のお店でも初当たり単価はどのお店も同じぐらいです。



交換個数やら単価やらBAやらTYやら、4円やら1円やらと色々ありますが、現代の業界人はデータを見過ぎだと思います。



高価と低価の本質的な違いは、速いか遅いかの違いだけだと思うのです。



商売の基本に立ち返る事が大切なのではないですか?



以上



一方、ハンドルネーム「とある打ち手」さんの意見は以下の通り。



あくまで身近な範囲での体感ですが、今でもわりと甘めの調整をしたり頻繁に開け閉めする、ある30玉交換店はパチンコの方の客足は衰え知らずです。



昨年末には商圏内に某大手等価店が出来ましたが、ほとんど影響が無いぐらいで、むしろ近隣にある既存の28玉交換店の幾つかが打撃を受けている感じです。



かといって、いまだ交換率を上げるホールがあるのは事実であり、流れでもあるでしょう。



それで集客が出来ているかというと、結局、交換率そのものが客を呼んだり離れたりするのではなく、どのような遊技をお客さんに提供したいか?という所から考えて、その目的達成のための手段の一つとして導き出されるべきなのです。



今ある交換率の変更の多くは、近隣が高価になったからだとか、一物一価だからだとか、リニューアルしたからサプライズ的にだとか、どこか意志が乗っかっていないように思えます、あくまで個人的な感想ですが。



遊技を面白くするためにストレスの少ない調整を実現しました! 交換率はその分下げさせて頂きましたが、一度体感してみてください!



こう自信をもって言える(実際には言えませんが)ホールが現れるなら素晴らしいと思います。



そうではなく、消費税分をなんとかしたいから、頑張っているようにみせたいから、周りが下げたから・・これでは「それ見たことか」で終わるでしょう。







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止血方法は等価をやめること

純利益の大幅減少に、至上命題は稼働よりも利益の確保となった。



「売り上げが落ちている店は、20%ダウンというところもありますからね。粗利確保のために無理難題を突きつけられているので、現場のモチベーションも上がりません」と関係者が語るように事態は深刻だ。



で、現場では今何が起こっているか?



やることは一つしかない。利益確保のために釘を閉めるしかない。釘を閉めれば、どうなるか、ということは現場の店長本人が一番良く分かっている。



粗利を確保するためには、まず、稼働を上げることだ。稼働が上がれば、それに伴って粗利も確保できる、というもの。しかし、優先順位が粗利となると、稼働を落とすことはあっても、上がることはない。



一番ショックなことは、新台をそんなに入れない、近隣に競合店にお客が流れ始めたことだ。



競合店も「機を見るに敏」。釘を閉めていると観るや、釘を開けて回すようにした。それに、伴って、常連客が1人離れると、その客に付いて2~3人と連れ立って離れるようになり、ますます稼働を落とす結果となっているのだ。



それまでは、大量の新台を地域最速を謳い文句で導入し、これにイベントを絡めながら、集客を図ってきた。



イベントが使えないのは全国共通となり、まず、集客方法の手立てがなくなった。加えて、経費削減の一環として、まず槍玉に上がったのが、機械代の削減だった。



これは、現場の店長には痛手だった。それは、このホールに限ったことではないのだが…。



「上からは粗利と稼働を上げろとしかいってこない。イベントが使えない現在、その具体的方法はエリア長も分からない、ということです。組織が大きくなると小回りが効かなくなっています。だから、地場の小回りの効く競合店にお客さんを奪われる結果となっています」(同)



実際、どれほどの常連客が競合店に流れて行ったかは、常連客の顔が分かる役職者なり店長が頭取りに行けば、それはすぐに分かることだ。



そのチェーンで店長を経験しながら辞めた人が、中小ホールに再就職した。



前職の経験は白紙で、一般社員として表周りからスタートした。



「今の店には今後ホールが生き残るヒントがあります。売り上げ、粗利が従業員の給料に反映するシステムが組まれ、粗利を頭数で割るようにしています。そのためには、本当にお客さんを大切にします。転職してよかった。勉強になります。うちは33個交換で、等価の店が稼働が落ちているので、その分流れて来ています」



4円の稼働はつるべ落としの状態だ。



特に等価営業の店は厳しい。



前出のホール関係者はいう。



「結局、わが社にも4円の稼働をカネをかけずに上げられる人材がいなかった、ということです。既存店の稼働が下がるのを止めることのできる人材もいません。昔は1パチで稼働を上げても評価されませんでしたが、今は1パチのお客も逃すな、に変わってきました」



今しなければならないのは止血すること。そのために一番手っ取り早いのは等価を止めることだ。



30~33個が今の時代には適している。





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4号機のスペックに近づけたミリオンゴッドハーデスは誰が望んでいるのか?

アナザーゴッドハーデスは純増2,9枚のAT機。1,000円あたり28,5G、初あたりが設定1~6が1/459~1/252、コイン単価が4,6円前後のとんでもないスペックになっています。



開発したメーカーはユニバーサル系のミズホで販売代理がフィールズである。



機械の説明会は、薄暗いカラオケボックスの部屋の中で行われました。



販売代理のフィールズの方がパワーポイントで説明した後、デモ基盤の機械で行われました。



フィールズの方の説明では、このような瞬発力のあるスペックを作ることは、それほど難しいことではないのですが、瞬発力の逆の吸い込みを作る技術が難しいとのことでした。



何か悪いことでも聞いているような感覚を持ったのは私だけでしょうか?



4号機時代、機械のスペックが荒くなりすぎて、パチンコ店が大衆娯楽の枠から外れてしまい、賭博場のようになり、規制が入ったのは数年前のことです。



最近の機械はエスカレートしてきていて、ついにはアナザーゴッドハーデスのようなとんでもないスペックが出てきます。



このとんでもないスペックを誰が望んでいるのでしょうか?



一部のヘビーユーザーは望んでいるかもしれませんが、決して誰もが望んでいるものではありません。



ごく一部の店舗では望んでいるかもしれませんが、一般的なお店はそれほど望んではいないと思います。



それにしても、5号機でここまで荒くなってしまうと、4号機時代のように規制の対象にもなりかねません。



ある程度のギャンブル性は必要かもしれませんが、行き過ぎはどうかと思います。

機械が売れればいい、儲かればいいという考え方ではなく、作る側のメーカーと買う側のホールも業界のことを少しは考えてほしいものだと思っています。





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