「売り上げが落ちている店は、20%ダウンというところもありますからね。粗利確保のために無理難題を突きつけられているので、現場のモチベーションも上がりません」と関係者が語るように事態は深刻だ。
で、現場では今何が起こっているか?
やることは一つしかない。利益確保のために釘を閉めるしかない。釘を閉めれば、どうなるか、ということは現場の店長本人が一番良く分かっている。
粗利を確保するためには、まず、稼働を上げることだ。稼働が上がれば、それに伴って粗利も確保できる、というもの。しかし、優先順位が粗利となると、稼働を落とすことはあっても、上がることはない。
一番ショックなことは、新台をそんなに入れない、近隣に競合店にお客が流れ始めたことだ。
競合店も「機を見るに敏」。釘を閉めていると観るや、釘を開けて回すようにした。それに、伴って、常連客が1人離れると、その客に付いて2~3人と連れ立って離れるようになり、ますます稼働を落とす結果となっているのだ。
それまでは、大量の新台を地域最速を謳い文句で導入し、これにイベントを絡めながら、集客を図ってきた。
イベントが使えないのは全国共通となり、まず、集客方法の手立てがなくなった。加えて、経費削減の一環として、まず槍玉に上がったのが、機械代の削減だった。
これは、現場の店長には痛手だった。それは、このホールに限ったことではないのだが…。
「上からは粗利と稼働を上げろとしかいってこない。イベントが使えない現在、その具体的方法はエリア長も分からない、ということです。組織が大きくなると小回りが効かなくなっています。だから、地場の小回りの効く競合店にお客さんを奪われる結果となっています」(同)
実際、どれほどの常連客が競合店に流れて行ったかは、常連客の顔が分かる役職者なり店長が頭取りに行けば、それはすぐに分かることだ。
そのチェーンで店長を経験しながら辞めた人が、中小ホールに再就職した。
前職の経験は白紙で、一般社員として表周りからスタートした。
「今の店には今後ホールが生き残るヒントがあります。売り上げ、粗利が従業員の給料に反映するシステムが組まれ、粗利を頭数で割るようにしています。そのためには、本当にお客さんを大切にします。転職してよかった。勉強になります。うちは33個交換で、等価の店が稼働が落ちているので、その分流れて来ています」
4円の稼働はつるべ落としの状態だ。
特に等価営業の店は厳しい。
前出のホール関係者はいう。
「結局、わが社にも4円の稼働をカネをかけずに上げられる人材がいなかった、ということです。既存店の稼働が下がるのを止めることのできる人材もいません。昔は1パチで稼働を上げても評価されませんでしたが、今は1パチのお客も逃すな、に変わってきました」
今しなければならないのは止血すること。そのために一番手っ取り早いのは等価を止めることだ。
30~33個が今の時代には適している。

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ちらほら等価止めてる店が出てきましたが、ほぼ釘が変わりませんよ。
昔の等価で20下回る台が糞釘と思ったのが懐かしい。
ここではよく等価止めればなんとかなるという論調ですが、そのうち交換率が悪くなったのに回転率も酷いのが目に見えてるので恐怖です。
ピンバック: いやね
昔、千円で20回転まわれば良かろうと思ってたのが今は千円で15回転から16回転しかまわらない。これでは回らないのがあからさまに目に見えてげんなりする。低換金率に戻すなら回転数も上げて千円辺り20回転以上回るように調整して頂きたい。
そういえばメーシーだったかなパチコン?とか言われる機種に祭だ翔乃助?とか言う機種があった他にも出たけど、回転率補整機能付きパチンコがあったけど今はどうなのかな?
ピンバック: 納豆ご飯
周知の事実だが、「一物一価」とは同一景品において
異なる価値(交換率)の存在を否定するルール(解釈と指導)。
スロットが等価、4円パチンコが30玉(3.3円)なら一物二価になる。
警察官僚からの一物一価の大号令。
欲と事情(収益構造)から業界の“等価”シフトは容易に予見できたはず。
そしてそれは、見事に“顧客離れ”現象に追い打ちをかけることに・・。
原則主義(≒遵法営業)の宝刀は官僚の思惑を強力に支援。
《合理》とは、目的次第で強力な武器になり得るようだ。
また、筋書きのあるドラマには消費税のトピックスも折込済みだったのだろう。
怜悧狡猾な官僚が放ったP業界の整理解体(ホール&メーカー)の妙手。
継続可能で適正な《業界規模》をどの位と見越しているのか?
直接的に手を汚さず事を進める。
その巧みな罠に見事に嵌った多くの経営者。
何となく、そんな図式が透けて見えるような気がするのだが・・。
ピンバック: 蜻蛉の親爺
大阪などは等価禁止になったけど、等価禁止前よりも釘も設定も酷い有様・・・
等価止めれば、低換金率にすれば・・・という問題じゃないね
2つ前のオーナーが粗利益を根本から考え直せという話にまた戻るだけの話
ピンバック: ひふみ
とりあえず10割以上の営業出来るくらいまで換金率を下げないと客は粘りません。
粘る→長時間遊技になる→客の満足度アップに繋がるかと思います。
最近は当たり→即ヤメの人が多いし、5万負けたとか10万勝ったとかの収支結果の話題しか聞かないような気がします。
メーカーが凝った演出を作っても全く自分の周りでは話題になってません。
魚群外したとかキセル外したなんて話が数年前はよく聞いたんですけどね。
今は演出内容より財布の中身が減った増えたの話ししか聞かないです。
満足できるほどの時間を遊技出来てない証拠かと思います。
ピンバック: あらら
粗利を頭割りは面白いですね!
かなり従業員のモチベーションも上がるのでは。
大手は保守的になりがちですね。
結果としてダメになるのかも。
ピンバック: 元ヘビーユーザー
等価をやめても今いるパチンコ依存症の客しか打てない状況じゃダメでしょ。
パチンコから離れていってしまったパチンコ依存症じゃない普通の客が楽しめて、またリピートしたく
なるようなホールの営業スタイルと機械の開発をしないと何も変わらないと思います。
ピンバック: ナム
等価が悪いのではないでしょ~
等価禁止になっても状況は変わらないか、悪くなるだけだよ。
そんくらいわかってて、この記事なのかな?
ピンバック: ガコびびり
先日某チェーン店の一店舗
その店は以前から若干集客に苦戦してた
なんせ大型店が周りにいくつも凌ぎを削ってる様な地区なもんでね
そしてまあこれ以上細かくふれるのもアレなんでこの店の話はここで終了だよ
宗ちゃんが思うに等価交換止めるのならこのチェーン全店で止めれば高評価なんだな
確かこのチェーンって西の方でも以前非等価交換に変更して営業したらしいじゃん
でもその後はうやむやになったみたい
ここもあまり強い店じゃなかったらしいよね
まさかこのチェーン店って非等価交換営業のノウハウが無いの?
んなこたあないかw
Like A Rolling Stone
チャオ!
ピンバック: 宗ちゃんパチ歴34年
経営も大変かもしれないけど、客はもっと大変だよ。つまらない台と、回らない釘でw
以前はボーダー近辺の回転数なんて少し探せば普通にあったけど、最近はボーダーの六割、七割が普通になってる。スルーもアタッカーも削られてるし、それだけ回らなければ、オカルトの人だって怒るよ。だから客が減る。あと、業界の人は新台がつまらないのわからないのかな? 全台にせこい釘調整やる暇あったら、1台に40万も出す価値をもっと考えてよ。
低価の店は千差万別だね。酷いと2.5円なのに等価より回らん。等価だろうが低価だろうが、結局は店の考え方。営業さんは業界寄りの意見が多いですが、抜くことしか考えない店はさっさと潰れた方が業界のためだと思いませんか?
ピンバック: やれやれ
非等価は「止血法」だと言う意味を考えてね
止血は応急処置であって、根本的な治療は続けて必要だと想定済みの言葉
非等価だけで常連客の遊技離れと新規客開拓の二兎は追えない
都合良く救世主なんて出てこないし、一発逆転必殺技なんて無い
まず止血しないと、手術や治療まで体力がもたないという単純な話では?
ピンバック: 分かってない
私は、エナ専なので等価じゃなくなったらスロットに行く事もなくなるでしょう。(エナ以外でも打とうと思えば打てるが今のスペックだと打つ気にもならないから打たない。)
今は、エナ専なのでパチンコは、打たないので知りませんがパチンコって今、何玉返しなんですか?換金率を下げたら打てる様なスペックなんですか?
換金率を下げたら良い良いと記事に何度も出てきますが良いならさっさとすれば良いんじゃないですか?しないって事は、出来ない、駄目だ、と言う事じゃないんですか?
ピンバック: 何回め?
止血法なわけないじゃん。等価やめたら暫く後に昔の等価より状況悪いと必ずなる。間違いなく。
ピンバック: 分かってなくない
要は、等価でなくなれば、10割を超える営業が
出来る為、客帯率が上がる可能性が
あると言う事では?(粘った方が得だし)
非等価でファンを増やすというよりは、
滞在時間を延ばす営業をした方が懸命と言ってるだけだよ!あとは、店しだいだけどね
ピンバック: 七氏子
非等価になったら4円は打ちませんね。投資を抑える為に1円だけにして稼働を上げて20スロのAタイプを打つ立ち回りにします。4円の稼働を上げるよりも低貸しに移行する方が良いと思います。
ピンバック: げふ
(大変失礼しました。名前を忘れてしまいました。)
以下、コメント
かれこれ数年。現場を思い出します。
当時は商品(機械)の質を主に見ていました。ゲージ云々・・・今となれば視野が狭かったと振り返る。
最近では現場の店長にどこまで求められているのでしょうか。
経営側にいなければ数字をつくること(純利益)は出来ないのではないか。
それぞれだと思いますが、営業利益・経常利益ぐらいなら構成されている数字を見れば“何をすべきか”判断できると思います。
個人的にはアンチ等価です。ただ、過去を振り返ると等価でも良いかもしれません。
S:4号機が登場し、関東圏ではスロット等価の流れが出ました。当時は6~8枚交換もありましたが、長い年月を経て5枚となり今に至っている現実。
5号機へ変わり等価を続けた結果、近年のスロットが存在している。と考えております。
パチンコも仕様次第では・・と言ったところでしょうか。
多くはありませんが!メーカー側も作り込まれている機械もあります。対して、運用するホール側が良さを引き出せていない点もあります。
打ち手も様々な情報を取り込み過ぎ、独自の楽しみ方が分からなくなっている・情報に翻弄されている気がします。
機械屋以外でもパチンコ屋価格みたいなこと多いですよ。増税も控えています。出費を控えながら利潤追求する。集客から定着・増客を図る。
やること多いですよね。。
ピンバック: 96
稼動を上げる事と粗利を上げることって同時進行は難しいですよね。現状だとお客様という底辺を増やすことによって売り上げのピラミッドを構築する事がもっとも適切だと私は考えます。
で、どうやってお客様を増やすかとなったとき、釘を開ける、新台を入れる、接客サービスなどなどあるでしょうがまあ後ろのふたつは論外ですよね。
新台を入れても釘を開けれないのなら、きっとお客様は次打とうとは思わないでしょう。おそらくこのために世の中に埋もれてしまった台が何機種もあると思います。
となると釘を開ける→稼動を上げる→粗利を上げる→還元する。この方法がスマートだと思います。
負けた時にまあ全然回らなかったからな、でもまた打とうよりも、負けたけどよく回ったし確変中や時短中もイライラしなかったな。
これが一番大事だと思います。
とりあえず、大一系の加速装置の釘を閉めることからやめましょうw
ピンバック: prr
等価だろうが非等価だろうが出す店は出すし、出さない店は出さないと思いますけどね。
非等価にしただけで出玉だせるなら今ごろ非等価店つまり大阪はドル箱の山だらけですよ。
結局のところ
・非等価営業が客に受け入れられるまで出せる体力のある店
・換金率に合わせた営業ノウハウがしっかりしてる
このあたりがしっかりしてないと等価・非等価関係なく駄目だと思います。
逆にいえばこのあたりがしっかりしてれば等価でも営業していけるんじゃないかと。
現に等価でも優良店はあるんですし。
ピンバック: 名無しのスロッター
何をやっても延命処置にしかならない。
理由はツマラナくなったから客が去っていったから。スロットにしてもモバゲーの北斗の拳は金がかかってなくても満席ですよ。過去の台は楽しかったが今のパチンコやパチスロは金を吸い上げるだけの回収遊技機。
回らない、当たらない、クダラナイ遊びには客はつきませんよ。
ピンバック: ななしさ
等価でも等価でなくても時間すら潰せない今のパチンコを誰が打つの?パチンコ屋は高所得層の暇潰しにでも客層を絞ったのかな。一時間当たり二万円使うゲームセンターに付き合えるのは年収二千万クラスのパチンコ関係者と芸能人くらいではないかな?
プロスポーツ関係は馬鹿馬鹿しいからやらない人達が増えていると聞きますね!
ピンバック: カナダ
等価うんぬんの話ではない。
遊べる調整をしているか否かだろう。
33玉交換でも回らない店は山ほどある。
回らない店はどんどん客をとられて淘汰されればよい。
それにしても定期的に等価営業を批判する記事があがるが、パチンコ日報を閲覧する目の肥えた遊戯者が腐ったパチンコ業界の現状に納得するとでも思っているのか?
パチンコ日報は好きだが、いい加減うんざりしてくる。
ピンバック: レイ
40~45個まで下げなきゃダメだよ。
ピンバック: イカ大王
交換率に見合う回転率って問題もだけど、スペック的な問題、潜伏ループのST機とか出玉甘デジで終わるMAX機、時短突入条件の厳しい波荒甘デジ。それと33玉くらいまで落とすならそもそも3個戻しも5個くらいを主流にして欲しいよ。って話だし、サポの1個や2個戻しやるならゲージ上100%減らない作りにしてよ。って話。
これをこの記事コメに入れるのもお門違いだけど、ホールが差益営業で遊ばせる営業したいなら、それらをメーカーに言え、作らせるくらいの力関係が必要かと。
ので、客がどんどん減る事はそれが客の意思表示なので良い事。もっともっと減るのは良い事。潰れるのも良い事。
ピンバック: ZAQ