誰のために新台入れ替えをしているのでしょうか?
大概のホールはお客様のためだと答えるでしょう。
私にはメーカーのために新台入れ替えをしているようにしか見えません。
凄いペースで新台をリリースするメーカーにたいして愚痴を言うホール関係者がいますが、それはホールが新台を買うからです。
ホールが新台をあまり購入しなければ、メーカー側はそれほど新台をリリースすることはなく、需要と供給のバランスで、ホールが新台を欲していれば、当然のように、メーカーは新台を販売します。
メーカーも企業なので、一円でも多く利益を出したいと思うのは、資本主義社会では当たり前なことです。
1台あたり45万円以上するような新台の償却をするために、お客様の負担を増やすことを、お客様が望んでいるのでしょうか?
新台をたくさん導入しているホールは年々、お客様が減っているようにしか見えません。
あれだけ、新台を購入して、どんな割数で営業すれば、損益が合うのかが疑問で仕方がありません。
どんなマジックを使っているのか知りたいものです。
今後、電気代の高騰や消費税アップなどの支出が増え、遊技人口が減少していっている中、生き残るためには経費を減らしていくことが必要になります。
経費の中で最も比率の高い機械代を落とし、売り上げの減少を乗り越えいかなければならないと思っています。
未だに、新台をたくさん購入しているホールの考え方は、私には全く理解出来ません。
ライバル店には絶対に負けたくない気持ちなんでしょうか?
それとも、新台を導入しなければ、お客様が誰も来ないんじゃないかと夢の中でうなされているのでしょうか?
まわりの店舗が新台を導入しているので、まわりの店舗のように、新台を導入しなければならないという強迫観念があり、新台を購入しているんでしょう。
確かに、新台を望んでいるユーザーもいますが、新台を望んでいるユーザーはそれほど多くはなく、新台を大量導入しても、それほどお客様は増えていません。
それよりも、新台入れ替えを抑え、お客様に還元しているホールのほうが、圧倒的に支持されています。
新台を導入するということは、既存のお客様に支持されている機械を外さなければならず、常連のお客様を失うことにもなります。
一度、勇気を出して、新台入れ替えを抑えたら、景色が変わると思います。
ホール間同士が新台の設置台数で競い合うのではなく、お客様目線で新台入れ替えをすることが、店舗や業界の繁栄に繋がると思っています。
ホールやメーカーは目先の利益にとらわれず、業界の発展のためにも、新台入れ替えを減らしていくべきではないでしょうか?

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