パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

摘発されたらホールを畳む

そのホールはとある片田舎にあった。



古びた建物。廃墟的ホールウォッチャーのMさんの脳髄が反応した。これで営業しているのか、と思って興味半分に足を踏み入れた。



建物は築30~40年の代物。



台数は100台ちょっと。



もちろん、ピーワールドとも無縁のホールだ。



入り口は全開。しかし、店内はBGMも流れていないので、本当に営業しているのか不安になったが店内に電気はついているので、営業中だということは分かった。



日曜日の昼下がりに客はゼロ。



機械は検定切れのハネモノや海などで占められている。スロットは置いていない。



入ったからにはお布施代わりに検定切れの西陣のハネモノを打ってみた。



静寂な店内に自分が打ち出す玉の音だけが虚しく響いた。



お布施を入れたところで、カウンターにいた70代とおぼしき老人に声を掛けてみた。



すると、それがホールのオーナーだった。



「従業員を雇うカネもないので、私1人でやってる」



こんな状況が10年は続いている、という。



9月下旬で、気候はちょうどいいが、エアコンがかかっていないことに気づいた。



「夏はお客さんが来たらかけてるよ」



景品は賞味期限切れのものが置いている。タバコは自販機で買うことになっているが、儲からないので中身は空っぽ。このホールでは一番良く出るタバコを置いていない。



交換数は脅威の50個交換。



店内は検定切れの機械のオンパレード。機械の入れ替えもここ何年もやっていないが、釘調整も面倒なので一切やっていない、という。



故障した機械は、修理することなく、張り紙をして放置している。



検定切れの機械に驚いていたが、オーナーはさらに、驚愕の事実を口にした。



「うちは2店方式だね」



客に特殊景品を渡すと、その足でオーナーが換金所に入って現金と交換した。



従業員を雇うカネもなければ、ましてや交換所に払う手数料もない。



「こんな田舎で3店方式をやる必要はない。検定切れ? なぜ、自分が買った機械をずっと使ったらいけないのだ」



完全に風営法を無視している。



普通なら周り近所が警察にチクルがそんなことをする者もいない。



なにせ、客は限りなくゼロに近いので、目くじらを立てる者もいない。



警察も取り締まりの対象外?なのかも知れない。



ちなみに、1日の売り上げは7~8万円。



なぜ、風営法違反を承知で営業を続けるのか聞いてみた。



「摘発されたら、店を辞めるよ。今は一人でも何とか食えるのでやっているが、摘発された時が潮時だな。跡継ぎもいないしな」



釘調整を一切しない、という意味では日本一遵法ホールだ。





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