入社2年目、ここに来て少し考え方が変わってきた。機械で業界を変えることの難しさが分かってきた。
そして、到達した答えが、やはり業界の悪いイメージを変えるにはホールからしかできない、という考え方だった。
「利益の半分をすべて寄付に回すホールができれば、絶対に業界のイメージは変わっていきます。ユーザーも自分の使ったおカネが社会貢献に役立っていることになれば、パチンコをすることに負い目がなくなります。利益の半分を寄付するなんてありえないことです。どんな業種を見渡してもそんなことをやっているところはありません。それをパチンコがやってのければ世間のパチンコを見る目も180度変わります」と熱く語る。
民間企業でやるにはかなりハードルが高い。
しかし、パチンコをすることが社会貢献につながる、という発想が斬新だ。
たしかに、パチンコ業界はホール単位や組合単位で多額のおカネを社会貢献活動のために寄付しているのだが、世間にはあまり伝わっていない。
「利益の半分を寄付する代わりに、釘は開けてぶん回します。お客さんも遊べるので賑わう店になるはずです。利益を度外視というより利益を還元するわけですから、パチンコをすることが社会のためになる。社会貢献したかったらパチンコをすることが当たり前になる。遊ぶことが社会貢献につながるとなればパチンコのイメージががらりと変わるはずです」
自治体が公営ギャンブルを運営しているイメージに近いが、自治体がホール運営なんて難しい。
ソフトバンクの孫正義社長は東日本大震災の時に個人で100億円を寄贈した。
それぐらいのおカネがあれば財団を作ってその基金でホールを運営すればいい。人件費や必要経費を差し引いて利益は寄付する。
全国に1軒ぐらいこんなホールがあってもバチは当たらない。
こんな店ができるとパチンコをしないことが非国民になる。
孫社長、一肌脱いで見ませんか?

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