LEOと聞いてもまだピンとくることはない。それもそのはず。できてホヤホヤの会社だからだ。
この高橋社長はトータル・ノウ・コネクションズも経営しており、ゲージ表サービスのTKCといえば、釘を叩いているホール関係者で知らないものはいないほどだ。
新会社はゲージのコンサルティングと人材教育を2本柱としているのだが、特に高橋社長が力を入れているのが人材教育の方で、女子力を引き出す教育に特化する。
「最終的には女子力でリピーターを増やし、売り上げを上げることです。それを具現化するためのプログラムを数多く取り入れています。ただ、教育するだけでなく、売り上げアップにつながらなければこのご時世ですからオーナーも納得しません」
プログラムの中には、化粧、ヘアメイクからお客から愛される笑顔の作り方なども含まれているが、特筆すべきはウォーキングの方法まである。
「ホールは立ちっ放しの仕事なんですが、歩き方にも美しく、かっこよく、それでいて疲れない歩き方があります。そのウォーキングをマスターすれば、ヒールを履いて仕事しても疲れません。ヒールはそもそも女性の足を美しく見せる道具ですから、それを使わない手はありません」
しかし、男性社員と違って女性社員は結婚などを理由にいつかは退社するものだが、その辺は織り込み済み。
「ホール企業で教わったことが、生涯の自分の財産になるようなことを身につけてもらいたい、と考えています。だからあのホール企業に勤めていてよかった、といわれるようにしたい」
パチンコ人口が減少する中で、のびしろがあるのは女性客であろう。ざっくりした数字だが、男性客と女性客の比率は8:2といったところだろう。
女子力によって女性客を増やすことも不可能ではない。女子力を身につけたスタッフ自身が集客ツールとなるようなイメージだ。
「店によってユニフォームが違うように、化粧方法もその店独自のものがあってもいいはずです。そこまで拘って女子力を引き出していきます」
人材教育だけでなく、ゲージコンサルによって利益損失を招かないようにすることも忘れていない。

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