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スタッフが1日2万歩歩くホールである効果が

お客さんの健康管理のために万歩計を渡して、家から店舗まで歩いた距離を四国霊場八十八箇所巡りになぞって競う健康ラリーを実施しているホールがある。



来店時に歩数を記録して地図上で現在地を表示していく。お年寄りのお客さんにとっては少しでも歩くことが健康保持につながる。それを楽しみながらチャレンジできる。



顧客の健康管理に万歩計を渡すホールがある一方で、従業員に万歩計を付けさせているホールがある。



1日の目標は2万歩。歩幅によって歩く距離は異なってくるが、仮に80センチで計算すると16キロ、という数字になる。



かなりの距離だ。これを毎日やっていたら確実にダイエットにもつながる、というもの。おカネをもらってダイエットまでできる、と前向きに捉えるスタッフはほとんどいない。



2万歩も歩こうと思ったら、ほとんど立ち止まっていることはできない。絶え間なく島の中を回遊してお客さんにサービスせよ、というのが会社の狙いだ。



1日2万歩のノルマを課せられたスタッフはどういう行動を取るかといえば、休憩時間誰もいなければ、万歩計を手で振って歩数を稼ぐことになる。一人がやれば、そんなことはたちまち伝播する。



そんなことは会社も最初から織り込み済み。



今度は2万歩がさらに引き上げられることとなり、ホールに出ている時は立ち止まることがなくなった。



ランプ対応も格段に向上して、お客様からの評判はすこぶる良くなった。



これは心理学的にも実証されている「ザイオンス効果」といわれるもので、人は何度も目にしたり、何度も耳にしたり、何度も顔を合わせていると、好感を抱きやすくなる、というもの。



単純接触回数を増やすだけでもイメージが向上するので、この万歩計作戦は実に理に適っている、といえる。



さらに単純接触回数が増えることで、お客さんには従業員の顔も覚えてもらえる。従業員は従業員で客の顔や客が好きな機種まで把握できるようになる。接客で会話を重視しているホールは話すとっかかりにもなる。



1日ホール内を2万歩も歩き回ることは決して無駄ではない、ということだ。







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