パチンコ日報

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若年層対策にメーカーのテレビCM復活も必要

7月10日、大阪で開かれたホールエグゼクティブセミナーで「業界激論パネルディスカッション」が行われた。その中で興味あるテーマをいくつかピックアップした。



業界の将来にとって若年層を開拓することは、業界としても最重要課題ながら具体的な行動は取られていないのが現状である。



競艇や競輪は若手のタレントを使ってテレビコマーシャルをガンガン流しているが、パチンコ業界では批判の対象となることを恐れてかそういう発想がない。



若者を振り向かせるにはどういう方法を取ればいいのか、各パネリストが持論を展開した。



「批判はあるが、テレビCMの力は大きい。メーカーの新台のCM復活を望む。各店舗が主導で行うのではなく、組合による組織力で統一化した告知力が必要」



「生活必需品ではなく、経験商品なのでファーストコンタクトが何より重要になる。いかに経験させるか。スロットはゲームコンテンツとして使えるのでオンラインゲームでまずは触れてもらう」



「メディアを使ったCM。ゲームとして疑似体験してもらう」



「今の大学生はパチンコをやらない人が圧倒的に多い。メーカーのCMが消えてますます。パチンコのことから興味がなくなっていくので、メーカーのCMが必要だが、利益がそんなことに使われていると思われるとネガティブになる」



「店単位の努力では新規客は拡大しない。業界全体のイメージアップ戦略の一環として、パチンコホールを舞台にしたキムタク主演のドラマを作る」



「今の学生はパチンコやスロットを打つことをダサいと感じている。では彼らが何をやっているかといえば、モバゲーなど。そういうものとリンクさせてイメージを変換させていく」



「若年層が時間や心を奪われているものといえば、2ちゃんねるやニコ動。それ以上のものを付加しなければ振り向いてはもらえない」



「ノンユーザーに知ってもらうための仕組みづくりが必要」



「若年層顧客にマーケットリサーチすることが必要。マルハンの千葉北店は無料パチンココーナーがあり、その中にモンハンも入っている」



「無料パチンココーナーが全店に入るようにすることも必要」



今回出て意見ではメーカーのテレビCMを復活させる声がいくつか出た。パチンコをしない人にパチンコの存在を伝えるには有効な手段でもあろう。



京楽からいよいよAKBの台がリリースされる。今や総選挙といえばAKBの代名詞でその模様は生中継で放送され国民の関心も高い。



AKBのパチンコ台のテレビCMが流れれば、パチンコをやったことのない人でも、とりあえずどんな台なのか見にいってみようと足を運ぶ可能性はある。



ニコ動を使って若年層に訴求する最大のチャンスがAKBともいえる。



最近、無料パチンココーナーを常設する動きが出始めている。ホールにはたいてい死に島はあるものでそれをファーストコンタクトにするのもいい。



全日遊連も新しい体制に生まれ変わった。おカネにゆとりがある団塊の世代以上が消える前に、少子高齢化の中で若年層開拓に本腰を上げなければ、業界の縮小に歯止めがかからない。





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