スロットの黎明期から業界を仕切っていた重鎮に会う。
業界に長らく席を置きながら、名前だけは何度も何度も聞いていたのだが、どういうわけか出会うチャンスがなかった。
重鎮は最近病気を患い、会社も退職していた。
話で聞いたイメージでは、押し出しの強い人を想像していたのだが、病み上がりということもあってか、角が取れ丸くなっていた。
スロットの歴史を0号機の時代からリードしてきた。随分儲けた時代もあったようだが、それも今や過去の話。
スロット業界が5号機で低迷する中、最後にもう一花咲かせて、業界を活性化させた、という熱い想いを聞かしてもらった。
できたての企画書を読ませてもらう。外部の人間にその資料を見せるのは初めてだという。
詳細を書くことはできないが、逆転の発想である。
短時間で遊びたい客を再びホールに戻すことを目的とした機械だ。
そのためには営業方法も変える必要がある。でも、それはホールにはメリットがある。
問題は、専用の機械を開発するためにはどうしても多額の資金が必要になってくる。この企画にどこが乗ってくるか。
温故知新。
歴史は繰り返すといわれるが、この企画はまさにそれ。今の店長はそんな時代を知らない。
勘のいい人ならこれだけでもピン、と来ているかも。
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業界の重鎮が考えるスロット活性化計画
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