トミナガ氏は弱小ホールの機種選定としてハネモノ特化作戦を提唱している。
「ハネモノを入れると店がよくなります。ナゼなら潜在客がたくさんいるからです。ナゼ入れないのか不思議なぐらい。ハネモノを入れたら店の雰囲気がよくなって、稼働がアップします。しかも玉粗利は1パチの2倍は取れます」
弱小店舗に推奨する理由の一つに、機械代が挙げられる。
ハネモノはオール中古でいいだけでなく、1~2年は機械が持つから。機械代がほとんどかからない、ということは盲点中の盲点。
では、ナゼ、ハネモノを入れないか、といえば釘調整ができないからだ。命の開け閉めだけでは使えない。
玉の流れを調整するには、天から風車、ハカマ、ストレート、落としに入るまでの調整が必要になる。
その釘調整の指導を含めてトミナガ氏は、顧問先にハネモノを導入してきた。
「釘を開けた分開いて、閉めた分だけ閉まる。イベントをする上でこんな使いやすい機械はどこにもない。デジタルは閉めてもいうことをきかない」
ハネモノの効用はこれだけではない。
ハネモノをするために、わざわざ車で1時間もかけて来る客はいない。ということはハネモノ対象客は、歩きか自転車の地元客である。
つまり、一度定着すると逃げない、動かない客になるということである。
ハネモノ40台で3万稼働を維持しているホールもある。
その秘訣は「盆と正月だけは命を開けたままにする。風車を使って開け閉めする。ハネモノには妙味がある」
競合店にない独自性で、ハネモノで独占状態を確保することができる。
ハネモノはスリープユーザーでもあるので、アピールするための宣伝には細心の注意が必要となってくる。
釘調整にしても辛すぎたり、泣きと羽のアンバランスは致命的となるので要注意。
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トミナガ氏の講演その②ハネモノ特化作戦
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