パチンコ日報

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手書きのLEDサインボードはホール向き?

デジタルサイネージが主流になりつつあるパチンコ業界で、この手書きのLEDボードの需要はどれぐらいあるのだろうか?



どちらかというと飲食店が店頭に出す、日替わりメニュー用のボードとしては重宝しそうだが。



ポイントは5万円台、という値段。



未だに照明を落としているスロットコーナーの活性化には、手書き文字が7色に光るので、目立つといえば目立つ。



経費はかけたくないが活性化したいスロットコーナーには使えそう。



それと、デジタルサイネージを買う金はないが、大判ポスターの経費を抑えたいホールにはいいかも。



で、ホール現場としては必要か不必要か、さあどっち。





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ネックはゆうちょ銀行だった

関東と関西では温度差があるものだが、その一つに店内ATMがある。



フィールドテストでは関東が先行して、関西が追従した。



先行した関東では1月から運用が中止されている。



理由はトラストネットワークス社が提携契約をした金融機関を通じて、全国の銀行、金融機関を結ぶネットワーク網の中に、ゆうちょ銀行があることが問題視されたため。



そもそもパチンコ店内のATMに対して「のめりこみ防止キャンペーン」を張った赤旗の論調はこうだ。



「ゆうちょ銀行は、いまも全額政府出資で、郵便貯金時代からの歴史によって国民的な信頼があります。その特別の社会的責任からみても、ただちにパチンコ店内ATMとの接続を切断し、同行の預金者を守る責任を果たすべきです。銀行の公共性、公益性にてらせば、風俗営業適正化法の規制下にあるパチンコホールでのATMサービスの提供は、許されません。それを「可能」と判断した銀行は、倫理観欠如の指摘を免れません。法的ルールの整備を含め、社会的な対応を急ぐ必要があります」



東京が運用を中止しているのなら、関西はどうなのかと思ったら、今でもちゃんと動いている。



「ゆうちょ銀行は便利ですよ。正月三が日は一般の銀行が取引中止でも、ゆうちょ銀行は引き出せましたし、営業時間も他行に比べたら遅くまでやっていますから。ま、運用できなくなったら、お客さんは近くのコンビニへ引き引き出しに行くだけなんですがね」



銀行はバブル期は裏では悪いことをやり続けてきた経緯があるので、倫理観を求めらるとすぐヘナヘナになる。



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お客様に好評シリーズ②・・・とげぬき地蔵名物「塩大福」

東京・山手線の巣鴨駅から徒歩4分(老人なら10分)の所に、「お年寄りの原宿」がある。



その名は「とげぬき地蔵」である。



東京のキー局が高齢者にインタビューする時は、必ずと言っていいほど、この街で撮影するので、全国的に知名度も高い。



去年の夏、東北のあるホールからこんな相談を受けた。



「元店長さん、お客様が喜びそうな物を限定景品で出したいけど、何か良いものがある?」



「対象にするお客様層は?」



「女性とお年寄り」



「それならありますよ。塩大福!」と間髪をいれずに答えた。



第一弾として提供したのは、敬老の日だった。



イベントの前日、私が購入して翌日着の宅急便で送った。



それが好評で、「次はいつ入るの?」とお年寄りから問い合わせが相次いだそうだ。



とげぬき地蔵には旨い塩大福の店がある。



ここの塩大福は、朝日新聞でも紙面の半分以上を割いて紹介されたこともある。



とげぬき地蔵には塩大福を販売している店は何軒かあるが、私の一番のお気に入りは写真の店である。



土日や縁日は長い行列ができるほどの人気ぶり。



1個120円。バラ売りも可能だ。

東北のホールから再び塩大福のリクエストが来て、3月5日に購入してすぐに発送した。



今回は100個。



翌日6日の昼過ぎには塩大福がカウンターに並んだ。



予め塩大福の入荷予定をアナウンスしていたので、当日は塩大福目当てのお年寄りが到着を待ちながら遊技するほどの人気ぶりだった。



交換玉数は、手数料なし。現地と同じ価格に設定した。お客様へのサービスである。



とげぬき地蔵には、地方から観光バスなどで訪れる人が多い。



土日や縁日は、原宿以上に混雑する。



このホールのお客様の中にも、とげぬき地蔵へ行ってことがあり、この塩大福を懐かしむ人がいるそうだ。



これ以上語らなくても、お客様とホールの良好な関係が目に浮かんでくるだろう。



この話が、ホール運営のヒントになれば幸いである。







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消費者金融とスロット業界の共通点・本編

ある会合で1時間ほど話すことになった。



その時「グレーゾーン金利撤廃で市場縮小の消費者金融とスロット業界の共通点」について少し触れた。



消費者金融市場が改正貸金業法の影響で急速に縮小中である。これについては、前回簡単に書いたし、報道が多くされているので、詳細は割愛する。



ある警察OBから聞いた話を紹介したい。



私事を書いて申し訳ないが、先に次の話をしたい。



以前にも話したように、私は自動車販売の関係から様々な分野の顧客と付き合いがあった。



それで多数の警察関係者とも親交があった。



珍しい所では、中野区の警察学校の書道のN先生(故人)と親交があり、その関係でかつての総監とも付き合いがあった時期がある。



また、母方の実家は500年以上前から同じ場所に居住している旧家。先祖には、徳川幕府に嫁いでいる者がいたりする(お手つきがあったかは不明(笑))。



近代では近衛兵として歴代の天皇陛下に仕えているものも数名いた。



戦後は、地方議員や地方首長なども親戚にいた。



その関係から警察関係に知り合いも多かった。



そんな話を知り合ったばかりの警察関係の顧客にすると、余計親しくして頂けた。



彼らから聞いた話の中には公にできないことも多く、墓場までもっていかなければならないこともある。



しかし、今回は話ができる範囲なので、その一部を書きたい。



ある大物OBが「元店長さん、今回の消費者金融の法改正で、消費者金融業界が縮小しているが、ある意味怖いと思わんか。巨大市場が法律一つで収縮してしまうんだよね。これって元店長さんがいたパチンコ業界に当てはめたら怖いと思わないか」と語り始めた。



消費者金融業界は、グレーゾーン金利問題で、取り過ぎていた金利の払い戻しや上限金利設定で、青色吐息状態にある。



多重債務者救済に重点を置かれているのか、多重債務者をなくすために法律が動いている。



しかし、消費者金融には、多重債務者ばかりではなく「優良利用者」も多く存在する。



例えば、建築業者は工事を請け負う時、材料調達は現金決済の場合が多い。



小さな工務店が1000万円の仕事を請け負い、必要な材料が500万円の場合、その現金を調達しなければ、仕事を受けることはできない。



銀行から資金調達できない時は、必然的に消費者金融から資金を借りるケースはよくあることだ。



極端な話し、500万円を年利120%=闇金融で借りることも珍しくない。



それを1カ月で返済すれば金利は50万円。それで1000万円の仕事が取れれば安いものである。



消費者金融や闇金融は、ニーズがあるから市場がある。もちろん、法律違反業者はなくすべきだ。



ただ今回の法改正で、カバーできない需要が出てくるのは必然。



もっと分かりやすく書けば、闇金がもっと地下に潜む。



法改正には表と裏の効果があると言うことだ。



3月10日の予告編にも書いたが、警察OBは消費者金融市場縮小とスロット市場縮小がよく似ていると指摘する。



OBはスロット業界の規制緩和=6号機への働きかけをしているが、現時点では規制緩和は「100%無理」と予測している。



理由として、4号機のST機やART機の件で、当局からは完全に信用が無くなっていることを挙げる。



これは業界人なら誰でも分かっていること。



5号機の規制を喰らうまで、やりたい放題にやってきた。5万枚も出てしまう機械まで出してきた。



過去の業界の姿勢を考えれば、今、規制緩和したら当局としてはこの先どうなるのか心配になるだけ。



スロット業界もこんなことは、分かりきっている。



OBの話はさらに突っ込んだ内容になってきた。



カジノが合法化されたら、スロット本体のセキュリティー強化を認可条件に出される可能性が高い、という。



OBの個人的見解では、規制緩和の要求よりも先にやらねばならないことが沢山あり、その例としてセキュリティー強化が必要だという。



当局にとって、今の規制を緩和しなければならない理由はゼロだともいう。



現状の規制がかけられている最大の理由は、過去の業界の行いから来るものと考える当局関係者は多いようだ。



これらのことを考えれば、消費者金融とスロット業界は似ている面がある。



消費者金融業界は「グレー金利問題」や「多重債務者問題」「取り立て問題」などの問題点を把握していながら、先送りにしてきた。



表面上はそれらの問題に取り組む姿勢を見せていながら、実行力のある対策を示すことはなかった。



その結果、規制が強化された。



しかもグレーゾーンの金利まで、過去にさかのぼって返還しなくてはならなくなった。



消費者金融業界の一部には、過去の契約分の金利まで返還することは、考えてもいなかった人もいる。



OBの指摘は次の通りだ。



「消費者金融の様に、巨大市場でさえ、国民を守ると言う名目で規制された。パチンコ業界がいくら巨大な産業でも、国民を守る名目ができたら、規制は入る」



「スロット業界は、規制される前に、自己規制の場を明示しなかった」



「脱法とも取れる遊技機を出してきた。だから信頼されるには今の姿勢では無理」



「パチンコの換金問題だって、数十年もそのまんま。これと同じことがスロットの規制緩和にも言えるかも知れない」



もしも、そのOBが現職の担当官だったとしたら、こんな結論を下す、という。



「規制緩和はしない。現状が国民にとってはベター。昔(4号機)、アレだけ射幸性の高い遊技台を出したことが異常だった。もし規制緩和して、その判断が間違いだったと数年後に判断された時、規制緩和を許可した自分の評価が下がる」



どの業界でも、行き過ぎたら、法律で規制される。

その前に自主規制が必要不可欠だと言うこと。



事情は多少違うが、18歳未満のホール入場規制の厳格化は、遊技客とホールが徹底的に責任を果たさないでいたことが原因だという。



スロット業界が真剣に規制緩和を望むなら、今のアプローチ方法では、換金合法化と同じ歴史を歩むだけ。



本当に規制緩和を望むなら、それ相応の対策が必要だということ。







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新シリーズ元店長の主張・・・その③「お客様に惚れさせろ」これが一番安いコスト方法だ。

「でんかのヤマグチ」は、前回も書いたようにテレビや新聞で取り上げられる程のノウハウがある。



しかし、そのノウハウの根底には、長い時間をかけてお客様と店舗との間に信頼関係や温もりを構築してきた事実がある。



それと同じことが、自動車のセールスマンにも言える。



私は国産と輸入車の新車を約650台販売した。



この時、お客様の購買行動パターンを知った。



①製品である「自動車」の性能やスタイルに惚れて購入するお客様



②営業マンに惚れて購入するお客様



③価格や値引きで買うお客様



この3パターンの違いは、お客様との付き合いの期間や信頼関係によるものが大きい。



私はこの3つ全てを経験してきた。



前回紹介した「でんかのヤマグチ」は、②の手法と同じパターン。



車のセールスマン時代、私に惚れ込んで購入するお客様の姿を見て、感激するのは当たり前だが、そのお客様の消費行動はもっと驚いた。



月間ノルマが10台だった時、月末までにあと2台足りない場合、営業マンは朝6時から深夜0時まで営業で走りまわる。



その時に回るお客様先は、自分と信頼関係が厚いお客様だ。



その時、こんな話があった。



ノルマ達成まであと1台の時、信頼されているお客様に、代替えのお願いに行った。



お客様は購入する車種とグレード、色だけを決めると、値引き交渉は一切しない。



「後は全部任せたよ」と告げるだけなのです。



こんなお客様が何人もいた。これは私だけではない。他の優秀セールスマンにも同じ事がいえる。



これが車のセールスマンの品質保証の成果でもある。



劇団四季の品質保証

マルハンの品質保証

そしてホールの品質保証



この品質保証の話は後につづく。



車購入者の中には、値引きで購入を決めるお客様も多くいる。



Ⅰ)A車とB車が違うメーカーの車で、価格は300万円、排気量や大きさも同じ場合、値引き金額が大きい方から購入すると言うお客様も多い。



=これは出玉だけでホール選びをする遊技者客に似ていると思う。

この場合の一例を挙げるなら、イベントを渡りあるく遊技客、セミプロなど。



Ⅱ)その反面、自動車営業マンに惚れ込んで購入する人は、=店内環境でホール選びをする人に似ている。この場合は【上等な常連客】と言える。



Ⅰ)とⅡ)を比べた場合、利益率は明らかにⅡ)の方が高いことは、子どもでも分かる。



繁盛店に多いケースはこのⅡ)の割合が多い。

また、弱小店で営業が成り立つ場合も、Ⅱ)のお客様の存在が大きい。



このⅡ)の法則を巧みに操る、パチンココンサルを何人か知っている。



今回はこの人の話をしてみたい。



弱小パチンコ店舗再生専門相談室のトミナガ氏である。



トミナガ氏は、この不況で弱小ホールからの要請が多くて、サイトの更新が滞っているが、このサイトの昔のエントリーを読めば、その実力の一端が理解できるだろう。



私は一時期、見聞を拡げるために、トミナガ氏と行動を共にした。



弱小店を次々に再生させる手法は、金を使わない方策に重点を置くことがポイント。次にホールスタッフの意識改革を行い、お客様から信頼される店舗作りを目指すやり方で、徐々にお客様を増やしていく。



出玉だけで稼働を維持できるホールもあれば、出玉だけでは維持できないホールがある事は、業界人の中では常識だ。



実際、トミナガ氏は、お客様がホールに惚れる手法でドンドン弱小店舗を再生させて行くのだ。



やり方は一つではなくて、無限にあるのがホール運営。

これは「でんかのヤマグチ」の手法と全く同じである。

ある意味、ホール再生の「でんかのヤマグチ」は、トミナガ氏かも知れない。



つづく



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