パチンコ日報

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予告 フジテレビ土曜プレミアムにホールスタッフが出演

フジテレビ系列で20日に放送される土曜プレミアム特別企画 「地下鉄サリン事件 15年目の真相 ~あの日、霞ヶ関で何が起こったのか~」に、東京のホールに勤務するスタッフが出演するので紹介をしたい。



このホール企業は、実に社員にやさしい会社だと常々感じていた。

複数店舗を経営していて、食品製造や飲食業やスーパーも経営する多角経営企業だ。



この店舗には過去に、何人もの俳優の卵が在籍している。その全員が真面目にホールで働き、自分の夢に向かい頑張っている。



今回このドラマに出演する彼は、過去何回もテレビに出演している。金スマの再現ドラマでも、台詞がある役どころをもらっている。



今回は実行犯役が4名出演するらしいのだが、その一人が彼だ。(このブログで紹介する事は、彼から了承を得ている)



彼は現場では信頼も厚く、いつも笑顔のスタッフで、お客様からも愛されている。サラリーマンの経験もあり、常識は非常にあり、話していても実に快適な男だ。



生活の糧をホール勤務から得て、自分の夢を追う姿は見ていても気持ちが良い。



彼の話もいつかここで紹介したい。



ホールで勤務している人の中に、夢の実現に向けて頑張っているスタッフが多い事も紹介したくて、このエントリーを書いた。



ホールで働くスタッフの中には、音楽の道を目指す若者も多く、エフエム局でレギュラーをもつ者もいる。



そんな物語もいつか紹介したい。







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新シリーズ元店長の主張・・・その②「弱小の生きる道を探り、そこから大手の戦略に備えるには」

本題へ入る前に。



コメントで私の経歴を尋ねられた人がいた。P-NEWSにリンクを張られるようになって読むようになった人たちは、管理人の営業1号さんや私の事をご存知ではないようだ。



最近の読者のために改めて説明すると業界誌「プレイグラフ営業部ブログ」が前身で、その後「パチンコ業界ウォッチャーブログ」とタイトルを変え、プレイグラフ時代は、営業1号さんが土日を除き、毎日更新していた。



プレイグラフ社を離れて、パチンコ日報にタイトルを変えてからは、毎日更新さすると共に、クライアントに縛られない自由闊達な業界ブログとして、皆様に支えられながら運営している。



そうした経緯からこのブログの読者は、業界人の密度が濃く、経営サイドの皆様にも親しんで頂いている。



私(元店長)は、旧ブログ時代の寄稿がきっかけで、プレイグラフ誌に連載することになり、今日を迎えている。



記事には、私の顔写真と本名や経歴が掲載されていた。ご存知の読者もいるが、コメントのリクエストに応えて簡単に自己紹介を。



国内自動車メーカー直営の自動車ディーラーであり世界トップ級規模のメガディーラーで営業職。



欧州自動車メーカー日本法人で営業職及び教育担当職。



国内合繊メーカー(東証1部上場)の国内拠点で特殊繊維や工業用ミシン糸などの営業開発職。



その後、ホール企業へ入社。

当時では大手10社以内のランクの準大手チェーンに勤務。

入社11カ月で店長職。



現在はコーチ等。



一部に誤解があるようだが、私はパチンコホールコンサル業ではない。また、パチンコ関係からの収入もほとんどない。その関係もあって自由に寄稿ができるフリーハンドな状態。



以前はホール企業で、教育や講演を活発にしていたが、現在は仕事はコーチ等に重点を置いている。



しかし、この不景気なので、なかなか苦労も絶えない(笑)



以上の経歴から、自動車業界や繊維業界では、厳しいコスト管理や生産管理を学ぶと共に、営業職では、販売手法を学んだ。



国産車販売の際には、大きな試練もあった。この件については、後でこのシリーズで語る。



欧州自動車メーカーへ転職後は、営業ですぐに成績を上げた。1年目で国内ランキング6位以内をキープ。最低値引率は国内1位だった。



この営業職時代に、大手企業から中小企業の経営者、医師、弁護士、芸能人などの顧客を獲得。



ホール企業では、既存店をふりだしに新規開店の店長を経験。

10店舗以上の競合店がひしめく地域で、下位店舗だった自店を半年で、土日に関しては地域1番店に引き上げた。



その後、半年間新台入替を1台も導入せずに成績をキープ。当時、恐らく日本で初めて、ホールで機械台のイベントを実施。毎日、翌日のお勧め台=イベント情報を出入口に貼り出した。



その結果、開店前に並ぶお客様が0名から50名に伸び、土日は80~100名以上に達した。



(自慢話に聞こえたら申し訳ありません)



この話もシリーズで書きたいと思う。



この経歴から、管理職としての理想と現実を知っている。その経験から得た話も書きたいとも思っている。



経歴紹介が長くなったが、さて本題。



東京都町田市に「でんかのヤマグチ」と言う家電販売店がある。

このサイトを見て勉強になることがある。



経営理念のページにそれが現れている。



この会社は新聞に紹介されたり、テレビ東京「田勢康弘の週刊ニュース」でも取り上げられた。



この地区の液晶テレビ37インチ=TH-L37R1の地域価格はこれ。

価格はポイント値引きを含む。



コジマ・・・12万7800円



ヤマダ・・・11万6280円



ヨドバシ・・11万6000円



ヤマグチ・・26万8000円



なんと価格は倍以上の差がある。



しかしヤマグチは売れている。

どうして売れているのか?



この地域の高齢者は、ヤマグチでしか買わない人が多いのだ。

これが本当の地域密着の成果である。



お客様の声でこんな声がある。



「電球1個から配達してくれて、何でもやってくれるからトータルしたら高くはない」と話す。



量販店ではそうはいかないサービスがそこにあることが伺える。



人の価値観。



これを学ぶ機会をこのヤマグチは教えてくれる。



パチンコ業界人は、業界の固定観念にとらわれ過ぎていないだろうか?



では、価値観の違いとは何か?



旧ブログ時代に、栃木県の弱小ホールの話をした。

200台規模の小さな店舗で、開店時間にお客様が2人いれば良い方。割数も都会では考えられない。



しかし、それでも営業は成り立っているのだ。



繁盛パチンコホールと弱小パチンコホールの戦略の違いと、このヤマグチの戦略は似ている。



繁盛ホールしか経験のない店長が、稼働が1万2000発未満の弱小ホールへ転職した時に、成績を上げられないケースがよくある。



今は様々な情報をオーナーが得られるので、こんな悲劇は少ないが、昔はオーナーの思い込み「大手チェーンの店長は様々な秘策を持っている」からと、大手チェーンから店長を引き抜いたりした。



業界人の皆様にこんな事を書くと釈迦に説法だが、書かせて欲しい。



繁盛店では一律調整で稼働が保てるが、弱小店ではそんな事をしたら稼働は上がらない。



これって業界の常識でもあるだろう。



しかし、それでも弱小店で一律調整をする元繁盛店店長もまだいる。



稼働が1万発の店舗を繁盛店にさせるには、端的に言えばスタート調整より大当たり調整=出玉調整が重要になる。



つまり弱小が「大手=パチンコチェーン企業や家電量販店」の戦略に対抗するには、「導線シリーズ」で書いた様に、お客様を導く戦略が重要になる。



ホール責任者である役職クラスは、どうやってあの店は稼働を上げたのか? どうやって復活したのか? そんな法則=戦略が一番知りたいと思うだろう。



具体的にそれを上げる前に、「基本的な思考」の改善をしなければならない。



今まで200本以上寄稿して思うのが、最近は少なくなったので安心しているけれども、パチンコ業界以外の話や戦略を話題に出すと「パチンコ業界には関係ない」「パチンコ業界に合わない」等のご意見が多く寄せられたこと。



最近は皆様の思考回路も変化してきたのか、昔の様な意見はほとんどなくなった。



それを踏まえて、このシリーズの中で、異業種とホールを比べてみたいと思う。



今回取り上げた「でんかのヤマグチ」は、お客様に肌理細やかな対応をして大手量販店に対抗して成功している。



これと同じ戦略のホールには、割数が低くても通って頂けるお客様が何人もいる。



その理由で一番に挙げられるのは何でしょうか?



つづく



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