有効求人倍率0.46倍時代、完全に買い手市場だ。
ちなみに有効求人倍率とは求人者1人に対して、何件の求人があるか、ということだが、0.46倍がいかに仕事がないかが分かる。
ホールが直で求人してもまったく人が集まらなかったというのも、今や昔話。
タウンワークの一番小さい枠(1万8000円)で求人をかけても、今は1週間で100人の応募がある、という。
応募があるのはいいが、これが煩雑な電話対応に時間を取られる。
「タウンワーク、見たんスが」
この言葉遣いで、「はい、さようなら」
声が小さい人もダメ。
こうして電話だけでもかなりの人がふるいから落とされる。ホールのバイト募集で2次面接に行けるのは数人しかいないのが現状のようだ。
応募はいくらあっても使える人材はそうそういない。
そういう状況でA君の第一印象は非常に好感が持てた。
バイトの面接といえば私服で来る人が大半だがA君はスーツ姿でやってきた。
ハキハキした大きな声で、笑顔も素晴らし23歳の若者だった。
即決だった。
ホールでのバイト経験もあり、申し分のない働きぶりだった。
1カ月を過ぎたころ、音信不通で無断欠勤が続いた。
包帯姿でホールにやってきたのは、無断欠勤から3日目だった。
バイクで事故をして、ケータイも壊れたので、連絡できなかった、という。
痛々しい姿で2~3日働いていたが、再び音信不通となった。
ケータイが壊れても店に連絡する方法はあるはずなのに、無断欠勤が社会人として一番やってはいけないこと。
A君がこのブログを読んでいるとは思えないが、なぜ、連絡しないのかA君の気持ちを知りたい。
人気ブログランキング
無断欠勤のなぞ
同じテーマの記事
- パチンコ業界の未来を切り開く「対戦型」という進化03月14日
- スロプロくんの記憶とAIが導く未来の店選び03月14日
- インバウンド公害のスーツケーストラブルに見る新たな商機の可能性03月14日