パチンコ日報

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30年後のパチンコ業界の姿…その⑥「人から人へのサービスの本当の意味」

旧ブログ時代に書いたことなので、覚えている人もいると思うが、私は2000年前後は金回りがよかったので、年がら年中ラスベガス(LV)へ行っていた。今はその面影もない(笑)。



LVで最初にカジノを経験したホテルはトロピカーナ。その後はできたてのホテルから老舗ホテルまで一通り試してみた。



最終的に辿り着いたのが老舗の「フラミンゴ・ヒルトン」だった。そう、バグジーで有名なLVを象徴するホテルである。



ここの雰囲気は私を虜にした。



本物のフラミンゴが飼われ、プールやスパが充実していて、いろいろと特徴があるのだが、一番気に入ったのがスタッフの良さである。



実にフレンドリーだった。それでいてシッカリした接客。



私の面倒を見てくれたのは、顧客管理課(カジノホスト)のキャサリンと責任者のアンディーの2人だった。



キャサリンは主に滞在中の手配を行い、アンディーは滞在中の世話以外に、帰国後の営業もしていた。



フラミンゴ・ヒルトンの隣に新設された「パリス」がオープンする前に、キャサリンからパリスの宿泊招待状が届いた。



封筒にはグランドオープンの案内と招待状が同封されていた。

両ホテルの経営には、つながりがあった。



そのすぐ後、今度は巨大噴水ショーやゴンドラで有名な「ベネチアン」から招待状が届いた。



アンディーが引き抜かれ、フラミンゴからベネチアンに転職したからだ。



カジノホストから認められると、向こうからの営業も積極的になる。



滞在中のホテルの宿泊費や飲食費はもちろん、スパから観劇、さらには往復の飛行機代も無料になる。



ボクシングの世界タイトルマッチのチケットまでプレゼントしてくる。



お客をとてもいい気分にさせてくれる。



この時、気がついた。



私はカジノホテルに付いているのではなくて、カジノホスト個人に付いている、ということを。



フラミンゴ・ヒルトンが好きだった私は、自分でも気づかないうちにアンディーに付いていたのだ。



フラミンゴの担当者も非の打ち所がないが、それ以上にアンディーの営業戦略に負けていた。



この時に、パチンコにも同じことがいえる、と確信した。



パチンコの換金が合法化され、営業方法=ホール運営が自由化された暁には、ホールの姿が今と比べものにならないぐらい、劇的にサービス産業へ転換すると言うことだ。



現状ではまだまだサービス産業とはいえない。



詳細は、諸事情からここでは公表できないが、上記の内容に大きなヒントがあるので考えればすぐ分かるはず。



サービスにおける最終的攻撃兵器は「人」だ。



そんなこと「分かりきっている」という人もいるが、その分かり切っていることが出来ていないホールが多いのも事実。



LVのカジノは、頻繁に新台入替はしない。



一見の観光客が多いのも事実だが、LVのユーザーの4割が地元住民だとの調査報告もある。



この意味が分かるだろうか?



お客様へのサービス一つ取っても、現在は所轄単位で規制の内容が違う。



カジノ法案が通り、換金問題が合法化され、パチンコ関係の法整備が整うと本当のサービス合戦が始まることだろう。



そこにも新たなビジネスが生まれる。

間違いなく始まるサービスがあるのだが、全国のホールがそれに気づいていない。



あの大手ホールでさえも手付かず。



そのサービスは今あってもいいのだが…。



それをここで書いていいものか、と思案中である。



つづく



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