「ゴト師によってはホールは手を出さないものと高をくくっている。『やれるものならやってみろ』と挑発してくる。『じゃ、いいよ』。おとなしく捕まれば警察で書類送検で済んだのに」
そのホールは高稼働ながらゴト師の巣窟でもあった。
「バカな子には痛い目に合わさなければいけない」とばかりにゴト師には体当たりで排除した。
プロゴルファー猿がゴト師にやられていることをモニターカメラで確認した。ゴト師グループは壁役などを含めて4人だった。
普通のホールなら気づいていることを無言で相手に知らせて、退場を願うのだが、実力行使をモットーとした。
すぐさま、シミュレーションを組んだ。全出入り口を塞いで、全員を確保する。そのためには、まず親玉の首根っこを三節棍で一撃。壁役にはスタンガンで電気ショックを与える。
Vシネマの世界が現実のホールの中で展開される。
時には景品倉庫で差しで勝負した。
懲役帰りの殺人犯とボクサーの時は返り討ちにあったこともある。
「おかしい履歴の台はモニターで確認して1人ずつ排除していった。何グループもいたので、いざ、全員を排除すると稼働は落ちたが、いいお客さんを集めれば繁盛する」
ここで心配するのはゴト師から傷害罪で訴えられることだが、話し合いをきっちりつけて帰すので逆恨みされることはないようだ。
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実録・ゴト師排除
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