流通業界では“中飛ばし”が当たり前になっている。問屋などの中間業者が省かれている。
先日、テレビ東京の「カンブリア宮殿」で鎌倉シャツの特集を組んでいた。
良質のシャツを価格以上の価値で提供するこの会社は、生地を問屋を通さないで中国から直接仕入れている。
中国ながら、生地の品質は世界トップレベル。エンドユーザーへ価格以上に価値のあるシャツを提供をするためには、直接仕入れがベストだ。
方向性は若干違うが、将来、換金合法化になった場合、三店方式が二店方式となり、問屋が外される青写真も描かれている。
両替所を一気に省く事は、各方面に大きな影響を与える可能性がある。そこで、換金問題をクリアする過程では、三店方式を二店方式にしていく段階的措置が取られる可能性が高い。
最終的には、ホール内換金を着地点にした人もいる。
ホールはこの20年間、接客などの環境改善に努めてきた。
30年前のホールでは、従業員がガムを噛んだり、くわえタバコで表回りする光景は当たり前。台のガラスも「バチャーん!!」と音を立てて閉める。
今ではそんな風景は見かけられない。
機械も大きく進化したが、ただ変わらないのが景品の流通だ。
換金問題がクリアした後に動き出すプロジェクトは、業界の流通を大きく変えることになる。
それだけではない。
デベロッパーが描く30年後は、巨大ショッピングモールの中核にパチンコ店を据える構想もある。
パチンコ不況といわれながらも、パチンコ店の集客力は魅力がある。デベが直接ホール運営に乗り出すことだってありうる。
大手ホールチェーンが資本参加する可能性も高い。
パチンコの換金問題が合法となれば、大きな市場が動き出す。
次回はカード会社描く30年後のパチンコ業界について話を進めて行く。
つづく
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30年後のパチンコ業界の姿…その③パ換金合法化後に、新しい市場が生まれる
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