パチンコ日報

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メーカー開発担当者へ贈る言葉・・・その⑦ 年配常連客の声

パチンコメーカーから見る「ヒット作」と、ホールでの稼働の「ヒット作」には乖離があるのは、パチンコファン不在の開発があるから、というのが持論だ。



CR石原裕次郎を例に話をしたい。



先日の寄稿で私の周りには、30年来の付き合いがある常連仲間が多数いると書いた。



彼らから「CR石原裕次郎」の評価を聞いた時、これは稼働が続かないと分かった。



彼らがイの一番に指摘したのは「平常時に打っている時、気分を萎えさせる演出がある」という。



それは…



例えばBGMで「銀座の恋の物語」(略して銀恋)が流れている時、お客様は心の中でBGMを伴奏に銀恋を口ずさんでいるのだ。



あの、まったりとしたBGMを気分良く心で奏でている時、液晶画面右上に音符♪マークが頻繁に出てきて「ポポポポ、ポポポポン♪」と銀恋のメロディーを「遮る」音がする。



これが繰り返されると、打ち手の心のリズムが狂ってくる。



それでいて、この音の演出は、深い発展にはつながらない。



これを一言で表すと「気持ち悪い」。



「心の中で歌っているのに、それを邪魔されてムカツク」とも。



左様に昭和の名曲をBGMに合わせて心の中で歌っている年配者は多いのだ。





それを邪魔するような音をかぶせる、ということは開発者は、銀恋のメロディーの良さが分からない人ばかりだったのだろう。



小生の十八番に銀恋がある。

商談を壊したい時には、元店長の銀恋が一番(音痴だということ)。



小生も、常連仲間の意見に賛成だ。



「CR石原裕次郎」が導入され、年配のお客様を多く見かけたが、それは最初だけで、どんどん空き台が目立った。



マイホールの常連仲間も1週間で見向きもしなくなった。



また、液晶演出で実写の裕次郎がなかなか出て来ないことも不満だった。



パチンコのリーチ演出は、発展して来て、激アツリーチになると実写になる傾向が多い。



「CR石原裕次郎」のような機械の場合は、昔を懐かしむ年配客を獲得するには、極論だが、全リーチ演出を実写にする位の決断が必要かも知れない。



「アニメの裕次郎は裕次郎ではない」と言い切る70代の常連仲間も。



裕次郎を知る世代は、映画が最高の娯楽だった時代を謳歌している。



やっぱりパチンコの中で、裕次郎の実写が多く見られないことはツマラナイだろう。



まだある。



あのアニメの猫だ。



あれは年配者から見れば、目障り以外の何ものでもない。常に出てくるあの猫は、「裕次郎ワールドを壊す」とまで断言する意見が多数あった。



色々ダメだしする常連仲間だが「実写のドラムシーンは最高」と絶賛する。



遊技時間の大半は通常時なのだから、通常時のBGMは、遮へいしない様にして欲しいと思う。



次に、ジャグラー関係の話をしてみたい。



実は小生は、初代ジャグラーからの大ファンである。



正確にはジャグラーの前身?の「サーカス」の時からのファンだ。



あの完全告知ランプに惹かれるのだ。



残念なことにあの頃は、確定告知ランプを切っていたホールが目立った。



ジャグラーのあのランプに惚れたファンは本当に多い。



GOGOジャグラーの頃は、豆電球がかすかに透けて見えた。あれがまた良かった。



ジャグラーVの頃の告知ランプの文字「GOGO」は黄色。



これを長期間放置していると中側が汚れて、鈍い黄色になる。



これを改善しただけで稼働が上がったことがある。



つづく



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