ベスト5はラーメン、寿司、カレーライス、餃子、焼き肉で日本人も大好きなものが順当にランクインした。




変ったところではきんぴらごぼう、わさび巻き、ホッケの開き、漬物、枝豆、コンビニおにぎりなどもあるが、ランキングメニューを見ると、立ち食いソバや居酒屋へも行っていることが分かる。
だしの文化を基調とした日本食の美味しさが外国人に認められることは、日本人として嬉しいものである。
店によっては客の半数以上が外国人というケースも少なくない。外国人が店での体験をYouTubeでアップしたものを見た外国人がその店を訪れ、SNSで拡散して、ますます外国人が押し寄せる。インバウンドの恩恵を受けまくって店はウハウハである。
訪日外国人観光客の楽しみの一つは、日本食を堪能することにもなっているわけだが、夕食後のナイトタイムエコノミーがインバウンド集客のカギとなっている。
夕食が終わるのが8時、9時ぐらいとして、ホテルへ帰って寝るまでのナイトタイムをどう遊んでもらうかが課題となっている。
ナイトタイムと言えば、ナイトクラブやバーなどがその対象となるが、せっかく日本に来た以上は日本独自の遊びでもあるパチンコでナイトタイムを消費してもらわなければいけないのだが、インバウンドからは蚊帳の外にある。
日本食が称賛されているように、パチンコも外国人観光客に見直されたものだが、蚊帳の外にあるのは、業界人が打たなくなったパチンコを勧められない、という理由がある。
外国人にパチンコを紹介する場合、遊技と言って理解してもらえないだろう。やはりミニギャンブルと説明する方が手っ取り早い。
ミニギャンブルなので18歳未満は入場できないが、これこそがナイトタイムエコノミーの証でもある。
パチンコは期待値を売る商売で、その還元率は平均で約85%前後。競馬の75%、サッカーくじの49.6%、宝くじの45.7%よりも高い。
公営ギャンブルよりも還元率の高さがウリだったパチンコが、店の事情でどんどん還元率が悪くなっている。体感的には50%以下の店も少なくない。これが遊技人口が減り続ける最大の原因である。
いずれ、そういう店は淘汰される。
インバウンド集客するには還元率90%以上の店に限る、などの制約がなければ、二度とパチンコなど打ってもらえなくなる。インバウンドの恩恵を受けている飲食業界をただ指をくわえて見ているだけでいいのか!
もっとも、還元率90%以上なら日本人客だって集まる。

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