全国的に4円の稼働が下がる中でこのホールが4円を上手に運営できているのは、やはり交換率だった。36玉交換が稼働につながっているともいえる。回せるから4円でもお客さんは付く。この36玉が効いている。脱等価で28玉にしたところで等価とは大した違いも出せない。
お客さんが体感して回ると感じるのは36玉~40玉交換である。
設定付きパチンコのユーザー側からの酷評については日報でも触れてきた。ホールは設定は1しか使わず、釘でさらに閉める調整方法では、お客さんも見限るというもの。そうせざるを得ないのは、等価・高価営業が主流だからだ。
「ホールさんには等価交換を止めて欲しい。等価仕様では面白い機械は作れない。キツイ機械ばかりになってしまう」(大手メーカー関係者)とメーカー側からも等価営業をやめて欲しい、という意見もある。
酷評続きの設定付きパチンコを上手に運用するにはどうすればいいのか?
「まず、交換率を36~40玉にすることが大前提になります。等価では設定6なんか使えるわけがない。設定6が使えないというのは宝の持ち腐れですよ」(元ホール営業本部長)
あるメーカーの設定確率を見ると設定1が1/319.6に対して設定6は1/257で実に35%も確率が甘くなる。
また別の機種では設定1~3までは5%ぐらいの差だが、4~6は12%、16%、25%、と大きな差になってくる。
いずれにしても、等価・高価交換営業では4~6も怖くて使えない。
「各メーカーも設定6は突出して甘い。36~40玉交換なら設定6でも千円スタートで20回は回せる。夢の設定6が使えるのは低価交換だから。36玉なら釘は一切触らず、設定の4,5,6だけで利益調整できるようになる。業界の先行きを嘆き悲しむのではなく、36玉交換でオール設定付きでやってみるべきです」(元ホール営業本部長)
36玉交換を否定する必要はない。実際、その交換率で4円の稼働を上げているホールはあるのだから。
物事の考え方として、設定6が使える交換率として導き出されたのが36~40玉である。この交換率がスタンダードになれば釘を弄らず設定だけで利益調整ができるようになる。
その時は無制限営業も止めよう、手数料の取れない貯玉再プレイも止めよう。
これまで日報が主張した40玉では抵抗があったが、36~40玉の幅があれば受け入れやすい。

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