パチンコ日報

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EVの次は半導体の分野を狙う遊技機メーカー

コロナ禍で大きな痛手を被った業種の一つの航空会社がある。人の往来が大きく規制され飛行機を飛ばすことができなかった。この時、ANAが学んだことは、非航空事業の強化で安定的利益を出すことだった。

ANAには3800万人のマイレージ会員がいる。この資源の活用する仕組みこそが、第二の収益を生むことに着目して、1月31日からECモール「ANA Mall」をオープンした。

当初出店するのは、成城石井、ツインバード、ECカレントなど提携企業が運営するショップ18店と、A-style、ANA FINDELISHなどANAグループの直営ショップ5店の23店。食品や家電、衣類、化粧品など各ジャンルの商品約20万点を取り扱う。出店する全ショップでANAのマイルが貯まり、マイルで支払いもできる。

「マイルで生活できる世界」構想を掲げ、貯まったマイルを特典航空券に引き換えるなど、ANAのマイルならではの連携が最大の特徴になる。マイレージ会員を回遊させると共に、新たなマイレージ会員の獲得にもつながる。初年度の取扱高は100億円を目指す。

ANAの危機感が伝わってくるが、パチンコ業界ではホール以上にメーカーが相当危機感を持っている。なにせ、メーカー企業は多数上場しているので、パチンコ業界に特化した1本足では、業績を伸ばすことは既に限界が見えて久しい。上場メーカーとして50年後を見据えた計画が必要になる。50年後のパチンコ業界が生き残っているかどうかは、誰にも予想ができない。

先日も遊技機メーカーが門外漢のEVの分野へ進出を目論んでいることを紹介したが、また1社が壮大な計画を立てているようだ。

現在、将来も伸びる産業と言えば、それは半導体だろう。コロナ禍では世界的な半導体不足からパチンコ業界もその煽りを受け、販売台数計画にも狂いが生じ、スマート系のユニットも半導体や部材不足から思うように供給できていない。

半導体はパソコンやスマホ、家電製品などのデジタル機器に欠かせない部品だ。現在では、クルマにも数多くの半導体が使用されるが、自動運転の要にもなるのが半導体である。EVはそれこそ半導体の塊とも言われており、半導体需要は増す一方だ。

パチンコと違って、半導体の分野は世界が市場になる。半導体のどの周辺分野を狙っているのかは定かではないが、専門の技術者を引き抜き、半導体ベンチャーを立ち上げ、半導体の研究開発から設計を始めることはできそうではある。

これぐらいの計画を立てないとパチンコ一本では株価も上がらないということか?



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