
こんな場所を取る遊技機は、なかなかホールへの導入は難しいが、カプセルコーナーがあるだけでも新規客の開拓に貢献できそうだ。このタイプの遊技機が実現した暁には、椅子も連動して動くようにしてもらいたいものだ。
で、話を戻そう。
筐体巨大化の中で、これ以上縦に伸ばすことはできない、と思われた。それはデータランプが見えないからで、各メーカーもかろうじてデータランプが見えることを前提に大型化が進んでいた。ところが完全にデータランプを隠す機種の登場も相次いでいる。データを見るときは横から覗くことになる。台選びの時に最初に確認するだけ。遊技中は、データランプは見ないということで、振り切った感じだ。
全日遊連がいかに巨大化筐体競争を止めるように要望しようが、メーカーは聞く耳を持たない。何故なら、文句を言っても買うからである。稼働が上がり、売り上げが期待できるなら巨大筐体でもホールは買う方を選択してしまう。その辺はメーカーが一枚上手だ。
筐体の巨大化はついに、一線を越えてデータランプを隠してしまったわけだが、これに危機感を持っているのが、ほかならぬデータランプメーカーだろう。ユーザーからはデータランプが隠されるだけでなく、手が入らずボタンが押せない、という問題まで起きている機種もある
データランプメーカーも見えなくなって行く流れは読んでいて、その対策は考えているようだ。
具体的にはデータランプとスマホをUSBケーブルでつないで、手元で見てもらう発想だ。スマホには専用のアプリをダウンロードする必要はある。遊技機データをネットで公開しているホールやオンラインで見られるサイトもある。スマホで見ることは一般的になっているぐらいだから、特段驚くことでもない。
でも、なんだか本末転倒のような気がしないでもないが、データランプの在り方が問われようとしている。
バラエティーコーナーは巨大筐体が入り乱れて、魑魅魍魎の世界になっているが、海コーナーは非常にすっきりしたコーナーを維持している。